縦男:はっきり言うと、あの、おばあちゃんの料理は僕らにとって絶望的なんだ。
ばあちぉやん はーあ
縦男:つまり口に合わないって事。はっきり言うと、これまず過ぎるんだ、ごめんね おばあちゃん。今晩のいんげん豆と南瓜と鶏肉の煮付けだって、ほら、これ、どれがどれだか見分けが付かないほど真っ恰ⅳ嗓恧嗓恧扦郡坤筏绀盲绚芢
たみ:縦男
信次郎:僕...おばあちゃんの料理のまずさは多分入れ歯のせいだと思うんだ。何でも軟らかければいいんだ。でも僕達入れ歯じゃない。
たみ:信次!
縦男:信次郎、お前は偉い!よくやった
美奈子:ほんと。おかげで、明日から、安心してお膳の前に座れるわ。
たみ:あんた、食べるだけ?そうは行かないわよ。明日は長崎まで買出し。信次郎、お前も来るのよ。
縦男:あつ、僕は駄目だぜ。ほら、僕にはさ、おばあちゃんを口説いて、ハワイ行きって大仕事があるから
たみ:ほんと!それがこの夏休みの大テーマよ。
たみ、みなこ:ねーツ
縦男:ハワイへ行こうぞ、絶対に。皆、頑張ろう
みんな:おー
縦男:呙响椁蜻丹痋
みんな:ダダダダーん
たみ:子の綺麗な長崎の町のしたには、一発の爆弾で消えたもう一つの長崎があるのよ
信次郎:おじいちゃんはその長崎の爆弾で死んだんだろ
たみ:そう
信次郎:おばあちゃんは如何して助かったの?
たみ:家にいたからよ...あそこは爆心地から八キロも離れた山陰だから。
信次郎:でも、あの頭、爆弾にやられたんだっていってたよ。
たみ:うん。おばあちゃんはあの日、おじいちゃんを探しにこの長崎まで来たからよ。おじいちゃんの勤めてた学校、爆心地の近くなの。
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