悪魔の辞典――パソコン用語編

ophelia

  みなさんと一緒にリラックスのためです。
学術的なものではない[/COLOR]ことをご注意ください！

悪魔のア行[/COLOR]

あ[/COLOR]

IRQ・・・目くじらを立てなくてよい割り込み～「コーヒーは食後にしますか？」「いや、その前に持ってきてくれ」

ISDN・・・ADSLの普及を妨げるために生まれた、嫉妬深いデジタル通信技術。

アイコラ・・・神ならぬ手によって生まれた、フランケンシュタイン的人造エロス。その物言わぬ口はしかし、肖像権を主張する。

アイコン・・・デスクトップに無秩序に散乱する、群雄の戦旗もしくは墓標。

ISAM（アイサム）・・・美化委員に憧れる整理整頓の徒。

IC・・・「あちこちで見るようになったね。いろんな役割のものを集めてあるんだよ」「何々？混ぜご飯のおにぎりの話？」

ICQ・・・イエス・キリストの出身国で生まれたコミュニケーションツール。しかし、主の言葉は聞こえない。

IT・・・一般に｢インターネット｣の略語と勘違いされている語。しかし、そう解釈されても何の不都合も生じない。

IT革命・・・ITの何たるかを御存知ない、やんごとなき御方達による、腰の引けた掛け声。

IEEE（アイトリプルイー）・・・八百万の神々の内の一柱。相互顔面（interface）規格を司る。

IPアドレス・・・ネットワークコンピューターに、管理と悪意が入り込む余地を与える背番号。

アーカイバ・・・梱包を生業とする者。詰め込んだり戻したりするのが得意。

アーカイブ・・・「倉庫にしまうのか？ぎゅっとしとけよ」

アカウント・・・大多数のホモ・サピエンスにおいて、自分の本名よりも重要で意味のある名前。

アカデミック版・・・学業学歴蔑視主義者の横っ面を、その値札で張り飛ばすもの。

アーキテクチャ・・・思想もしくは理想で取り繕われた体裁。

アクセサリ・・・「ごてごて飾り付けちゃってまあ・・・」「しょうがないでしょ。生まれつきなんだから」

アクセスカウンター・・・どれだけ多くの人々の手を煩わせ、失望を与えたかを一目で理解できるようにしたもの。

アクセスポイント・・・意図的に散らされたクモの子。

アクセラレータ・・・ベッドルームに置かれたパソコンディスプレイの前で、女はポツリと言った。｢早いのね｣

アクティブ・・・使える。使えるフリをする。たぶん使えるんじゃないかな。

アース・・・大地の女神との愛なき接合。その不毛な営みは、「平穏」以外の何物をも生産しない。

アスキーアート・・・苦労度と模倣度で評価される、芸術というより芸の一分野。

アスペクト比・・・「ハイビジョンテレビって顔が広いよね」「ってゆーか、普通のテレビの方が面長？」「・・・お前らの日本語の使い方ユニークだな」

archie（アーチー）・・・右や左の旦那様を見渡して、何か恵んでくれそうな人を鵜の目鷹の目で探し出す物乞いシステム。

圧縮・・・パソコン中級者以上に快適さを、初心者に納得を、超初心者に挫折感を与える技術。

アットマーク・・・メールアドレスのドメイン名とユーザー名の境界を監視する警備兵。

アップデート・・・新しいことはいいことなのか？という命題に対する、歯切れの悪い陳述～「早急に解決すべき問題は多々あるものの、総合的にその性能・デザイン・使用感等鑑みれば、以前のバージョンに比べて勝るとも劣らずと認めるにやぶさかでなく・・・・・・」

アップロード・・・黙っていればわからない自分の恥を、わざわざ世間様にさらすこと。

アニメーション・・・「あとは調味すればいいな」「素材は何？」「パラパラ漫画」

anonymous（アノニマス）・・・名無しさん御用達。

アプリケーションソフト・・・OSの良き友であり、手下であり、腰ぎんちゃくであり、足手まとい。

アルゴリズム・・・「プログラミングと囲碁は似ている。定石とよばれる処理手順を組み合わせて、独自の世界を造るのさ」「ふ～ん。でも、碁を打ってても気が狂ったりはしないよ」

RGB・・・純粋な個性、というよりそれぞれが究極を求めし三者が、互いに相容れないことは無論、間違いなかった。しかし、彼らの奏でるハーモニーが、森羅万象全てを表現できるということを否定できる者はいない。

rpm・・・思い出として美化されることのない、デジタルな走馬灯が駆け巡るスピード。

アンインストール・・・関係を清算すること。それは男女の仲に似て、ビジネスライクにきれいさっぱりつながりがなくなることもあれば、未練がましくなかなか別れられないこともある。また、新しいパートナーとの相性が悪く、再び関係を修復するのもよくある話。

アンチエイリアシング・・・「変に突っ張るなよ。もう少し丸くなるのも悪くないぜ｣

アンドゥ・・・「だめよ。や・り・な・お・し」

ophelia

  悪魔のア行[/COLOR]

い[/COLOR]

ERP・・・「全ての道はITに通ず」を旗印に行われる構造改革。抵抗勢力の合言葉は「だってめんどくさいじゃん」。

E－コマース・・・非常に画期的なものと考えている人がいるが、これは電子１個あたりいくらの商売と勘違いしているからであろう。

イーサネット・・・個にして弧なる端末同士を導き合わせるもの。しかしてその正体は、神秘なる媒体エーテルなどではなく、単なる金属もしくはガラスの線。

E－ジハード・・・アラーの御名とコンピューターネットワークとを恣意的に交雑させた結果生じる、先天的に似合わぬ「聖」の字を背負わされた、狂える不可視戦争。

イースターエッグ・・・本人たちも口に出すことがない、隠された能力。役にたたない才種。

一般保護違反・・・「は、はなせ！いったい俺が何をしたというんだ！ちょっとした記憶違いじゃないか」

インクリメント・・・初めての経験～「すごい。だんだん大きくなるのね」

インクルード・・・「埋め込み」っていうとインプラントだし、「刷り込み」っていうとインプリンティングだ。じゃあ何だろう？

インジケータ・・・作動状態を示す装置。例えばウルトラマンのカラータイマーがこれに当たる。

インストール・・・詰めこむこと。腹八分目が原則。食べ過ぎは下痢こそ起こさないものの、動きが鈍くなる。

インターネット・・・ユートピア、桃源郷とほぼ同義語。未体験者に憧れを抱かせる夢の地であるが、実際には単なる都市幻想にすぎない。

インターネットカフェ・・・聞きようによっては意味深で邪悪な会話～「楽しいよね」「いろいろできるしね」

インタラクティブ・・・「双方向性ってことさ」「ああ、殴り合いとか掛け合い漫才のことだね？」

インデックス・・・「直訳すると『索引』だね」「あ、そうなんだ。『悪趣味に装飾された扉』のことかと思った」

インデント・・・出る杭は打たれる。出ていなくても打たれる。

イントラネット・・・企業その他の組織内部に張られた電網。あなたもそこの住人であるが、個人のプライバシーまでチェックする、「管理者」という名の高次捕食者の存在を忘れてはならない。

flyingwind

ご苦労さん。いいものだ。

ophelia

コードを修正するのも大変のじゃ…

ophelia

悪魔のア行

う

ウィザード・・・お節介な魔法使い。しかし、本当に知りたいことは教えてくれない。

WYSIWYG（ウィズィウィグ）・・・真実とは形あるものであり、形あるものは目に見える。そして目に見えるものこそ真実である。

ウィンドウズ・・・現在、最も多くの人々に使用されている｢窓｣。しばしば錠が壊れて閉まらなくなる。

ウェハ・・・自作マニアとアイスクリーム好きをスクリーニングできる語。

上書き保存・・・約１/５０の確率で、使用者に｢あっ｣という声をあげさせ、冷や汗をかかせるコマンド。

ophelia

  悪魔のア行

え

AI・・・人間が作り出した思考するコンピューター。重要なのは｢思考するコンピューター｣という部分ではなく、｢人間が作り出した｣という部分である。

永久ファイル・・・ベクトルの起点。度量衡の原基。建国の神話を刻印した石碑。

HTML・・・メール受信者には毛嫌いされ、ホームページ作成初心者には恐怖されるコンピューター言語。

液晶・・・「で、一言でいうと結局何なの？」「液体で固体なもの」「ああ、最近流行の多重人格ね」「人じゃないけどね」

AGP・・・化粧品セールスマンや三流ホストにとってのカモ。「あなたには美しく魅せる資格があるんです」

SSL・・・秘め事通信。漏れ防止ガードのCM～「あなたの恥ずかしい秘密が、ずいぶんと筒抜けになっていませんか？多い日でも安心の機能です」

SQL・・・図書館の司書のように、データ管理に有用なプログラミング言語。ただし、給料は必要ない。

ESC（エスケープ）キー・・・操作を一押しで亡きものにする、非情なる死神。

ADSL・・・下りはよいよい、上りはこわい。そんなの当たり前じゃん。

エディタ・・・実力者名語録より。｢ワープロがヒマワリなら、俺は月見草だ｣

AT互換機・・・現在の電脳界における最繁栄種。しかしこれもまた、三葉虫、アンモナイト、恐竜の例に倣うのだろうか。

エナジースタープログラム・・・むずがる子供をむりやり眠らせようとする、厳格ではあっても埒もない子守唄。

FAQ・・・なおざりにしているという批判をかわすための、おざなりなコーチング。

FTP・・・未来の百科事典の1ページ～我々人類に多大な恩恵をもたらした、物質転送機の歴史はここから始まった。

エミュレーション・・・それなりに価値のあるものまね。多くの場合、悲しくなるほど似ていない。

MO・・・「それは何？」という問いに対しては光と磁気がなんたらかんたら、という回答が用意されているが、「必要なの？」という質問には禅問答のような答えしか返ってこない記憶メディア。

MP3・・・インターネットという名の大洋を我が物顔で徘徊する海俟菠巍⒙詩Z目的リストのトップにランクされているもの。

エラッタ・・・間違いがあって申し訳ありません、という雰囲気を、文節単位まで完全に消去することに成功した詫び状。

エラーメッセージ・・・パソコンのこめかみに現れる、筋肉のひきつり。

LSI・・・受験勉強、圧縮バット、養鶏場の不健康なニワトリと同様、どれだけ詰め込んだかが死命を決するもの。

LD・・・先進的なイメージを人々の大脳皮質に植え付けたまま、砂礫に埋もれた骨董品になってしまった光り物。

エンコード・・・「援交度」と音感が似るが、「誰にも迷惑かけてないからいいじゃん」という、免罪符たりえない無自覚な言い訳以外にさしたる共通点はない。

演算子・・・「・・・より大きいわ。ねえ、くわえてもいい？やあねえ、かけないでよ。」

ANGEL・・・赤い糸ならぬ電話線で人と人とを結びつける、祝福の天使。

Enterキー・・・低脳ではあっても無能ではない裁決者。

エンドユーザー・・・自分でなんとかしようという術と意欲を持たない、3不主義者（不満・不安・不遜）。

ophelia

悪魔のア行

お

OA・・・仕事場に機械的オブジェを配置することによって無味乾燥なイメージを演出する、最近流行のインテリアスタイル。

OS・・・パソコン本体の奥深くに染み付いた、開発者と使用者のこだわり。

オーサリングツール・・・「マルチメディアをいじるのって、すごく創造性をくすぐられるよな。だけどなんでこんなにつまらないんだろ？」「しょせん仕事だからなあ」

オートコンプリート・・・過去の恥ずかしい過ちを、いつまでも復唱してくれるありがたい機能。

オートラン・・・挿入後、動き出さずにはいられない衝動。

オーバークロック・・・一瞬で全てをパーにする危険性を、「そのへんがロマン」と言い切る猛者達にのみ許された、熱きゲーム。

オブジェクト指向・・・「ハエたたきにはハエたたきの、殺虫剤には殺虫剤の使い方があるってことね」「そう。だからゴキブリに対して竹刀で立ち向かわないように」
オフライン・・・通信費の請求で頭を悩ませる必要がない、という意味の形容語。

オープンアーキテクチャ・・・心のすべてを曝け出すこと。「裸の私を見て」

オープンソース・・・「このタレ、おいしいね」「レシピ教えてあげるわよ」

オールインワン・・・「そうか、とりあえずこれがあれば一通りのことができるんだね？」「うん、でも一通り使ってる人は稀だ、というのも真実だよ。世の中君のように、無駄を喜ぶ人間にあふれてるってことさ」

オンボード・・・「あれこれ付属して驚きのお値段でのご奉仕です！」

オンライン・・・通信費の請求で頭を悩ませる必要がある、という意味の形容語。

オンライントレード・・・証券マンに邪魔されることなく、ゲーム感覚で株取引に損できるシステム。為替・貴金属・商品先物でも同様。

ophelia

悔恨のカ行

か

階層ディレクトリ構造・・・マトリョーショカの憂鬱。親亀の上の子亀の上の孫亀。過剰包装されたプレゼント。

解凍・・・文字通り解釈すると、とんでもないことになるという一例。｢注：決してこのソフトを電子レンジにかけてはいけません｣

ガイドライン・・・誰も見た形跡のない、積もった埃で「重要」の文字が判別しにくくなったファイルの大見得～「俺がルールブックだ！」

顔文字・・・丸文字、変体少女文字の系譜に連なる、人の神経を逆撫でするための文字。

隠しファイル・・・人生●ろ●ろ。男も●ろ●ろ。女だって●ろ●ろ。（●の中には「い」または「え」を挿入すること）

拡張子・・・ファイルについてまわる金魚のフン。切り捨てられない腐れ縁。

拡張スロット・・・横長の可能性。多くの場合、「完成しない未来予想図」と接続されている。

拡張性・・・現在・過去・未来におけるマシンスペックの低さを隠蔽するための常套句。

カスタマイズ・・・虚飾と効率という、相反する２要素を、ひとつの坩堝に入れて攪拌した結果生じる、何物にも替え難い愛着。

画素・・・デジタルカメラの放つオーラのこと。数が大きい（と、宣伝される）ほど魅力度が増す。

カーソル・・・少年の第二次反抗期にも似た、控えめな自己主張。

かな入力・・・ローマ字を知らなくてもタイピングが可能な、別名・おこちゃま入力。

カーニング・・・旅行前夜のパッケージング～「もうちょっと詰められるかしら？」

壁紙・・・メモリを消費し、画面上のアイコンを見にくくしてまで行うカミングアウト。

ガーベージコレクション・・・「またあんたはガラクタばっかり集めて！」「いや、こんなんでも整理しておけばそれなりに使えるんだよ・・・」

関数・・・材料を放り込むと調理されて出てくるブラックボックス。

管理者・・・無力、無為、無能、無気力、無分別など、国語辞典にある「無～」の項のうち、約4割を冠するに足る、偉大というにはあまりにも尊大な最高責任者。

関連付け・・・Noと言える人間・言えない人間を、残酷なまでに分け隔てる瞬間。日本人に生まれて後悔すること。

ophelia

悔恨のカ行

き

ギガ・・・日常のひとコマ～「俺も昔は一目置かれたもんだが・・・」

GIGO（ギゴ）・・・ゴミの山から　宝を得んと　掘り出し磨くも　屑は屑なり

擬似マルチタスク・・・「聖徳太子は多くのことを同時に理解はしても、それをいっぺんに行う術を持たなかった。要は切り替えが大事ってことさ」

キーボード・・・現在、最もふつうにみられるアレルゲンの一つ。ただし、通常のアレルゲンと異なり、見ただけ、聞いただけでも頭痛・めまい・焦燥感・自信喪失などの悪質なアレルギー症状を引き起こす。

キャッシュ・・・某喫茶店のウェイトレスに決定的に欠けている能力。注文くらい覚えておけよ！（怒）

CAD（キャド）・・・「結果より経過、経過より計画の方が高級な娯楽だ」という、夏休みを前にした小生意気な小学生の一言が真ならば、パソコンを使用する分野中で最もエンターテインメント性を有するものであろう。

キャラクター・・・「性格・特質・人物」などの他、口語では「変人」という意味まで持つ語であるが、これがパソコン用語になったとたん「文字・記号」という、ビーカー内の蒸留水にも似た無味乾燥な意味になってしまう理由は不明。

強制終了・・・パソコンの、およびその使用者の機嫌の悪いときに行う、日常ごくありふれたイベント。

共有・・・盗む・盗まれる、無断使用する・されるという概念を超越すること。

ophelia

悔恨のカ行

く

GUI・・・電脳年代記の一節～「確かに使いやすくなった。ただそれは同時にパソコンの地位が『なんだかわからないがスゴイもの』から『フリーズするんじゃねぇよクソ野郎！』へと凋落したことを意味した」

cookie・・・「せんぱい、これ、うけとってくださいっ」「え？いや、受け取れないよ」「いいんです。さよおならっ！」「お～い！本当に迷惑なんだってば～」

GNU（グニュー）・・・血液の通わぬ機械の箱に息吹を吹き込む、聖人の集まり。

クラッカー・・・とても褒められない技術に対して、褒めてほしい人々のこと。梁上ならぬ網上の君子。

グラフィックスボード・・・美しい人をより美しく、そうでない人にある種の決断を迫るほど鮮明に映し出す写実主義者。

クリッカー・・・きらきらひかる、画面の星よ。

クリック・・・ネズミの頭部を小突くこと。

クリップボード・・・「お、おぼえてやがれ！」「短期記憶と長期記憶って別物だって知ってるか？長期記憶にはあんまり自信がないんだ・・・」

グループウェア・・・複数のメンバーがいれば争いはつきもの。そこでどこからでも足を引っ張れるシステムをご用意いたしました。

グレア・・・「カーテンを閉めてくれないか」「なあに、恥ずかしいの？」

クレードル・・・チョウチンアンコウのオスの生態を機械化したモデル。それにしてもアンコウ鍋はおいしい。

クレーマー・・・彼は食と愛とに飢えた、みすぼらしい子供に過ぎなかった。しかし今、彼の手には一本のナイフ　～角度によっては邪悪な�い輝きを放つ～　が握られている。

クローズ・・・指先のアトロポスが奏でる、達成感と疲労感が奇妙に調和したレクイエム。

クロスケーブル・・・双子の兄弟・ストレートケーブルの罵詈～「ひねくれたやつめ！」

クロック周波数・・・スピード狂が目を血走らせて競う数字。その勝負は常に熱い。

ophelia

悔恨のカ行

け

掲示板・・・エントロピー増大の法則を、分かり易く具現している場。荒れ始めた掲示板は、時間を経るに従っていっそう荒れてゆく。

携帯電話・・・ある数学者の吐き捨てた一言～「いつでもどこでも無意味な内容の通信で料金を発生させるとはたいしたものだ。本来ゼロをかけたらゼロなのにな」

ゲイツ（William H. Gates 3世）・・・世界一の大富豪でかつ、世界一よれよれジーンズが似合う男。

ゲームソフト・・・楽天的悲観主義者の一言～「パソコンの出現で世の中は格段に効率化された。しかも、生み出された時間を消費する手段まである」

検索・・・｢へぇ、辞書ってこうやって使うんだ。すごく便利だね。これで分からないことをみんな調べられるよ｣｢便利だと思うのは、もの珍しい最初だけさ。すぐ面倒くさくなる｣

懸賞サイト・・・「見ろよ。食い詰め者が集まってくるぜ。さしずめ寄生虫だな」「やめろよ。俺たちだって、やつらが来なけりゃ商売できないんだからよ」

件名・・・観客の目を惹こうとするコケティッシュな文字達の踊る舞台。「！広告！」の名を持つダンサーのパフォーマンスは、なかなか見てもらえない。

ophelia

悔恨のカ行

こ

光学式マウス・・・光を発し、光とともに生きるネズミ。一言で言うと「ピカチュ●」

光学ドライブ・・・冷静な自然主義者の観察報告～「おおむね８～１２cmの円盤をなめまわす性質がある。原始的な種ほど偏食らしい」

高速・・・それは常に過去の事象の上に立つ。未来へ至る光跡のグラデーションは風色を善しとする。

互換・・・妻に対する愛人のポジション。「あたし、いつでもあなたの奥さんになれると思うの」

コーデック・・・滑稽だが深刻な悲鳴～「デジタルだとかアナログだとか、難しいことはわからんよ。とにかくこの動画が見たいだけなんだ」
コピー＆ペースト・・・パソコン初心者と超初心者を分かつ技。切った張った（貼った？）でどうにかしようとするのは、暴力団や外科医とかわらない。

コピーコントロールCD・・・「性悪説」という名の混濁液から得られた沈殿物。されど人間とはより悪しき存在であった。

Gopher・・・捜し求めるという行為に、幼稚も洗練もあるだろうか。古きよき時代における幸せ色の残像。

誤変換・・・日本語ワープロにもれなく付与されているダジャレ作成機能。ただしその質には相当格差があり、今後はダジャレレベル採点機能が必須になると思われる。

ごみ箱・・・他人に覗かれて恥を知り、うかつに空にして泣きを見るもの。

COMDEX・・・五輪の街と賭博の殿堂を行き来する、新しい物フェチの狂奔が生み出すハリケーン。

コンシューマーマシン・・・「ねえ、父さん。コンシューマーマシン買ってよ」「何だ？それは」「ある機能に限定されたコンピューターのことだよ」「ふむ。で、その機能とは？」「それはちょっと言いにくいんだ」

コンテンツ・・・多くの場合、「悲しいほど貧弱な」、「あきれるほど不正確な」、「笑えるほど笑えない」等の形容語が必要となり、内容がないようだったりする。

Ctrl（コントロール）キー・・・キーボード界のアシスト王。それ自身にスキルは無いため単独では何もできないくせに、あなたのスキルはかなり要求される。

コントロールパネル・・・おそらくはパソコンがあなたに初めて見せる弱さと甘え。その立場につけこんで弄んだとき、責任を取らねばならないのが誰かはいうまでもない。

コンパイル・・・過去、そして現在よりもなお、未来に多くの痛みを残す、出産の過程。

コンピューターウイルス・・・コンピューター内部に密かに侵入し、データを破壊するなどの悪戯をするプログラム。ウイルスなぞ侵入しなくても、パソコンの調子は勝手に悪くなる、という真実から目をそらすにはもってこいのスケープゴート。