料理用語 よ
養老豆腐<ようろうとうふ>
おろし山芋で寒天をよせる
それを天つきで器に盛り薄旨出汁を張る。
山葵を添えて。
「養老鍋」はうどんの寄せ鍋。
四三の盛り<よんさんのもり>
刺身の盛り方のひとつ。
四切れと三切れを主従にする。
横粽<よこちまき>
牛蒡の葉で巻いた俵形のちまき。
吉野仕立<よしのじたて>
葛仕立ての料理。
葛や片栗を使い餡を張る方法が多い。
吉野は葛の別名で「九助」とも言う。
吉原切り<よしわらぎり>
独活の皮を厚めに剥いて手幅長さに切り
酢水でアク抜きする。
親指と人差し指に絹糸を渡してその独活を切る。
5ミリ角くらいの竹割りでよい。
「葦原切り」とも書く。
これを白煮したのが『吉原うど』
寄せ蕪<よせかぶら>
おろし蕪を裏漉しや簾にのせ水切りする
細切りの椎茸や人参などを混ぜ
卵白と道明寺粉で団子にとり湯煮する。
もしくは微塵切りの蕪を寒天に寄せるか
しんじょ身で固める。
寄せ鯨<よせくじら>
さらしくじらの寒天よせ。
寄せ菜<よせな>
青菜寄せ・青よせとも言う。
ほうれん草や大根の葉を叩き裏漉し、
水に取り火入れ
浮いて来たらすくって水切りする。
木の芽味噌などに使う他、色粉として鮮やか。
四つ椀<よつわん>
懐石の汁椀と飯椀。
呼び塩<よびじお>
強塩の塩蔵品を水で戻す場合に
少量の塩を入れると早く戻る。
これを呼び塩とか誘い塩と言う。
呼び水<よびみず>
水分の少ない野菜を塩漬けにすると
漬け水が上がらず痛みやすい。
そこで塩水を入れて漬ける。
これが漬け物の「呼び水」