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发表于 2005-6-20 21:59:29
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長鋏帰来らんか
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戦国時代の斉の宰相孟嘗君は、食客を好んだので天下の士が集まり、' O1 J. b1 f. _
中には罪のあるもの、逃亡中の者までやって来た。( ]3 z4 N0 M* }+ v' `! f" \
- k7 H2 L, k3 p t, L& [ 或る日、はるばる孟嘗君を訪ねてきた馮驩と言う男があった。草履ば& E% c2 Z4 C+ z B( e% ~$ C6 o: ?" @
き、ボロボロの衣服である。孟嘗君は彼を伝舎という三等宿舎にとどめ5 B2 }- g$ U& R7 k" N
ておいた。が、十日ほどして馮驩はどうしているだろうかと宿舎の舎監1 V1 w* V) X4 _7 M: r; t7 \7 e
に聞いてみると、馮驩は彼の唯一の持ち物である長剣のつかを叩きなが I- d9 A1 P. ]/ P1 x! ^
ら、
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! h) O1 v6 z; L3 {' h" v 帰って行こうか わが長剣よ# [6 P& \/ ^5 r
ここの食事にゃ 魚もない! K- d6 U" R# g0 r: J7 e' ?: P
(長鋏よ 帰来らんか 食に魚なし)8 y H F7 A9 {
) [# G% a9 r2 a; m% z と歌っているということである。これを聞いた孟嘗君は、馮驩を一段- r5 {" _5 L- S1 i/ H: o4 D2 n
格上の幸舎という宿舎にかえてやった。ここの食事には、魚がついてい
6 f' d- u, S. \5 D& H, y& Pた。それで満足したものと思っていると、五日ほどして馮驩はまた長剣
' K( [5 x ?2 Z/ iのつかを叩いて歌っているという。# G$ n' A# Y# M2 M$ I
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帰って行こうか わが長剣よ
" L* P" u. S5 Z- e3 E8 J そとへ出るにも 馬車がない
3 m+ l& G1 t+ F9 R0 D: k3 L (長鋏よ 帰来らんか 出ずるに輿なし)
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: ]; K. B0 m9 |$ ?2 G, h( Y 孟嘗君は最上等の代舎という宿舎へ移してやった。ここは外出するの) E5 q* e* R, k
に佄铯膜い皮い郡韦恰ⅳ丹皮长螭嗓长今T驩氏も満足であろうと思っ
* B8 M; O9 r9 A9 \5 I) ~ていると、さに非ず。五日もたつとまたぞろ馮驩氏は長剣を叩いて、+ t v- A8 i' x7 C$ g1 `
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帰って行こうか わが長剣よ
( b4 r3 l$ y4 [9 d; s; ?/ g 妻子もなけりゃ 家もない) e9 G. ]+ \" Y% R: g/ T
(長鋏よ 帰来らんか 以て家をおさむるなし). I. ^. I0 O8 r# C( v
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と歌い出したという報告である。居候の分際としては、これは少々贅- f" W+ b6 P8 [, T% H8 y7 n, I: a
沢な注文であったのだろう、孟嘗君もさすがに不愉快なかおをしてその
X! W. d/ T9 u1 t- l) iまま放っておいた(この話を「車魚の嘆」という)。9 M+ n- e' q" g c: j
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さて、食客三千人と言われた孟嘗君である。その費用を捻出するだけ
' Y$ k7 O' N3 t9 i5 G' G" Sでも大変であった。そこで采邑の薛の領民に金を貸付けて、その利息で! o; M- b& `& R2 X
やりくりをつけようとしたが、一年たっても、利息どころか元金もろく
4 W$ J( H5 f% p% l' Zに返ってこない。そこで舎監の推薦で例の馮驩氏がその取り立てに就く: {( ^: P8 I8 n
ことになった。$ d9 C5 L! {' c4 m7 O
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薛に赴いた馮驩は、かき集めた十万銭の利息で、借り主の全部を招待, ?% V1 ~3 U7 e( O( s h7 C
して、酒を買い肥えた牛をもとめて宴席をはった。宴たけなわになった
7 c, `$ V6 b0 Z頃、一人一人、借用証書と照らし合わせて、利息支払いについての期日
$ {9 _& r* f& ^: D) R M& ]と方法を相談した。話し合いの簡単につく者もあるが、中にはまったく9 |9 i, s2 ~" }: x0 m0 [
返済の手段のない者も多かった。馮驩は利息を払える者とは期日を確約
5 t5 Y% R0 ^! b, B7 M5 [* w* x& uし、どうしても払えない者からは借用証書をあずかり、それを傍らの火" x% o0 M$ ^- x, L; B4 i
中に投じてしまった。一座の者がみなハッとしている中で、立ち上がっ: ]: [6 `$ Z; j' W W; i
た馮驩は、
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' H$ `; F, S! h 「孟嘗君は諸君に銭を融通したのは、
0 j4 I* X6 r) v 生業の資に当てて諸君の生活の安定をはかろうとしたのであり、* c6 ]9 U9 H/ g, j$ ~$ H
また、利息を取り立ててるのは、2 L# E5 s3 j: K/ h
食客を養う費用にあてるためであります。
* Q) @0 `- D& k) @+ z いま、余裕のある人々は支払いの期日を約束したし、
8 h# _- ~* A. G! p( m! [3 g2 \ 本当に困っている人々については、: Q4 {$ p' Y" R1 l, U) a1 ]% C1 ^
その証書を焼き捨ててしまいました。
6 W! m, V* x% L7 o5 Q これがわが君の本当の心にそう解決です。
6 ^6 C) @) x" k& l' T) w どうぞ、ここを弁えて、今日はうんと召し上がって、
! q3 M& V, ?8 `4 j 明日からはそれぞれ、一層生業にいそしんで下さい。」* E2 V3 x) I* _5 \
, a' W, }0 E! O1 p! o( r と説いた。孟嘗君はこれを聞いて、カンカンに怒って馮驩を呼びつけ8 `$ y+ ~6 }$ b* j5 [7 H
たが、馮驩が、
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9 Q# Y7 p* N2 [6 p 「取れぬ者からは十年待っても一文も取れるものではありません。
* v3 ?$ t# m9 i 私はそんな無用な証書は焼きすてて、
4 t' A7 w* ?* y! L' ?& O 金の代わりに、6 y0 z t8 z- e9 P
君の心とするところを領民に刻みつけ、
, {1 x& s8 G* k9 e3 p( x- o 君の名誉を高めて参ったのです。% ^) m! \5 p) Y% ~8 b
これがどうしていけないのでしょうか。」5 T- r+ H# S% U4 @; {- V' L
& r2 q! x. t. L: Z6 G" S と説くのを聞いて、俄に怒りを収め、かえって馮驩に礼を言ったとい0 r- q/ G: `, l- T0 p& p
う。
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. W3 O- e8 r( v8 {3 s3 x のち、宰相の位を追われた孟嘗君が失意の心を抱いて所領に帰ると、
0 | Z$ _/ @* g' n7 n( a領民は境界まで出迎えて、孟嘗君を慰めた。三千人と称された食客も皆
5 K% Z- h1 ] ~- u7 l* b: c vそのもとを散り去ったが、ただ馮驩一人は最後までふみ止まり、斉王に- ] t9 d, n5 I9 t a3 f% Q
説いて、孟嘗君は再び宰相の位に返り咲くことができた。
s) k5 a2 p5 a+ x6 X- D (「戦国策」・「史記」孟嘗君伝) |
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