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サッカー・ワールドカップ(W杯)ドイツ大会の開幕が近づく中、大会の公式マスコット「ゴレオ」(GOLEO06)の縫いぐるみやキーホルダーなどを製造・販売するニキ社(独南部アルテンクンシュタット)が16日、ゴレオ関連商品の売り上げ不振で経営危機に陥ったとして、裁判所に破産を申請した。

W杯関連商品では、アディダス社の公式ボールや各国ユニホームなどの売れ行きが順調だが、ゴレオについては「かわいくない」「パンツをはかず、みっともない」などと不人気ぶりが目立っている。
DPA通信などによると、ニキ社はゴレオ関連商品の欧州での販売権などを獲得したが、売り上げが期待を大きく下回り、数百万ユーロにのぼる権利金に対する融資などが返済不能に陥った。ニキ社は86年に設立され、表情豊かな小型のぬいぐるみなどで人気を得ていた。マーケティング担当は独メディアに「ゴレオビジネスは成功しなかった」と話した。
ゴレオはライオンをイメージ、「セサミストリート」などで知られる米ジム・ヘンソン社がデザインした。
写真:サッカーW杯のマスコット「ゴレオ」=AP |
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