料理用語 ね
根芋<ねいも>
「芽いも」のこと。
里芋や八ツ頭の軟化茎を指す。
寝かす<ねかす>
1材料をしばらく置いておく
2料理をしばらく置いておく
葱<ねぎ>
ユリ科ネギ属 中国西部原産 旬は冬
日本では『日本書紀』に『秋葱』として記載がある。
大別して根深ネギと青ネギに分かれる。
●根深ネギ(白ねぎ)
銘柄として深谷、磐田、那須の白美人
千住ねぎ群
一本太、合黒、金長、長悦など
加賀ねぎ群
下仁田ねぎ、岩槻ねぎ、赤ねぎなど
●青ネギ(葉ねぎ)
九条太ネギ群
九条太ねぎなど
九条細ネギ群
九条細ねぎ
(万能ねぎ・鴨頭ねぎ・芽ねぎ等が派生)
例外はあるが白ネギは北・東日本
葉ネギは西・南日本に分かれる。
『わけぎ』はネギとは別種で春先が旬。南日本
『あさつき』はネギの近縁種。北日本
根芹<ねぜり>
芹の根を食用に使う場合の言葉。
葱鮪汁<ねぎまじる>
ねぎまとは葱とマグロの略語。
火を入れたマグロを葱と椀にしたものがねぎま汁。
葱味噌酢<ねぎみそず>
酢味噌に白葱の青い部分を当たって加える。
猫足膳<ねこあしぜん>
猫の足の形に似せて作った足を持つお膳。
根白草<ねじろぐさ>
芹のこと。
捩じり蒟蒻<ねじりこんにゃく>
手綱こんにゃくのこと。
短冊に切ったこんにゃくの中央に縦包丁、
そこに端を潜らせる。
ネクタリン
『油桃』『ずばい桃』とも言う。
甘酸っぱい桃の改良種。離核水蜜。
根も葉も汁<ねもはもじる>
奈良の盆料理。
油で炒ったナス、キュウリ、揚げ豆腐を味噌仕立て。
練り切り<ねりきり>
白あんに微塵粉を加え練り蒸した特殊なあん、
『ねりきりあん』を使った上等な和菓子。
練り粕<ねりかす>
板の酒粕に味醂を振り数ヶ月寝かせる。
練り酒<ねりざけ>
卵白と砂糖を酒に加えとろ火で煮たもの。
練り山椒<ねりざんしょう>
求肥に山椒を加えて練りこんだもの。
練り味噌<ねりみそ>
砂糖、酒か味醂で練り煮した味噌。
柚子を入れればゆず味噌
ごまを入れればごま味噌
木の芽を入れれば木の芽味噌
玉味噌とも言う。
練り物<ねりもの>
調理に練る工程がある料理。
1小豆あん、きんとん、ようかん、葛きり、練り味噌等
2かまぼこ、ちくわ、はんぺん、さつまあげ等
練り卵<ねりたまご>
黄身だけ、あるいは白身を半分だけにし
しゃもじで練りあげ、臭みを抜く。いり卵ではない。
年魚<ねんぎょ>
鮎の呼び方のひとつ。