料理用語 ぬ
縫い串<ぬいぐし>
串の打ち方のひとつ。
イカ等身の縮む材料を針で縫う形で打つ。
糠<ぬか>
普通は米ぬかを指す。
麦、粟、きびなどのぬかもある。
糠味噌床、米油、渋抜き、あく抜き
魚やたくあんのぬか漬けなどに使う。
糠漬け<ぬかづけ>
塩を加えた糠にたくあんや魚類を漬け
重石をしておく。北の地方では「こんか漬け」
糠味噌漬け<ぬかみそづけ>
糠を炒り塩を混ぜ水をさす
野菜を加え乳酸菌の熟成を待つ
熟成した糠床に主に野菜を漬ける。
関西では「どぶ漬け」という。
糠味噌煮<ぬかみそに>
赤身魚をぬか味噌で煮込む。
北九州の郷土料理。
抜き鮎<ぬきあゆ>
産地で内臓を抜いて出荷される鮎。
その内臓はウルカに加工する。
抜き板<ぬきいた>
端ニ方または三方に縁の付いた板。
鮨屋では巻物や握りを並べるのに重宝。
大量の刺身を仮おきしたり俎の代用にも。
元々は焼き魚の金串を抜く板である。
それを略して「抜き板」の名。
白檜製の一枚板だがプラ製など色々。
抜き滓<ぬきかす>
西京漬け、酒粕など各種味噌漬けの
残り味噌で二番かす。
別の用途に再利用する。
抜き型<ぬきがた>
花や葉、幕の内や握りなどの形に
打ち抜くステンレス製の器具。
饅<ぬた>
味噌を利用した膾の一種である。
酢味噌、辛子酢味噌、胡麻味噌等で
魚貝や野菜を和える。
あさりとねぎ、わかめとうど等が代表。
布目包丁<ぬのめぼうちょう>
布の織目のように縦横に
細かく包丁目を入れる包丁技法。
別名「格子目」