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日本古今文学作品【连载中】

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发表于 2007-1-10 17:46:30 | 显示全部楼层 |阅读模式
鼠の嫁入り

: D( Q5 o# k8 c: v& c
. n( H0 R1 f! ~( R, G  むかし、ある家の倉に、お金持ちの鼠がお嫁さんと二人で住んでいました。
( E# }, z% M) b& {  お米も、麦も、アワも、豆も持ち、たいそう豊かな生活をしていました。ところが困ったことに、この鼠には子供がありませんでした。( l; `4 Z/ k. R1 S0 F" }* R+ d
  そこで、二人は神様のところへ行って、「どうか、子供を授けてください」と頼みました。9 _: K3 M- ?; o" j9 w8 Q
  すると、まもなくかわいい女の赤ちゃんが生まれました。二人は大喜びでその子鼠を大事に育てました。
: d2 o* a1 G* S0 j& Z0 f: ]- n  子鼠はすくすく大きくなって、鼠の国で一番の美しい娘になりました。お父さんもお母さんも嬉しくて、いつも娘の自慢話をしています。
1 }! \; x/ ]) D7 h! U  「こんなきれいな娘の婿さんになるような鼠は一人もいませんよ」とお母さんがいいました。  「そうとも、うちの娘は世界一のお婿さんでなくちゃ」とお父さんがいいました。
  t* B6 `6 K) e" t& g! U4 P4 W  二人は相談して、世界で一番偉いのはいつも世界中を照らしているお日様だとおもいました。そこで、三人は空へ昇っていきました。
1 d8 c# V+ f+ c  「お日様、あなたは世界で一番偉い方です。どうぞ私の娘をお嫁にもらってください」と丁寧に頼みました。すると、お日様はにこにこ笑って、「いや、わたしより、もっと偉い者がいるよ」と言いました。
+ r5 H6 w7 u$ s  「へえ、お日様より偉い方がいるのですか。それはいったいどなたです」お父さんは目を丸くして聞き返しました。
+ T' L- `2 R5 g, z  「雲さんだよ。わたしがいくら頑張っても雲さんがでてきたら、もう世界中をてらすことはできないからね。」
! \2 w5 n$ ?8 i& G! _  「なるほど、そのとおりですね」鼠は感心して、雲さんの所へ行きました。# Q0 d/ p1 C/ V2 D' U, H
  「雲さん、雲さん、あなたは世界で一番偉い方です。どうぞ、わたしの娘をお嫁さんにもらってください」1 d8 ^1 i( j/ c) |0 l
  すると、雲さんは、曇った顔をして、「いや、わたしよりもっと偉い者がいるよ」と言いました。お父さんはまた目を丸くして聞きました。
' o7 U$ ~2 o+ O; I: S( h, C0 [1 E  「へえ、雲さんより偉い方がいるのですか。それはいったいどなたです」, V" N0 S+ P0 {
  「風さんだよ。わしがいくら頑張っても風さんには敵わないよ。ぴゅっと吹き飛ばされてしまうからね」
# d6 c: a" X& W& ?" w$ ^  「なるほど、その通りですね」8 @1 o3 R% i4 I* W! N$ z
  そこで鼠の親子は、すぐに風さんの所へ行きました。「風さん、風さん、あなたは世界で一番偉い方です。どうぞ、わたしの娘をお嫁さんにもらってください」
( q% H9 H: c5 [5 p  「いや、わたしよりもっと偉いのがいるよ」と風さんが言いました。7 e, W$ \3 }' [
  「へえ、風さんより偉い方がいるのですか。それはいったいどなたです」とお父さんはびっくりして聞きました。
- J- V/ h$ e* v3 B; Z2 U4 \* _9 t  「壁さんだよ。壁さんは、どっしり強くて、わたしがいくら強く吹いても、びくともしないからね。壁さんには敵わないよ」, d0 }% @; J3 m* I
  「なるほど、そうですね」7 h, @* G( w( O, ~- n
  鼠の親子は空からおりて、それから壁のところへ行って、「壁さん、壁さん、あなたが世界で一番偉い方とは知りませんでした。どうぞ、わたしの娘をお嫁さんにもらってください」と頼みました。すると、壁さんは不思議な顔をしていいました。! y9 j4 ]) V  j. n9 c; B, e$ N% J
  「いや、わしよりもっと偉いものがいるよ」6 s: ^8 e; o; M& D' A8 o
  「ええ、まだあなたより偉い方がいるのですか。いったい、それはどなたです」
$ J1 f% X% R  e2 q0 b0 {  「それはだれでもない。あなたたち鼠さんだよ。わしがいくらどっしりたっていても、なずみさんの強い歯でがりがり穴をあけられてしまうからね」3 P, N% Z  s/ S& K# U; s, `
  「なるほど、そうでした。そうでした」と鼠のお父さんは何度もうなずいてから、お母さんに言いました。
: e0 i( T( k+ z1 d3 }  「やっぱり鼠が世界で一番偉いらしい。どうしていままでそのことに気が付かなかったんだろう」0 R1 S2 |. ]. w! i
  そして、家に帰ると早速、お隣の中助鼠を娘のお婿さんにしました。
' @- s0 b0 M2 A( ]  若いお婿さんとお嫁さんは仲良く暮らして、お母さんとお父さんを大事にしました。そしてたくさん子供を生んで、お倉の鼠一家はますます栄えました。1 n6 U" b. y1 g* [* N0 q3 E' M
! r  h% q& [* K& o
【注 释】
$ [" {, H9 y' ]) Fアワ:谷子5 Y6 y; `3 [6 L9 r) e
たいそう:很,甚# y. C: p% _" S
授ける:授予,赐给
+ f8 E( s. ?3 e  t/ R- r6 P自慢話:吹牛,自负6 _$ o' j# J6 z0 I2 m
お嫁さん:媳妇,新娘( v2 F/ \  k- `& T
お婿さん:女婿,新郎
* @$ l& w0 k- `: a3 U" H照らす:照耀
0 t3 x" \) d4 m5 k" K目を丸くする:(吃惊得)瞪大眼睛
; _2 q" \/ }5 ^2 a曇る:模糊,暗淡
5 D' e5 O5 ]  s' `5 ~  Q敵う:敌得过,比得上( ]- K5 X8 q! }
吹き飛ばす:吹跑,刮跑2 i+ k. F* q9 U$ V
びくともしない:一动也不动
1 j5 w( d8 b! y1 pどっしり:沉重,有分量' s$ t6 w4 I& ^7 v/ o  W& t' p  n2 D
栄える:昌盛,兴旺
  |6 L0 [' k" S5 I; `$ \( M5 ~
: `& C2 s& l4 C" A5 |. H【译 文】# X6 T' _! ?" m7 l- w& b9 k( t
老鼠嫁女

! T3 A! \" X" N6 H, z8 G; ~4 O- z. b& D& U
    从前在一家人的仓库里住着一对有钱的老鼠夫妇。
8 V( V" s  [/ V% n' _; r+ M  他们有米、麦子、小米和豆子,生活得很富裕。可是有一件很让他们伤脑筋的事,那就是他们没有孩子。
/ m" P$ d* I, T& `2 Y" \; [  于是他们就向神仙祈求,希望神仙赐给他们一个孩子。不久,一个可爱的女孩儿来到人世,夫妻俩惊喜万分,他们精心地养育着得来不易的孩子。
! b. C! q3 a8 Y( v. w  r2 b  小老鼠茁壮成长,很快就成了鼠王国最漂亮的姑娘。老鼠爸爸和妈妈高兴极了,经常骄傲地把女儿的事放在嘴边。2 n: @3 _% B9 d  e' s5 g0 `
  鼠妈妈说:“没有一个老鼠能配得上咱家的漂亮闺女。”父亲也说:“可不是嘛,咱家的闺女得找世界上最好的女婿才成。”
% ~1 f1 H4 p; ]/ L" w( L  俩人商量了一下,认定世界上最伟大的是照耀万物的太阳公公。于是,就带着老鼠闺女升到了空中。他们恭敬地请求说:“太阳公公,在这个世界上你是最了不起的,请你答应娶了我的女儿吧。”太阳公公听后笑眯眯地说:“不不,有比我更了不起的呢。”
( a+ B0 m  o; q  ^  老鼠爸爸吃了一惊,他瞪大眼睛问:“咦,竟然有比太阳公公还了不起的?他到底是谁?”
7 T3 n- l8 k) A( t, }  “他就是云啊。我再怎么强大,云一出现,我就无法普照世界了。”“原来是这样啊!”,老鼠们很佩服,于是就来到了云那儿。7 d% S1 G7 L# n: x
  “云,你是世界上最伟大的,请你娶了我的女儿吧。”7 o' X5 q" ?( N+ j- b# \
  云听后,脸阴了下来,说:“不,有比我更了不起的呢。”鼠爸爸又瞪大了眼睛,问道:
$ v; Y2 \, e% ~/ J+ Y  “咦,竟然有比云还了不起的?他到底是谁?”
+ b0 w. z+ l( f4 D; |$ B. I  “是风啊。我再要强,也争不过风。飕地就我把我吹跑了。”
+ \6 C. Y8 J( k0 }5 ]  于是老鼠一家立刻到风那儿去了。“风、风,你是世界上最了不起的,请你答应娶了我的女儿吧。”& S' a- m0 b0 m+ y: v+ [
  风说:“不对,有比我更了不起的。”6 o, d: a0 g1 ^
  老鼠爸爸吃了一惊,问道:“咦,竟然有比风还了不起的?他到底是谁?”
5 @( u7 q- `( f  “那就是墙啊。墙稳如泰山,不论我怎么吹,墙都纹丝不动。拿他没办法。”
; X4 p+ o0 L* G' j, d  老鼠一家从天上下来,很快就来到了墙那儿。恳求说:“墙,我才知道原来你就是世界上最了不起的人。请你答应娶了我的女儿吧。”墙听后觉得很奇怪,说道:“不,有比我更了不起的呢。”, Q& I' P3 n+ v
  “咦,竟然有比墙还了不起的?他到底是谁?”
2 ~0 V% w9 B% g& A# Q  “那正是你们呀。我站得再稳,也会被你们的牙齿咬得浑身是洞。”
$ n& E2 D! Q3 e. `* {  “不错,不错,真是这样的。”鼠爸爸不住地点头,对鼠妈妈这样说道。
" F$ U( O1 I- q  “看样子还是我们老鼠在世界上最了不起。为什么以前我们没有意识到这一点呢。”
, Q1 o$ A7 o: C/ c% G0 g6 K; h  他们回到家后,马上把隔壁叫忠助的老鼠选为女婿。年轻的老鼠小夫妻和睦地生活着,他们很孝敬老鼠爸爸和妈妈。并且生了很多孩子,仓库里的老鼠一家越来越繁荣、壮大了。
& Y* G( C/ X2 G- a* R; V5 N+ @
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 楼主| 发表于 2007-1-12 19:47:56 | 显示全部楼层
浦島太郎

: N- A7 j, o: s. y3 P: K0 J4 l3 F6 R% k% M& w  g3 B- ~
  むかしむかし、浦島太郎という魚をつるのがとても上手な漁師が、年を取った母親と暮らしていました。' s4 I5 \6 k/ Y& @6 c2 ?  W% P6 M
  ある天気のよい日、浦島太郎が海辺をすたすた歩いていくと、子供たちが大勢でわいわい騒いでいます。見ると、一匹の亀を棒でつついたり、ひっくり返したりして遊んでいました。# U% W# N7 p! {; A9 N& g
  「かわいそうに、亀をいじめるのはおやめ」と子供たちに言いましたが、子供たちは「やめてやるから、お金をおくれ」と言い返しました。太郎が金を渡すと、子供たちははしゃぎながら、走っていきました。子供たちが行ってしまうと、浦島太郎は「もう大丈夫だ、亀さん、早く逃げて」と言って、亀を海に放してやりました。( t! Z$ Z2 t( r
  それからしばらく経った、ある日のことでした。浦島太郎が海辺でつりをしていると、亀が一匹泳いできて、「浦島さん、この間助けていただいてありがとうございました。お礼にあなたを竜宮へお連れします」
9 t7 U7 I5 E# R5 |( Y) y- o  浦島太郎は驚いて、「え、竜宮へだって、竜宮へいけるのかい」( B7 z( T' z1 _$ |2 D
  「どうぞ、私の背中にお乗りください」
: J) d4 Y& c+ X  m9 [& s+ f  浦島太郎が」亀の背中に乗ると、亀はすいすいと泳いで、なんともいえない、いい気持ちです。
( @, L1 v1 g1 @2 M1 y  気がつくといつの間にか海の中で、珊瑚の林やら昆布の森やらのあいだを通り抜けているのでした、やがて、まばゆく光る御殿の屋根が見えてきました。3 y0 B' p2 N# l9 n+ C! Y% ^- o! }
  「さあ、竜宮城へ着きました」と亀は浦島太郎を下ろしながら言いました。すると、御殿の扉が開いて、美しい乙姫様が大勢の魚をしたがえて現れ、鈴のようなきれいな声で、「浦島さま。ようこそおいでくださいました。この間は、亀が危ないところを助けてくださって、ありがとうございました。お礼を申します」1 L+ W$ r' e" q3 g7 x; [
  浦島太郎は竜宮城の大広間へ通されました。ご馳走が食べきれないほど次から次へと運ばれてきます。やがて、音楽も始まり、たいやひらめの魚たちが美しい舞って見せてくれました。こんな楽しいことは初めてで、まるで夢でも見ているようでした。
* |- |' g2 E& P0 x! [  「竜宮は、いつもこうなのですよ。どうぞいつまでも、好きなだけいてくださいまし」
( k. X; l, t, ]( J/ u  浦島太郎は、美しい乙姫様や魚たちと遊んだり、おいしいご馳走を食べたり、毎日うっとりと暮らして、家へ帰ることなど、すっかり忘れてしまいました。けれど、三日目になると、年取った母親を思い出して、どんなに心配しているかと、急に家へ帰りたくなってきました。
, N2 [. V0 S4 a% Z1 p  乙姫様はまだまだ遊んでいてくださいと引き止めましたが、浦島太郎がどうしても帰るというので、お土産に、美しい箱を出してきて、
# D, L: C* B5 N  G0 h' g  「これは玉手箱というものです。でも、どんなことがあっても、開けてはいけませんよ。いいですね」と言いました。
4 l* z2 H/ w( j% w7 ?  浦島太郎は玉手箱を大事に抱えて、亀の背中に乗り、乙姫様や魚たちに見送られて帰っていきました。亀はぐんぐん泳いで、いつの間にかもとの海辺に着いていました。" m; ^3 G0 o3 W5 v$ C7 D
  浦島太郎は急いで自分の家に帰ろうとして、浜を歩いていましたが、どうも様子がいつもと違います。すれ違う村の人も知らない顔ばかりです。そこで、自分の家のあるあたりへ行って、たずねてみました。2 [( G; g! M0 I
  「この辺に、浦島太郎という漁師の家はありませんか」( |( E: }" P, W! s, o, w7 p
  「浦島太郎だって?そんな名前の人が百年も前におったが、ある日海へ漁に出たまま、帰らなかったという話を聞いたことがあるが」
4 _9 Y0 J4 q1 z  浦島太郎は、口も開けられないほど驚きました。
. k, u5 J  e, W/ Y- F! B  竜宮にはたった三日いただけなのに、地上ではその間に百年もたってしまったのでした。母親はとうの昔に死んでしまい、知っている人も誰一人いないのです。; d4 C: ^5 ?# a5 Y8 z' @
  浦島太郎は悲しくて、淋しくてたまらなくなりました。また、とぼとぼと海辺へ戻ってきて、砂の上に座り込んでしまいました。
" _- g; G/ M0 m& F9 K# `$ _+ u/ I  そして、小脇に抱えた玉手箱のことを思い出しました。: `+ E7 `, o1 x
  「私には、もうこの玉手箱しか残っていない・・・・・・」$ M, \, E' S2 E% C# |
  浦島太郎は、乙姫様に開けてはいけないと言われたことも忘れて、玉手箱を開けてみたくなりました。
5 Z* H  Y& ~7 D0 o3 F  「何が入っているだろう。ちょっとだけ、中を覗いて見よう。」浦島太郎は玉手箱のふたを少し開けてみました。そのとたんに・・・・・・。箱の中から真っ白い煙が立ち上ってきました。その煙を浴びた浦島太郎はみるみる髪の毛が真っ白になり、しわだらけで腰の曲がった、よぼよぼのじいさまになってしまったということです。
& w5 {( ]0 @5 R% x8 R  R
0 L+ P# p, R* s4 H. @! o/ u【注 释】$ \5 F& I2 l5 \
猟師:猎人) k  Y% r' a- P& z3 b( g
すたすた:急忙地,大步流星地8 R1 f% A% i, W2 N9 X' v) U
つつく:捅,戳3 w6 v  y5 ~+ B/ G# t5 y$ ~* Y
ひっくり返す:翻倒,推翻/ x4 L5 J$ c2 ~+ U' x
買い取り:买进4 H% t3 |# ~. {. k. @$ ?  y
まばゆい:耀眼,晃眼% i9 Y$ v% _- s/ |7 S% s7 d* [" q& Y
したがえる:率领,带着
/ z* s" w$ d5 G, h7 O9 ]( B大広間:大厅
# q9 r8 U2 V/ R7 ?& }たい:加级鱼) `/ q% M7 f; X; h+ g2 y8 l: E
ひらめ:比目鱼( _5 `* k* ]6 d  F
うっとりと:出神地,入迷地
% P. |. I0 }0 ]9 c引き止める:留下,挽留. s! \  l' T& S' U; @3 d7 W& s
見送る:目送,送行
3 n( b4 X* I) l4 {& K小脇:腋窝,胳肢窝2 ?: p7 x3 a+ k/ E
よぼよぼ:步履蹒跚,摇摇晃晃
& v) N3 r( m* e) g9 y( X& {9 J- l0 i0 k" N) b5 V' T' _
【译 文】
4 @: t0 z4 h2 b3 i0 q% a
2 o' [+ K) Q& {
浦岛太郎

- j7 Z+ L3 m( r( o2 a' t+ W) p. `. Z
    很久很久以前,有一个叫浦岛太郎的年轻的渔夫和老母亲生活在一起,他很会钓鱼。4 I( C6 U! @5 f9 L
  那是一个好天。浦岛太郎大步流星地走过海边的时候,一大群孩子们正在热闹地吵嚷着。走近一看,孩子们正用棒子将一只龟敲来敲去,还把龟翻过来翻过去地玩耍。
% x& N/ r, i; X2 f  于是,他就对孩子们说:“哎呀、海龟让你们这么欺负太可怜了。放它走吧。”可是孩子们说:“可是放了它,但你得给我们钱。”于是浦岛太郎就给了孩子们一些钱,孩子们欢呼雀跃地跑走了。孩子们走后,浦岛太郎说:“已经不要紧了,海龟兄弟,你快逃生吧。”说完就把海龟放了。
- W& L9 l, D% b6 }( f  又过了一些时日,有一天,浦岛太郎正在海边钓鱼,一只龟游了过来,对他说:“浦岛兄弟,谢谢你前些时候救我。为了表达谢意,我带你去龙宫。”& q+ ^" W! X3 C/ g$ |
  浦岛太郎听了吓一跳,“什么,我能去龙宫吗?”
; l2 U7 |0 V) j5 u6 [3 D  “请骑到我的背上。”1 A3 F, @, k1 z# J( [
  浦岛太郎刚一骑到背上,海龟就轻快地游了起来。感觉好极了。等他回过神来的时候,他们已经在大海中的珊瑚群、海带林中穿行。不久、就看见了宫殿闪闪发光的屋顶。
4 c/ Y8 x1 Y& O- M4 F/ p' D( o8 d1 f  “好了,到龙宫了。”说着,海龟把浦岛太朗放了下来。这时,宫殿的大门开了,美丽的公主率领一大群鱼儿出现在面前,用银铃般的声音说:“浦岛太郎,欢迎你。上次你救海龟于危难之中,谢谢你。”, c1 ]) I# W% F: Q' K2 E8 l+ U; t
  浦岛太郎被带到了大会客厅。吃不完的美食佳肴接连不断地被摆上饭桌。过了一会儿,音乐响了起来,鲷呀比目鱼等翩翩起舞,非常漂亮。这么快乐还是头一次,想做梦一样。
* j! I' P/ j- Z7 I0 E  “龙宫总是这样的。你就尽情地在这里住吧。”
, F2 u4 R0 I7 X5 P' E  浦岛太郎每天和公主、鱼儿门玩耍着,吃着美食,每天像做梦一样,把要回家的是事忘到脑后去了。可是,三天过后,他突然担心起了自己年迈的母亲,想到母亲不知该多担心自己,他回家的心情急切起来。( W0 i+ z0 H% e8 m- w6 ~
  公主挽留他继续住下游玩,可是浦岛太郎执意要回去,于是,公主就拿出一个精美的盒子对他说:“这是玉手箱,不论发生什么事,都绝对不能打开,一定啊。”
* Y8 \$ y& A$ l  w# @3 a7 S# |) P  浦岛太郎手抱着玉手箱,骑在海龟的背上,在公主和鱼儿们的目送下回家了。海龟使劲地游,不知不觉就到达了海边。浦岛太郎急急忙忙往家赶,可是走在海滩上,总觉得有些异样。和自己擦肩而过的村里人都是陌生的面孔。于是,他来到大约自己家的地方,打听起来。
& o$ M  K/ C7 p* D. S7 n% f  “这附近有没有一个叫浦岛太郎的渔夫的家。”: M% z7 Q+ N& |; x' |5 F
  “浦岛太郎,一百年前有这么一个人,听说有一天出海以后,就再也没有回来。”  _9 T9 w7 a8 B1 P
  浦岛太郎吃惊得目瞪口呆。
1 n) ^( c* [' F0 F/ C  ]. [  尽管他在龙宫只生活了三天,可是在人间就是一百年呢。母亲早已过世,谁也不认识了。
; W5 F% ^( y8 p) R$ o5 \  浦岛太郎很伤感,感到很孤独。于是,他又脚步沉重地来到了海边,坐在了沙滩上。
/ s! b  A4 r. D$ K" ~  这时,他突然想起抱着的玉手箱。3 e5 h6 v& q* I0 B5 M7 f6 v
  他自言自语说:“我只剩下这个了。”他忘记了公主千万不能打开的嘱托,想打开看看。“里面究竟有什么,我只打开一点,看一看。”浦岛太郎刚打开了一点箱子的盖子,突然,送箱子里冒出一股白烟,被烟笼罩的浦岛太郎眼看着头发变白了,脸上也长满了皱纹,腰也弯了。转眼之间他变成了一个走路蹒跚的老爷爷了。7 p) k8 H! M# Y2 g

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 楼主| 发表于 2007-1-17 16:40:56 | 显示全部楼层
養老の滝
5 T+ Z/ T( ~  }8 c2 |9 M  {0 i2 N

. u+ |! G* N- q5 d1 a1 V  ずっと昔、とてもお父さん思いの若者がいました。若者は毎日山へ焚き木をとりに行き、その日その日、一日分の米を買って暮らしていました。2 h- r: J6 Z. X4 E# T  I
  若者は自分が食べなくても、体の弱いお父さんにはおなかいっぱい食べてもらいたいと思っていました。それにはお父さんはお酒が大好きでした。けれど、お米を買うのもやっとでしたから、お酒などめったに買ってあげられません。
+ g: M1 T4 v& L0 ~  V3 e  「ああ、おいしいお酒を飲ませてあげたいなあ」& S( H8 y' f7 H
  若者はいつもそう思って、山に登っていました。そんなある日のこと。焚き木を取っているときに、どうしたはずみか、足を滑らせて、若者は谷底へ転がり落ちてしまいました。
' t' ^9 B- _4 i0 R; |4 [  若者は頭を打ち、気を失ってしまいました。しばらくして、若者ははっと気が付きました。そして、怪我をしていないかどうか、体を確かめてみました。
4 |9 Y% K& S$ A% v9 U1 U  m  X( h3 Z  「よかった。怪我をしていたら、しばらくは山へ来られなくなるところだった」
" I2 I0 n2 c; k; W' b9 y/ A  ほっとしていたら、急に水が飲みたくなりました。耳を澄ますと、すぐ近くで水の流れる音がします。若者はよろよろと歩いていきました。岩の間からきれいな水がキラキラと輝きながら、一筋の滝になって落ちています。
9 B+ n5 g. c/ @) v  若者はその小さな滝の水を掬って飲みました。その水はほんのり甘くていい香りがします。' g& B& y. ^' G2 \1 |& x: X
  「これはもしかして」
$ G$ V. @- x& @9 Z  若者はもう一回水を掬って飲みました。
! W9 U: G' E9 A8 {$ X: p7 |  「もしかして、これは、お酒・・・・・・」* J2 N9 k/ A. _0 F: O# H: b
  もう一回、もう一回、と飲むうちに若者の体が温かくなっていくようです。2 t' a+ [" y1 m8 V2 j: |8 I
  「やっぱり、これはお酒だ。それも上等なお酒だ」
- q7 Q/ R/ ~( J+ C8 J% I( r' G  若者は腰につけたひょうたんにたっぷり滝の水を入れて、急いで帰りました。
. t  _4 v$ G% C) ]  家では帰りの遅い若者を心配して、お父さんが布団から身を起こして待っていました。
! [& O0 C  h) M  「お父さん、今日はとてもいいみやげがあるんですよ。どうぞ一口飲んでみてください」  ?5 C, [. y9 K! e) s
  若者がさしだすひょうたんを口に当てて、一口ぐいっと飲むと、お父さんは驚きました。
" P9 B% I6 Q8 g/ C6 h, |/ }4 d  x  「これはお酒じゃないか。それも上等なお酒だ」8 Y0 y! z7 q% v6 q
  若者は山であったことを話しました。すると、お父さんは目に涙をいっぱいためて若者の手を握りました。
# K3 T' L+ y8 h8 C% a  「それはきっと、天の神様が父親思いのお前に、ご褒美を下さったんだよ。ありがたいことだ。ありがたいことだ」6 F0 G- {$ K7 Z. a
  若者はあまりにお父さんが喜んでくれたのでやっぱり嬉しくて涙ぐみました。次の日から山へ行くと必ず険しい道を降りて、お酒の出る滝へ行きました。そして、ひょうたんいっぱいお酒を汲んで帰りました。この話を都の天子様も知り、とても感心して、年号を養老とし、滝の名前を養老の滝としたそうです。
) N6 k3 i9 d$ a# C% I) S2 u# U& k5 e* P' F' m- z$ n  `# K. h3 b
【注 释】
0 G' }/ e8 g5 b# Y8 T焚き木:烧火用的柴
$ X, g" J2 i" H9 o6 a0 i( r9 zはずみ:瞬间
$ E: B3 q+ s: @; A) X足を滑らせる:脚下打滑! g8 E/ Q& E+ _5 Y+ d' R
気を失う:失去知觉
. y/ g+ t- c$ u- l1 k確かめる:确认
( \! u' d: a/ j耳を澄ます:侧耳倾听
+ H. A! n' [7 a1 I6 g/ ^$ R% z; uよろよろ:蹒跚,踉跄
& h+ M% s( f! j+ S2 V7 P! H& u- B一筋:一条,一根
/ @4 N% u: Y; j! Q5 C4 G上等:高级,上等
: r- x" T" j9 \, y9 ]ひょうたん:葫芦; ]6 {7 D7 }: Y+ d: c) @
褒美:奖赏
8 F: H* }9 L1 Z0 C
0 ?# a4 z! q% j, a2 Y( K【译 文】
' W  p7 u" G0 s6 D- W- T& A' ^1 C7 _, ~1 H% ?. W& F6 W" E- }% ]
养老瀑布

7 s0 ~+ [( Z8 `1 f% [: Q* [  r2 F. ^3 @4 ~+ s
        很久以前,有一个很孝顺父亲的年轻人。他每天去捡柴火,然后用它买米度日。年轻人心想就是自己不吃,也要让父亲吃的饱饱的。他的父亲很喜欢喝酒,可是,能有米吃已经是很不容易了,所以他几乎很少有机会给父亲买酒喝。
- C* V0 U) i$ R    “啊,真想让父亲喝上好酒啊!”年轻人经常就这样想着,登上了山。
  M6 x- D8 k4 Z) L' l, x    有一天,在捡柴火的时候,脚下一不留神,年轻人掉到了山谷的谷底。头被撞得失去了知觉。过了不久,年轻人突然苏醒了,他开始检查自己是否受了伤。
1 o* z0 F$ \  d5 X  ?  R    “太好了,要是受了伤,一时半会就不能来山里了。”  s6 l* y6 C' l- P( P
    这样思想一放松,他就感到口渴了。" |0 T' y* G& V: p2 t
    竖起耳朵仔细一听听,周围竟然有水流的声音。于是年轻人就摇摇晃晃地走了过去。眼看从山间飞落下一挂瀑布,在太阳的照耀下熠熠发光。于是他用手捧了一捧水喝了。那水有一丝丝的甘甜。
* _8 x% k/ D9 x+ V    “这没准儿是・・・・・・”,年轻人又捧了一口喝了。
/ F. u. `4 h& V+ u" v    “没准儿真是酒啊・・・・・・”年轻人喝着喝着,身体开始暖和了起来。这真是酒啊,而且是上好的酒。年轻人取下腰上挂的葫芦,将里面灌满了酒之后就急急忙忙地回家了。4 j; q) c  a! M% W( J8 L2 j
    在家里,年轻人迟迟未归,父亲担心不已。他从被子里坐了起来,焦急地等待着。
1 O  w9 h& E! C2 y1 D# g- l% n" \    “父亲,今天我给你带来了一个好礼物,请尝一口吧。”# M7 D8 H+ j  y7 E; M8 N+ _9 p, p
    年轻人把葫芦递了过来,父亲把嘴凑到了上面喝了一口,大吃一惊。
/ z" w* R/ H; h3 d! W    “这真是酒啊,而且是上好的酒”& A7 u0 R! {9 G8 C
    年轻人告诉父亲发生的一切以后,父亲满含着热泪,握着年轻人的手说:“这一定是天上的神仙给你这个孝顺父亲的孩子一个奖赏。这太好了,太好了”" q' Q. l0 C9 ~5 g" }2 h8 V+ E7 o
    看到父亲欣喜若狂的样子,年轻人也高兴得热泪盈眶了。- T6 R! D9 F( O& w
    第二天以后,只要年轻人上山,他总会从陡峭的山路下来,来到能出好酒的瀑布前。然后打满一葫芦酒回家。听说这个事传到了宫殿里的天子耳朵里,他很感动,于是把年号称作养老,把这个瀑布叫做养老瀑布。1 [: Z/ `% J, |- f

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 楼主| 发表于 2007-1-22 23:15:57 | 显示全部楼层
相撲取りの狸
* M7 A# i! r2 [' Z6 c
! L( F# D: |3 Z9 E5 P$ x) [3 v
  昔むかし、海辺の近くの山に相撲が大好きな狸がいました。ある日、狸は山の上から猟師の船が浜辺に戻ってくるのを見ると、くるりんぱっ!と人間の相撲取りに化けました。# M' q' r' ~  V9 s4 |: [
  そして、魚を担いだ猟師たちが道にくると、相撲取りに化けた狸は走っていき、足を広げて通しません。
) h4 @! Q) p2 D, \" z  「おらと相撲取れ。おらが勝ったら、魚を全部置いていけ」. i& ~& l3 u- h& S# z
  「冗談じゃない。早くどけ」と猟師が押してもびくともしません。  i5 F! j3 M6 F6 w, G/ f5 T9 R2 o; L3 y
  仕方がないので、相撲をとることにしたら、うわあ、相撲取りに化けた狸の、強いこと強いこと。足を引っ掛けられて倒されるわ。背負われて投げられるわ。猟師たちはみんな簡単に負けてしまいました。相撲取りに化けた狸は約束どおり魚を全部もらって、山へ帰っていきました。
$ U' |4 l3 y5 L2 ^2 r  それから、狸は毎日相撲取りに化けて猟師たちと相撲を取り、魚を全部取り上げました。7 w) `" `! b2 ?8 ^* c  H5 ~
  「まったくどうしたらいいかね」, X$ ?* ]  M' ]" J% w
  「これじゃ、相撲取りのために魚をとってくるようだ」
9 s  G6 V- F, Y- O  猟師たちが困って相談していると、金さんという男が「俺に任せろ」と胸をたたきました。- h; z) N! d* B$ ]8 P3 Z9 q( y' ~
  力の強い猟師たちでも適わないのに、いつもぶらぶらしている金さんがかなうわけがないとみんな笑いました。
$ G, G2 b: F3 p  でも、金さんは「まあ、見てな」といわしをたくさんもらって担いで、相撲取りの出る道へ歩いていきました。すると、相撲取りは、堂々と立っています。
- U6 p  K. j% H  j# G3 ^  「相撲取りって、お前のことか。お前が勝ったら、いわしをやるよ。でも、俺が勝ったら、どうする」7 J8 C9 {. F5 a6 F4 G  I
  「あはは、俺が負けたら、相撲を止めてやるよ」& D! T* |4 y! \
  「よし、約束だ」
1 }% I5 G, ~0 c* W7 i- P5 d' ~; u  金さんは大声でそう言うと、仕切りの線を書き、相撲取りに化けた狸と睨み合いました。そしてお互いに腰をかがめたそのとたん、金さんは
: M& D, p1 a' f( r  「はい、俺の勝ち」
9 A1 b( r" z4 C) }  と叫びました。相撲取りに化けた狸は- Z* x% ~4 f' [/ t1 E& y
  「なんだと!まだ、何も・・・・・・」と言いながら、立ち上がりました。) @- h* D: B, Z; Q
  そのとき、金さんは体ごとドスンとぶつかっていきました。相撲取りに化けた狸は思わずドンとしりもち。金さんはぱんぱんと手をはたいて、にっこり。
" j/ w: ]; w4 @6 E& ^/ ~  「ふふん、俺の勝ちだろ」. _4 h9 w* _5 z4 L- v; ~8 \! Y! m
  「ずるいぞ、ずるいぞ」
8 {) e7 ^6 s. D/ [  「約束は約束だ。ちゃんと守れ」
+ G% T& E# B5 g* n  金さんはおかしそうに言って、大笑いしました。相撲取りに化けた狸は悔しいと言いながら、山へ帰っていきました。
. M1 d; Y, O$ L. N8 T! ^  そして、もう二度と姿を見せたことはなかったそうです。
+ P, z1 q5 \; f& D3 G/ E; L2 n: p/ B' Q) I4 a' z1 z/ u
【注 释】
) Z( l, Y' A- ?3 _相撲:相扑$ @3 F0 L) H5 p1 Q$ _! d1 O* ^4 E
狸(たぬき):狸) J/ q' {; G! ~: e7 ], @; x
相撲取り:力士: C- B6 \# ]0 h/ I
化ける:装扮; C; e$ `  s/ J- f  H) v
びくともしない:纹丝不动
$ W& @9 X4 d' m. c$ U4 q引っ掛ける:撞,挂
; U6 O5 C$ ~$ ~7 n" ^1 k倒す:放倒
+ O) ^: ?* j7 r7 F9 m& B背負う:背负
) [2 V: X' E* k1 b胸をたたく:拍胸脯
* n7 z0 O9 S! |1 k2 P. W5 h: \* bいわし:沙丁鱼
! U% G$ \/ O/ ^0 W, w% b  b睨み合う:对视
9 s# s/ }4 O! T3 o- fしりもち:摔个屁股蹲
( E* d: f8 _1 V) C4 ^. B) j3 G  m( h
5 Y" p4 _% |* M2 Z8 r【译 文】
/ t) J* f! k* `$ L) l2 W
$ r3 q0 O" `$ |) z$ B" j9 V
爱好相扑的狸猫

# h' c' ?! S" X+ V# u* C( P& v# q5 L- @  b; |; J& n7 y
        从前,在靠近海边的山里有一只爱好相扑的狸猫。有一天,狸猫从山上看见渔夫的船打鱼归来,于是摇身一变,变成了一个大力士。0 j# ?6 V" c) m, C
    挑着鱼的渔夫们走过来了,伪装成大力士的狸猫快步上前,叉开大腿不让他们过去。
+ j% I: W# c! x    “和我比赛,如果我赢了,那鱼全归我。”4 U- r/ T/ y9 {! j
    “别开玩笑了,快让开”,渔夫们推了推,狸猫纹丝不动。没有办法,只好应战。可是伪装成大力士的狸猫厉害得不得了。渔夫们有的被力士绊倒,有的被扛起来仍在地上,最后都轻易地输给了狸猫。; H; k& G, g& Q; k' b# e
    伪装成大力士的狸猫如约地得到了全部的鱼,回到山里去了。从那以后,狸猫每天都化装成大力士,和渔夫们比赛,每天渔夫们辛辛苦苦打的鱼就成为了他的囊中物。  Y* F+ V1 L$ e+ t- C, k. B# Z
    “简直是太气人了,怎么办呢?”1 G, ]# j9 [1 ]9 b/ x; C
    “这不等于为那家伙捕鱼一样了吗?”渔夫们不知如何解决才好,正商量的时候,有一个叫小金的人拍着胸脯说:“叫交给我吧。”大家笑话说连身体强壮的渔夫们都不是对手,天天游手好闲的小金怎么能打得过呢?可是,小金却说:“走着瞧吧。”于是就挑着很多沙丁鱼,来到了力士出现的路上。眼前,力士正毫无惧色地站在那儿。' r& f* m. @, E' J9 `! @4 }4 ]6 ~
    “他们说的大力士就是你呀。你要是胜了,我就把沙丁鱼给你,不过要是我胜了,你打算怎样?”
0 w1 e7 H$ X: q    “哈哈哈,要是输了,我从此不再比赛。”
0 K1 ~. k4 b+ r7 Y    “好,一言为定。”
6 K0 h$ A/ E, q    小金大声说着,接着在地上画了一条界线,和伪装成大力士的狸猫对视起来。3 i3 K+ ~% o+ E6 N( S
    然后,就在双方都要往下蹲的那一瞬间,小金大声叫道:“我胜了”。“说什么?还没・・・・・・”说着,伪装成大力士的狸猫就站起来了。说时迟那时快,小金全身撞了上去。伪装成大力士的狸猫不由得坐了一个屁股蹲。
2 Q. s% m1 b, t7 o1 O8 j    这时小金“啪,啪”掸了掸手,笑嘻嘻地说:“嘿嘿,还是我胜了吧。”
1 a( P# H; v' g! m    “你太赖了,太赖了。”6 {- q( R3 p' C8 R  x6 V
    “一言九鼎,不得反悔。”小金开心地大笑着。伪装成大力士的狸猫嘴里嘟嘟囔囔地说着“悔死我了,悔死我了”,就逃回到山里去了。
. E3 q) w  H% r    据说,从此狸猫就再也没有露过面。" l) g6 I/ d: s
5 [0 y- z9 a% A2 {
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 楼主| 发表于 2007-1-24 23:48:41 | 显示全部楼层
毒入りのご馳走

& W; w4 p/ X% b4 g2 N
8 u( M0 c  G8 _1 a- \4 e  昔むかし、とても仲の悪いお姑さんとお嫁さんがいました。お嫁さんがいくら掃除をしてもお姑さんは汚れているところを見つけ出して叱ります。
, _2 |! a* S6 L食べ物を出せば、まずいまずいと吐き出す真似をするし、人に会えば大声でお嫁さんの悪口を言うのでした。0 H0 G5 V' M% L: p+ U  z
  お嫁さんもそういうお姑さんが大嫌いで、呼ばれても返事をしませんし、いつもふくれていました。そしてお嫁さんはもうお姑さんの顔を見るのも嫌になり、お寺の和尚さんに相談しました。すると和尚さんは白い粉を渡して言いました。1 k* G$ i' K* h5 X/ ~! Z
  「よいか、これは毒の粉じゃ。この毒の粉を毎日食事の時にご飯に混ぜるのじゃ。姑さんはだんだん体が弱くなり、死んでしまうしゃろう。しかし、毒を混ぜたことが知れるとまずい。あんたは今までよりもっと姑さんの言うことを聞いて、やさしくしてやるのしゃよ」
8 |( r! q' |6 V5 y$ u8 O  お嫁さんは何度もお礼を言い、毒の粉をもらって帰りました。早速お嫁さんはその日の夕飯からそっと毒の粉を混ぜてお姑さんに出しました。8 @6 i! X$ C* }  a( n$ j  E
  お姑さんはいつもどおり言いました。
9 N  F: j9 d0 x( b  「ああ、まずい。ひどいめしだ。」% w% d( W$ F1 }; P5 y+ X& L
  すると、お嫁さんは手をついて謝りました。
1 L  N7 p( B) M1 D5 H: ?; w  「そうですか。ごめんなさい。明日からはもう少し上手に作るようにいたします」' a+ {8 q- s: ]/ b5 B
  掃除をした後で、お姑さんがいつものように汚れたところを見つけて怒鳴れば、
+ L1 B# n, G8 T4 T" h1 o. e  「申し訳ありません。もう一度やりますね」とお嫁さんはにこにこと雑巾を持ってきました。お嫁さんは和尚さんに教えられたとおりにしたのです。だから、毒入りのご飯も続けていたし、心の中ではそろそろ病気になるころよと思っていました。5 m! v; {5 ~6 R3 z
  ことろが、お姑さんは病気になるどころか、ますます元気になってきました。それに、人に会うと、こう言うようになったのです。
! ?" _! O; y2 ]. L8 P1 v  「うちの嫁はよく働いて、いい嫁じゃよ」1 h8 J- `- [2 e) E+ C* T9 s
  ご飯の時には褒めるようになりました。
& D5 n$ f9 v' w1 S, l  T% G. n  「ああうまい。嫁の作るご飯は本当にうまい」
% ]7 b* k* _( Y: @  掃除の時もお嫁さんが一所懸命やっていると、一緒にやるようになったのです。お嫁さんはどうしてお姑さんがこうなったのかわかりません。
3 `$ b8 R# a9 B  でも褒められると嬉しくなって、気が付くと心からにこにこと笑っているときが多くなりました。6 X7 e% D5 g) `* y/ R" p
  そういう日が続いたある日。お姑さんが急に具合が悪いと言って寝込んでしまいました。  C4 J: T. Z% J, ?: e
  「毒入りのご飯がきいたんだわ・・・・・・」0 l- [  R) d, o+ d& U
  お嫁さんはお姑さんの看病をしながら、嬉しいはずなのに涙がこぼれてきました。7 ~8 x, V0 n! C8 i
  その涙を見て、お姑さんが言いました。! A9 e  E# C( S/ K& g; S
  「心配せんでいいよ。大丈夫、すぐよく直るからよ。よくなったらまたいっしょに働こうな。わしはやさしいあんたと働くのが大好きじゃ」0 l+ u+ B. z, v+ z' F
  お嫁さんはうんうんと頷いて、たまらなくなり家を飛び出しました。
6 \) q: B# q% f+ D+ ]1 A  そして、はだしのままお寺の和尚さんの所へ、走っていきました。3 `. U1 U1 E! p6 a
  「和尚さん、私が間違っておりました。お姑さんはいい人です。どうかどうかお姑さんを助けてください。毒の粉が効いて、もう死にそうなのです」% M; y% u- t" D3 ^4 J, m
  和尚さんは首を横に振りながら、「あの毒の粉はただのイモの粉じゃ。元気になることはあっても病気になることはない。安心せい。お姑さんは働きすぎじゃよ。休めば直る。しかし、お姑さんもお嫁さんもイモの粉で意地悪病が直ってよかった、よかった。これからも、やさしくてやるんじゃよ。そうしたら、二人とももう意地悪病にはかからんじゃろうからな」そういって大笑いしました。$ ?8 a8 _* s! c* H
  お嫁さんは涙を拭いて和尚さんに深く頭を下げました。それからお姑さんの待つ家へ急いで帰りました。; @% x6 `( _4 p9 v
  姑さんはじきによくなり、二人とも二度と意地悪病にかかることなく、仲良く暮らしたということです。
" L0 z* c+ D; c# J/ o% x) n0 F1 Y' b: _- w. M5 ]6 g
【注 释】/ r* x/ B: D$ z5 k- C
仲が悪い:关系不好5 t; x  H7 {( p( a3 ~
お姑さん:婆婆* e& f# i( R" Z6 h+ M; B
真似をする:模仿
. t$ P9 H( L" ?9 s- p8 O8 c& Cふくれる:撅嘴,不高兴
# T+ z' {% s9 S' J% v: x2 r手をつく:双手伏地道歉4 a! @; |3 [( o0 A, N; D
怒鳴る:大声斥责
1 w, n9 z7 N6 a& v* Y; L6 M+ [: ?具合が悪い:身体不适9 ?) W* U, Q# l1 p
寝込む:卧床不起
( {! R0 H1 ?, b: M  v涙がこぼれる:流泪
! k% J6 J' y' X意地悪病:使坏,挑剔的毛病
- V/ t- n' H# O; B( y* L! K
6 b, F, H0 g& S! e5 Y【译 文】
; V4 s8 l$ r8 a# p) H" M8 s2 l/ b/ g1 G0 T6 R
掺了毒药的佳肴

+ w& m2 [( L2 t0 A9 s: e- Q9 W8 f9 G9 s7 r
        从前,有一对婆媳关系很不好。媳妇无论怎样认真地打扫房间,婆婆都会挑出她没有打扫干净的地方并训斥她。媳妇把做好的饭端上来,婆婆就说难吃、难吃,做出要吐的样子。还逢人便说媳妇的坏话。  c9 F5 H( j" `, ~
    媳妇对这样的婆婆也深恶痛绝,婆婆叫她,她也不做答,总是撅着嘴吊着脸。就这样,媳妇有一天再也无法忍受这样的婆婆,于是她来到了寺庙找和尚讨个主意。9 ?% w. e! V1 Z& j+ m9 u7 O3 A
    和尚递给她一包白色的粉末。“这是毒粉,每天做饭的时候,把它掺在饭里。你婆婆的身体就会日渐衰弱,最后会死掉。但是,你惨毒这件事千万不能让她知道。因此你必须装出乖乖地听她的话,对她好一点的样子。”0 B. X6 |" l' H
    媳妇千恩万谢,拿着毒粉就回家了。2 \+ B. k' W3 L" E
    那天晚上媳妇立即就把毒粉放在饭里,端给婆婆。婆婆又像往常那样说道“真难吃,太难吃了”,媳妇这时就赶快双手伏地道歉说:“对不起,婆婆,从明天开始我争取做得好一点。”打扫完房间后婆婆又百般挑剔,并对着媳妇发火,媳妇就说:“对不起,我再擦一遍。”然后毫无怨言地把抹布拿了过来,又擦了一遍。总之,媳妇都是按照和尚教的那样做的。然而在心里她却盘算着:惨毒的饭也吃了一段日子了,老太婆也该得病了吧。可是,奇怪的是,婆婆不但没有病,反而比原来更健康。而且见人就夸媳妇能干,吃饭的时候也表扬媳妇做得好。看到媳妇认真地打扫卫生,婆婆也开始帮忙打扫。媳妇不知道婆婆为什么会变成这样。但是却发现被婆婆表扬后,自己越来越发自内心地高兴了。
. y( I3 r: T& R3 y    就这样又过了一些日子,有一天,婆婆突然说不舒服,卧床不起了。
8 e& U0 q0 d4 D, V  \7 e    “掺了毒的饭毒性发作了。”
2 ]7 ]$ Q. B7 q8 m6 x    媳妇照顾着有病的婆婆,不知为何,心里却一点也高兴不起来。偷偷地在一边暗自落起泪来。
" P5 ^0 Y  B) i: n    看到媳妇掉眼泪,婆婆心疼地说:“别担心,马上就会好的,等好了以后,我们还一起做事,好吗?你真是一个善良的好媳妇,我真的很喜欢和你一起做事。”
0 O( z0 o6 L% S* G# v    媳妇感动得拼命地点头,最后终于坐不住了。她光着脚冲出家,一溜烟跑到了和尚那儿。
& j! Y! S8 [5 W    “对不起,我错了。婆婆是个好人,你快救救她吧,毒粉药性发作,她就快死了。”
3 h( l5 b: N! Z- M' N# G! S    和尚摇摇头说:“那个毒粉实际上是白薯粉。吃了它只会身体越来越好不会生病的,你放心吧,她是太累了,休息休息就会好。不过,你们婆媳因为白薯粉而治好了互相挑剔的毛病,太好了太好了。以后可要好好相处,不要再对对方使坏了。”说着,开怀大笑起来。
4 Y) t( d; h" t- g! W: R! O    媳妇擦了擦眼泪,对和尚深深地鞠了一躬,就急忙赶回家了。果然,婆婆的病很快就好了,从此两个人再没有互相挑剔,和和睦睦地生活着。
% o* u' @5 Q8 R9 m% o( t8 n8 O! z1 @" S, }& `
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 楼主| 发表于 2007-1-25 22:34:56 | 显示全部楼层
源氏物語

& r( B. J; a' j' L" p
夕顔の巻
# T7 w+ d; L4 `
(ああ、あなた。生き返っておくれ。悲しい目にあわさないで)
. W% h. ?" l0 }9 ]6 H# }, M

# O' l+ P" q: c' G5 p  源氏十七歳のことです。乳母の病気見舞いにでかけたところ、隣に粗末な垣根の家がありました。青々とした蔓草に白い花が笑いかけるように咲いています。何という花だろうとつぶやくと、「夕顔と申します。こんなみすぼらしい垣根に咲くのでございます」と随身が説明します。一枝折らせようとすると、その家から童女が出てきて、これに花を載せてはと、扇を差し出しました。扇には、「心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕顔の花(当て推量ですが、源氏の君かと存じます。白露の光に美しい夕顔の花、光り輝く夕方のお顔は)」と書かれています。気品があり奥ゆかしい歌です。気になった源氏は、どんな人が住んでいるのか、惟光に調べさせました。若い女性がいるらしいが、どこの誰かはわからないとのことです。源氏は、その女君の元に通えるよう惟光に取り計らわせました。
1 ?2 O% l4 v) W3 S  女君の身の上もわからないまま、そして源氏は覆面までして身分を隠し、訪ねるようになりました。女君は、不安げながら、とても素直で、若くても男を知らないというふうでもありません。内気そうな風情が夕顔の花のようで、源氏には、たまらなく恋しく思えたのです。
& R: u5 C6 I. i5 g# G  八月十五日の夜、源氏は女君の家で明かしました。満月の光りが家の隙間から漏れてくるのも、朝方に隣近所の声が聞こえてくるのも、源氏には珍しいものでした。気取った女なら恥ずかしがるところでしょうが、女君は気にする風もなく、おおらかでした。体つきは細く、もの言う様はいじらしく、ただただいとしく思われます。  t4 G4 f! e1 h+ B7 Z4 i
  近くの山荘に連れ出しました。たいそう荒れていて、木立も気味悪く繁っています。それでも、添い臥して互いの顔を見交わし、女君が打ちとけてゆく様子は、とてもかわいいものです。源氏はもう隠すこともないと、覆面をとり、「いつまでもお名前を教えて下さらないのが恨めしく、顔を見せしまいと思っていたのですが。あなたはいったい・・・・・・」と尋ねますが、女君はやはり身元を明かしません。しかし、一日中そばに寄り添って、何かひどく恐そうにしている様子が、あどけなくいじらしくてたまりません。% T5 Q. p) ^9 o9 p$ f6 h( u) a
  宵が過ぎて、少しまどろんだ頃、枕元に美しい女が坐って、「慕っている私を放って、こんな女を連れてくるとは、恨めしゅうございます」と女君を引き起こそうとします。はっとして源氏が目を覚ますと、日も消えていました。ぞっとして、太刀を抜き、魔除けのためそこに置き、右近を起こしなされます。こわがって来る右近に、「宿直を起こして、紙燭をともして参れと言へ」源氏が命令しますと、「とても行けません。暗くて」「ああ、子供っぽい」源氏が笑って手を叩くと、山彦のこだまがとても気味悪く響きます。誰も参りません。女君は、ひどくおびえて、正気を失ったかのようでした。「なんでもむやみに恐がるご性分ですから、どんなお気持でいらっしゃることか」と右近が申します。とても弱々しくて、昼も空ばかりを見ていた、かわいそうにと源氏は思い、「私が人を起こそう。手を叩くと、山彦の答えがうるさい。お前はここに、しばらく側に」と右近を引き寄せて、戸を押し開けると、廊下の火も消えていました。, F0 k$ K  ~8 V% B# ~8 {. W
  風が少し吹いていて、人気も少なく、お付きの者も皆、寝ています。お呼びになると、山荘の子が起きてきたので、「紙燭をつけて参れ。随身には、弓の弦を鳴らして絶えず大声を出せ、と命じよ。人気のない所で気を許して寝るやつがあるか。惟光が来ていたようだが」と尋ねますと、「お控えしていましたが、ご命令もなく、朝方お迎えに参ると申して帰ってしまいました」と申します。彼は警備の武士なので、弓の弦を慣れたかんじで鳴らして、「火の用心」と言いながら、向こうへ行きました。
3 N0 G# @/ k, i' p* H6 c0 S1 c+ R; D  部屋へもどって探ってみると、女君はあのまま臥していて、右近は側にうつぶしていました。「どうしたことだ。ああ何という恐がりようだ。荒れ果てた所では、狐などが人を脅かそうとして、気味悪く思わせるのだろう。私がいるから、そんなものにはおどされないぞ」と、右近を起こします。「とても気分が悪うございますので、うつ伏せになっておりました。こちらこそ、お苦しくていらっしゃいましょう」と女君のことを心配するので、「そうだ。どうしてこんなに」と言って、探ると息もしていません。揺すってみても、ぐったりとして、気を失っている様子なので、ひどく子供っぽい方だらか物の怪にとりつかれたのか、と途方にくれました。
, b5 B- Q: m5 I% E- R' ^  紙燭が来ました。寄せて、ご覧になると、枕元に、夢で見た姿の女がぼんやり見えて、さっと消えてしまいました。昔物語などでこんなことを聞くが、と源氏は不気味でしたが、女君がどうかと思う気持が先立ち、身を顧みるゆとりもなく、寄り添って、「これこれ」と揺すってみましたが、身体は冷たくなっていて、息もすでに絶え果てていました。どうしようもありません。どうしたらいいかと相談できる人もいません。源氏は、あのように強がりなさいましたが、まだお若いことですから、むなしく死んでしまった女君をご覧になると、やるせなくて、強く抱きしめ、「ああ、あなた。生き返っておくれ。悲しい目にあわさないで」とおっしゃっても、身体はすっかり冷たくなっていますので、だんだん気味悪く感じられてきました。
5 w0 O2 d7 r  |" P( j  こうして、十七歳の源氏は初めて身をもって、いとしい女性の死を体験したのでした。
9 l* E; A/ f. U. H. o% q, D+ w; }8 a% Y
【注 释】- K  K1 p2 }& d4 E( K: b. F
夕顔:葫芦花(本文中由于被用作了人名,故译文中采用了日语说法)
  K% j! U5 `& r8 i9 d垣根:篱笆,栅栏/ F7 o' F5 X8 M6 U: k
つぶやく:嘟囔! T0 A: J+ E+ \$ H8 [" Y
みすぼらしい:寒酸,难看,破旧6 u" ?- S, U+ r( B6 K
取り計らう:处理* `$ d; D0 I0 \! V5 h
内気:胆怯,腼腆
* L; a: S7 E1 j6 x3 N2 A気取る:装腔作势) M0 a/ H- e" c/ {+ W  N% Q, o
おおらか:大方
0 u) b  }. P& \3 Q打ち解ける:融洽
( ]  n5 F% d9 P! p$ Tあどけない:天真
' C, G- _/ _( E# }. fいじらしい:令人疼爱的' H$ J* q2 }- o3 K6 \; X
宿直:值夜人3 E. A6 O( i6 \0 G2 I+ k# U
山彦:回声/ V* d6 ]- E& ?! l) m' n+ B
こだま:回声
, z: x! J* C% ]1 g/ d1 Kむやみに:胡乱,过分, g  I9 [% y& C( W- `! V
ぐったり:没力气) z* [9 J+ `  |3 C9 \, Z5 h
途方に暮れる:束手无策
/ u& n" o. v& M6 ]. T4 D* L8 T; W) p9 h) s
. f. D* P# q* ~
( u" ]) a2 y# ]- I! F
由于本文是「源氏物語ー夕顔の巻」的原文,很多词语的发音和现代日语都不太一样,故把发音写出来,方便大家阅读
6 N9 n3 S! J5 Y- }3 _" s
8 h8 X3 S  _7 F) v- X; _げんじものがたり  ゆうがお まき  うば  かきね つるくさ ずいしん どうじょ おうぎ しらつゆ ひか  * X# n2 u9 s( u6 V
源 氏物 語   夕 顔 の巻   乳母  垣根  蔓草  随 身  童女  扇  白 露  光り  - {( }1 j- [' m6 w$ e
; a5 |' r2 z2 v
あ ずいりょう かがや  ゆうがた  きひん おく     これみつ おんなぎみ もと  かよ   と はか
0 ~$ ?: }$ O7 B) }1 v* d3 s( S6 g当て推 量  輝  く  夕 方  気品  奥ゆかしい  惟 光  女 君   元  通える  取り計 らう  
2 _9 G+ ?- p1 g9 q0 R9 g( {( Q, j& y8 D
み うえ ふくめん  みぶん  うちき ふぜい まんげつ すきま  も    あさがた  きど   ふう さんそう 
" z8 T- D& u( f, N* }5 Z身の上  覆面   身 分  内気  風情  満月  隙 間  漏れる  朝 方  気取る  風  山荘  
. d& d# J0 q' z) c; I! U# A" p; U$ c0 K. [% V$ r; O$ `& \& B
こだち  きみわる  しげ    そ ふ   みか    うら    みもと   よ そ  よい まくらもと   すわ   
1 {# O3 Q1 ~. g木立  気味悪 い 繁 る    添い臥す  見交わす  恨めしく  身 元  寄り添う  宵  枕 元  坐 る  7 \2 x: T3 A; k
8 ?& P1 Z- x4 B$ i' S( t
した   ほう   うら              ひ  お      め さ    たち  ぬ   まよ   うこん しゅくちょく しそく
/ i! e3 m/ F$ v" ~: r慕 う  放 る  恨めしゅう    引き起こる  目を覚ます  太刀  抜く  魔除け  右近  宿 直  紙燭  ' B( B" J) R( `, H- p

  b7 o- a: g; p7 w( sまい              い   やまびこ しょうき    しょうぶん よわよわ     そば  と  ひとけ みな ゆみ つる  た   
! Q# k$ ]4 K7 C7 e* p参 れる  言へ  山 彦  正気    性 分   弱 々しい  側  戸  人気  皆  弓  弦  絶えず  
" v% `; V$ o( V% V! ]+ Q4 z# `' y; z( h/ o- e) @1 m+ N8 g
めい  ひか   ぶし  ようじん  さぐ    あ は   きつね おびや     ぶ   ゆ   もの け 
4 ]& S( i. b) u) m+ B命じ  控 え  武士  用 心  探る    荒れ果てる  狐  脅  かす うつ伏せ  揺する  物の怪  
4 J8 _+ ^$ s4 ]* {( b( z" o1 z; w7 V! k6 n6 j" k
すがた  さきだ   ぶきみ  かえり   いき たいけん
6 m. v, }1 T; H+ U. }+ p姿    先立ち   不気味  顧 みる  息  体験3 R1 q0 q+ o% Z: l! E

! D) F3 T# `% x: b8 L; \8 K[ 本帖最后由 nic 于 2007-1-25 16:32 编辑 ]
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发表于 2007-1-26 01:40:55 | 显示全部楼层
とてもいいですね、勉強になります。どうも、今後、続くね。
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 楼主| 发表于 2007-1-29 21:42:04 | 显示全部楼层
【译 文】
# i' M6 P* Y5 v
: T' ]# k, c% Z7 c; }
源氏物语
: a' D; Q7 @& P5 z3 |. d4 B( ^6 G# L" B# X4 k0 v
夕颜卷
7 D. M% b7 L2 h7 l8 Z/ l; g5 \* C) e; d7 \' S
(你快醒来,不要让我如此悲伤)

, G1 ]/ X0 |( N1 j( \- [' o1 L; w# N3 l6 O# g9 M
        风流倜傥的源氏十七岁时,在他去探望病中乳母的时候,发现那隔壁简陋的围墙内有一户人家。青春的蔓草丛中,洁白的小花微笑似地盛开着。“这叫什么花?”源氏不禁低声问道。“这叫夕颜花,它就生长在这种不起眼的墙根下。”随从向他解释道。正当他想让随从摘一枝的时候,从屋中走出一个女童。“把花放在这把扇子上吧。”说着,便递过来一把扇子。扇子上写着一句很优雅、也极富韵味的诗:“白露夕颜容光驻,想是那人远道来。”于是心有所动的源氏就让惟光打听那屋子里住的是何人,得知好象有一位年若的女子住在那里,但是哪里人、姓甚名谁就不清楚了。因此源氏便让惟光想办法让他能够时时造访屋里那位年若女子。
6 ^8 s- f) d& K$ C' B6 e    因为不知道她的身世,源氏刚开始拜访她时,便蒙住自己的面孔、隐藏着自己的身份。尽管那少女显露出些许胆怯,却也温顺,年纪虽轻,但也似乎并非完全不解男人之意。腼腆含蓄的样子就像夕颜花一样,让源氏爱恋不已。
9 B6 M5 w# `; L' q5 d    8月15日的夜晚,源氏是在那位少女家过的夜。晚上有皎洁的月光从屋缝里透射进来,早上能听到左邻右舍的嘈杂声,这些都使出身高贵的源氏无不感到新鲜。如果是爱面子的女子,想必一定会显得难为情,可这个少女却显出丝毫都不介意的样子,落落大方。她身材苗条,说话的神态招人疼爱,让源氏怜爱至极。
" [/ U" n+ W5 v1 K' y. m- R; Y5 X    一天,源氏带着少女来到附近的山庄。那里十分地荒凉,连树木都阴森森的。但两人却不顾这些,相拥而卧,相互尽情地凝视着对方。少女敞开心扉,娓娓道来的神情可爱极了。源氏认为已经没有什么可以隐瞒的了,便拿掉面纱,说道:“因为你一直不肯将你的姓名告诉我,这让我心里很不是滋味。所以我也一直想着也不能让你看到我的面容。现在你能不能告诉我,你到底是・・・・・・”。可少女还是不肯说出她的身世,但一整天都陪伴左右,与源氏形影不离。脸上显露出的怯怯神情是那么的天真纯情,让人心中涌出无限的怜爱。: r1 A" U) m2 l* u# V
    傍晚过去,正当他们刚有些睡意朦胧的时候,却仿仿佛佛看到枕边坐着一位美丽的女子。“我那么爱你,你却弃我而不顾,和这个女子在一起。真令人伤心。”那女子说着便要带走那位少女。“啊!”源氏猛地被惊醒了。那时,灯火已经灭了。他感到后背有些发凉,便“嗖”地抽出大刀,为辟邪将其放在了身边,然后叫起了少女的贴身女扑右近。源氏对一副心惊胆颤的样子来到他身边的右近命令道:“去把值夜人叫醒。让他点个灯火过来。”“我不敢,太黑了。”“嗨,简直就像个孩子。”源氏笑着拍了拍手,顿时传来了令人恐怖的回声。没有人来。少女好象已经被吓晕过去了。“她对什么事都很害怕,生性胆怯,真不知她现在是什么感觉。”右近说道。源氏想起她总是那么柔弱,白天也只是仰望着天空,觉得甚是可怜。他对右近说:“我只能亲自去叫人了,因为击掌会传出讨厌的回声。你先在她身边守着。”于是他把右近拉到了少女身边。源氏打开门,走廊的灯火也熄灭了。7 O$ t" D& h# V% E
    有风微微在吹,四周没有人影,随从们也都睡了。源氏一叫,山庄人的儿子醒来了。“你去拿照明灯火来。告诉随从,不断鸣弓,让它发出很大的弦声。这么没有人气的地方怎么可以安心睡觉呢?惟光不是也来了吗?”“是的。他等了一会儿,因为您没有什么吩咐,所以他说完明早来接您就走了。”山庄人的儿子是担任警卫的武士,他熟练地一边鸣起弓,一边喊着“小心火烛”,向对面走去。
$ i: B; d' o' u! @, v    源氏回到屋里,发现少女还是那样躺着,右近趴在旁边缩成一团。“怎么回事?怎么害怕成这样?这里荒芜人烟,可能是会有狐狸来吓唬大家,让你们感到害怕。现在我在这儿,没必要害怕那些东西。”于是叫起了右近。“我感觉很不舒服,所以趴了一会儿,小姐肯定更难受吧?”右近表现出对少女的担心。“哎呀,怎么会这样?”源氏摸了摸少女,发现少女已经没有了呼吸。摇晃了摇晃,仍然是全身疲软、昏迷不醒的样子。会不会是因为她身上还有点孩子气而被妖魔缠身了呢?面队眼前的一切,源氏不知所措。
5 [5 S  N$ _! e7 E& u4 q    照明灯火拿来了。放在眼前一看,梦中的女子隐隐若现,却又转瞬消失了。源氏想起这类怪异事情在过去的传说中倒是听到过,顿时觉得有些害怕。但他更关心的是眼前这位少女怎么样了。于是源氏无暇顾己,他贴在她身边,呼唤着并摇晃她的身子。可她的身子已经变凉,也已完全没有了气息。他不知道该怎么办。身边又没有一个可以商量的人。源氏虽然刚才还表现得很勇敢,但毕竟还年轻,看到少女突然死去,无法镇静,紧紧地抱着她说道:“你快醒醒吧。不要让我这么悲伤。”可是少女的身体越来越凉,他开始感觉到有些恐惧。% I% ^6 q# S+ A  a
    就这样,十七岁的源氏第一次切身经历了所爱之人的死。
5 g9 P3 U* Q$ E8 r5 M* i, V% [' f& P  p( y5 E5 t
[ 本帖最后由 nic 于 2007-1-29 14:29 编辑 ]
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发表于 2007-1-31 19:35:09 | 显示全部楼层
最後の”源氏物語”がちょっとむずかしいね、第一回見ると、半分の意味にしても、分からない、訳文を見た後で、大体わかった、むずかしい。でも、いい文章ね、
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 楼主| 发表于 2007-2-1 21:55:39 | 显示全部楼层
源氏物語 解説
6 M+ c- [0 y5 f8 F" O$ R4 z' J

& J% o  n  f5 T" A- V3 Z+ M  『源氏物語』は、紫式部(973?~1014)の手によって、1008年頃完成しました。全54巻という長編で、全体を通しての登場人物は六百人をこえ、物語に描写されている期間は七十年に及んでいます。このような大きなスケールの物語は当時ありませんでした。先行する『竹取物語』などの伝奇物語、『伊勢物語』などの歌物語、それに『蜻蛉日記』などの自己告白日記文学といった三つの大きな流れを総合した上に成立したのです。4 e; V. _1 Z/ C% n6 \0 ^+ O
  現代では、全編を三部構成とする見方が有力です。第一部と第二部の主人公は、桐壺の帝と桐壺の更衣の間に生まれた美貌の皇子、光源氏です。「光」は彼のすばらしい美貌を形容したあだ名で、「源氏」というのは、臣籍に下った皇族につけられる姓です。
0 ]. x- F9 a4 W3 _2 C  第一部では、まず、桐壺の更衣に対する帝の寵愛と光源氏の誕生、そして母・桐壺の更衣の死が描かれます。その後、成長した光源氏が多くの女性たちと恋をし、それが政治世界での権力闘争につながり、一時は失脚しながらも復活して、ついには栄華をきわめるまでの前半生が描かれています。第二部は、その栄華にかげりが生じて、最愛の女性・紫の上に先立たれ、悲嘆にくれる源氏の後半生を描いています。第三部は、源氏の子や孫が登場して、新しい世代の恋の悲劇が語られます。
% R8 \0 V, V- G& `0 n% j$ u1 ^  掲載した「夕顔の巻」は、「桐壺」「帚木」「空蝉」につづく第一部の四巻目に位置します。若々しい光源氏の女性遍歴がはじまるシーンです。その夕顔までのあらすじを簡単に紹介しましょう。1 w5 V  w1 A8 d$ b$ M1 j5 s
  源氏は、左大臣の娘・葵の上を正妻にしていましたが、彼女の気位の高さに、気持は満たされないでいました。そんな五月雨の一夜のこと、源氏は宮中にこもって若い仲間と女性談義をしました。中流階級の女が面白いということです。(以上「帚木」)源氏は、その翌晩、人妻と一夜を共にします。源氏のはじめて知った中流の女です。女は悩み、源氏が再び忍んできた夜、着ていた着物を源氏の手に残したまま、するりと逃げてしまいます。そこで、彼女の空蝉と呼ばれることになりました。(以上「空蝉」)  Z& c( o# W6 u1 x: K: F
  その後に続くのが、掲載した夕顔の巻です。登場人物についても説明しておきましょう。随身は、貴人警護に当たる人のことです。源氏は、ちょっとした散歩でも、現代で言うガードマンと一緒に出かけたのです。惟光は、源氏がお見舞いに行った乳母の実の子です。源氏とは乳兄弟に当たりますから、源氏の夕顔の女君に仕えている女性です。なお、原文は、古文で書かれていますので、現代語に訳して掲載しました。
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发表于 2007-2-2 09:35:52 | 显示全部楼层
辛苦楼主了,收藏下了,细细阅读,都是好文章。どうも ありがとう。
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 楼主| 发表于 2007-2-7 21:21:34 | 显示全部楼层
平家物語

; w: u% t8 O8 F  u1 ^
敦盛の最期
$ \8 E0 Z. G$ l1 l, X3 |
(ああ、武士ほど情けないものはない)
; U% s/ h2 I9 C9 I: l0 u
! M5 k5 z+ e1 z$ Z9 J' P" p/ O
  平家が一の谷の戦いに敗れたので、熊谷次郎直実は、思いました。「平家の子息たちが助け船に乗ろうとして、波打ち際の方へ逃げて行かれるだろう。ああ、誰か身分の高い立派な大将と取り組みたいものだ」そして、海岸の方へ馬を進めました。! `4 x+ @  ]9 J
  すると、大将と思われる一人の武者の姿が目に映りました。萌黄匂(黄緑色)の鎧を着て、黄金作りの太刀を下げ、連銭葦毛の馬に乗った武者一騎、沖の舟を目がけて、海へざっと馬を乗り入れて、泳がせています。/ J- }3 m4 F- n3 M
  熊谷が、「そこに行かれるのは大将とお見受けします。敵に背中をお見せになるのは卑怯です。お戻りなさい」と、扇をあげて差し招くと、それに答えて、その武者は引き返して来ます。波打ち際に上がろうとするところへ、熊谷は馬を並べ、むんずと組んで、どしんとばかりに両方の馬の間へ落ち、押さえつけて首を斬ろうと、兜をおしのけて顔を見ました。なんと!歳は十六七ほどの少年ではありませんか。薄化粧さえした紅顔の美少年です。倅の小次郎ほどの年齢で、顔立ちがまことに美しく、この可憐な美少年の首に刃を突き立てる気にはどうしてもなれません。「いったいどういう身分のおかたでいらっしゃいますか。お名乗りください。お助け申しましょう」と申し上げると、「お前は誰か」と、おたずねになります。% w- L( c7 n' ^! y0 y
  「名のある者ではございませんが、武蔵の国の住人、熊谷次郎直実と申します」と名乗りますと、「それでは、お前にとっては良い敵だぞ。ゆえあって自分は名乗らぬが、首を取って人に問うがよい。きっと見知っていようぞ」とおっしゃったのでした。少年ながら、実に立派な態度です。熊谷はほとほと感心しました。「ああ、立派な大将だ。この人一人を討ち取り申したとしても、負けるはずの合戦に勝つはずもない。また、討ち取り申さなくとも、勝つはずの合戦に負けることもまさかあるまい。倅の小次郎が軽い傷を負ったのでさえ、私は気がかりでならないのに、この殿の父君は、我が子が討たれたと聞いて、どんなにお嘆きになることだろう。ああ、助けてさしあげたい」と思って、後の見方の方を振り返って見ると、源氏軍勢、五十騎ほど続いて来ていました。0 t% {, a6 G* `5 J# p3 d, Q
  熊谷は、涙をおさえて申しました。「お助け申そうとは存じますが、味方の軍勢が雲霞のように大勢おります。とうてい、お逃げになれますまい。他の者の手におかけするより、同じことなら、いっそこの直実の手でお討ち申して、死後の御供養をしてさしあげましょう」と申すと、「どうでもよいから、早く早くこの首をとれ」とおっしゃったのでした。- Z0 c6 n$ H# P4 C: ?8 b3 ?
  といっても、熊谷はあまりにも痛ましく、どこに刀を突き立ててよいかもわからず、目もくらみ、意気もくじけて、何が何やら分からず呆然としていましたが、そうしてばかりもいられないので、泣く泣く首を落としたのでした。「ああ、武士ほど情けないものはない。武芸の家に生まれなかったならば、こんな悲しい目に会うことはなかろう。ああ、むごいことをしたものだ」と、言っては、袖を顔に押しあてて、さめざめと泣くのでした。
  d% n' j3 a% L! _( h8 B3 ]  しばらくして、相手の着ていた直垂を切り取って首を包もうとしたところ、ぽろりと落ちたものがありました。取り上げてみると、それは錦の袋に包んだ一本の笛です。「ああ、いたわしいことだ。明け方、城の内で音楽をなさっていたのは、このお方でいらっしゃったのだ。今、味方には東国の軍勢が何万騎かいるだろうが、戦の場へ笛を持参する人はよもやあるまい。身分の高い人というものは、やはり風流なのだなぁ」と思って、九郎御曹司、源義経公にお目にかけたところ、これを見る人で涙を流さない者はいませんでした。
2 j5 i0 d5 j' e" G& D9 e  後に聞いたところでは、その方は、平清盛の弟、平経盛の末の子で、ことし十七歳になる大夫敦盛でいらっしゃったとのことです。この時から、熊谷は、世を捨てて出家しようと思い始めました。
# I; g% l6 }! K, }5 _& T! ]( f' n
0 Q0 j8 k& S! j1 z8 _【注 释】
: M; k. d; J: _( g. }; j1 Bほとほと:非常1 c: f& x( k+ e& M
~としたところ:正要・・・・・・的时候1 i% ^+ ]) {: c! b: ^4 \
よもや:未必* h5 E  [/ a& s# [$ U" w; C4 N
さめざめと泣く:潸潸泪下
/ E8 D. W% b% `1 pお目にかける:让~见到
" B; y- R6 d3 ?7 l# \4 E6 K5 H
[ 本帖最后由 nic 于 2007-2-10 22:17 编辑 ]
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 楼主| 发表于 2007-2-11 06:19:41 | 显示全部楼层
【译 文】
3 S0 p: d3 `- @. |' A* u, c' e. t# J" O% J; ~$ ]3 L
平家物语

, k9 B  b( D) {
郭盛之死
" K4 A; A5 \6 J1 f$ I) u& k5 g0 y
(唉,再没有比武士更悲惨的了)
        平家军队在一次峡谷战役中打了败仗,熊谷次郎直实想:平家的几个儿子为了乘上前来救助的船只,肯定都会往海边逃。唉,真希望能够和某个地位高的将军一比高下。想到这,他骑上马朝海岸方向奔去。
        忽然,他看到一个看起来像是大将的武士。这个武士穿着黄绿色的铠甲,佩戴着黄金装饰的大刀,骑着一匹身上夹杂着棕色毛的白马。这名武士正独自骑在马背上朝海上救助船只的方向前进,他果断地策马走向水中,马在水里游着前行。
        熊谷朝那名武士挥动扇子,说:“我想您一定是一位大将,见到敌人却不敢面对,这样的行为只能表现出您的胆小,回来吧。”那名武士听到他这么说,就掉转马头回来了。
        武士刚回到岸上,熊谷就迎了上去,两马并立,熊谷猛地揪住对方,两人重重地从马背上摔下来,落在两马之间,熊谷按住那武士,推开他的头盔,正要举刀砍武士的头时,他看到了武士的脸。啊,那竟然是一个只有十六七岁的少年!是一个化着淡妆的脸色红润的美少年。这个少年和熊谷的儿子小次郎年纪差不多,长得实在太美了。他怎么也没有办法向这个惹人怜爱的少年举起刀。“你究竟是什么身份的人?请告诉我你的名字,我就放了你。”熊谷说完,少年却反问:“你是谁啊?”
        “我不是什么有名的人,我住在武藏国,我的名字是熊谷次郎直实。”熊谷回答。听了他的回答,少年说:“那我正是你的敌人。因为某种原因我不能告诉你我的名字,但你可以取了我的首级去问别人。肯定有人认识。”
        虽然他只是个少年,但他的态度实在令人钦佩。熊谷心中感叹不已:“啊,真是个了不起的大将啊。其实就算我杀了他一个人,如果这场战争注定我们要失败,那也不可能因此而转败为胜。反之,如果注定我们要赢,那么即使我不杀他,也不会因此而输的。我的儿子受了一点点伤我都担心得不得了,如果这个少年的父亲知道自己的儿子被人杀掉了,他会多么伤心啊。啊,我真想救他。”熊谷正这样想着,可回头一看,己方的军队----源氏军队的五十多名骑兵已经朝这边冲过来了。
        熊谷忍住眼泪,对少年说:“我其实是很想救你的,但是我方军队势不可挡。看来你已经逃不了了,如果同样是死,与其让你死在别人的手上,还不如让我来,我会在你死后祭奠你的。”少年说:“怎么都行啊,你就快动手吧。”
        话虽如此说了,熊谷还是非常地不忍心,不知道刀该朝何处砍,他甚至感到头晕,全身没有一点力气,呆呆地愣在那里好一会儿,可一直愣在那儿也不是办法,就含着眼泪取了少年的首级。“唉,再也没有比武士更可悲的了。如果没有出生在武士之家,也许我就不会碰上这么令人心痛的事情。唉,我做了多么残忍的事啊。”熊谷不停地说着,用袖管遮住脸,伤心地哭着。
        过了一会儿,他割下少年身上的腰带,正要用它把少年的头包起来时,有一个东西掉到了地上。捡起来一看,原来是包在锦囊里的一支笛子。“啊,真是可怜啊,每天清晨,在城内吹奏音乐的人原来就是他。现在,我方有东国的士兵几万人,可大概没有一个人把笛子带到战场上,出身高贵的人到底是风雅啊。”他不禁这样想道。当他将笛子呈到九郎御曹司和源义经公面前时,看到的人无不落泪。
        后来,他听说那位少年是平清盛的弟弟平经盛的小儿子----今年刚满十七岁的大夫郭盛。从那时起,熊谷就开始想要出家,离开尘世。

, H% r  {- m/ v6 f4 l7 d5 G& s4 _
" C9 X) @( S" Z* Y[ 本帖最后由 nic 于 2007-2-10 22:50 编辑 ]
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 楼主| 发表于 2007-2-11 06:51:42 | 显示全部楼层
平家物語 解説
- L, \2 E9 ^5 P8 }9 e

6 S* K5 O4 Z$ P. e# \' e  軍記物語の代表作で、作者は諸説ありますが、はっきりしていません。十三世紀頃に成立し、琵琶法師という僧侶姿の芸人が、琵琶を伴奏にして語った平家琵琶(平曲)の台本として広まりました。内容は、平清盛を首領とする平家一門の興亡で、諸行無常・盛者必衰・因果応報という仏教思想を基調に描いています。
4 I: V) v' D9 J# \1 n  掲載した「敦盛の最期」の背景を『平家物語』にそって紹介しましょう。) F! T' M( T' Q' X- i1 k
  1167年、平清盛は後白河法皇の信任を得て太政大臣となり、政権を掌握します。さらに、平清盛は、娘・徳子を高倉天皇の皇后とし、1179年には後白河法皇を幽閉し、また1180年には、高倉天皇を退けて自分の三歳の孫を安徳天皇として即位させました。平家一門は「平氏にあらずんば人にあらず」とまでいわれるほどの栄華を極めたのです。その専横に対して、源頼政が宇治川で挙兵、あいついで源頼朝・義仲・義経らも挙兵し、平家追討に向かいます。1181年、清盛は死に、西に追われていった平家は、1184年、一の谷(現在の神戸市須磨区)まで戻り、陣を構えました。源氏勢が迫り、義経の急襲によって平家は敗走します。これが、一の谷の戦いで、「敦盛の最期」は、その時の話です。' V5 R/ ^2 x5 e3 g% `
  登場する熊谷次郎直実(1141~08)は、武蔵国熊谷郷(現在の埼玉県熊谷市)の豪族で実在の人です。敦盛(1169~84)が、名のりもしないで討たれる潔い美形の若武者として登場する一方、直実は、東国武士の剛直さを持ちつつも武士である自身に苦悩します。戦場に落ちた一本の笛が、彼の思いをかりたて、出家を思い立たせます。史実では、後に確かに彼は出家し仏門に入っています。しかし、出家の動機は敦盛とは無関係のようです。その点で巧みな脚色がなされていると言えるでしょう。
- N7 P. \/ C" f' n8 q 0 A! p% o* x, ~

) H; [! y3 K' A" I& b7 K$ }( oぐんき しょせつ  びわほうし そうりょ げいにん ばんそう  かた   へいきょく  だいほん
$ B1 g; P5 v/ C& W" c# }軍記  諸 説  琵琶法師  僧侶  芸 人  伴奏   語 る  平 曲   台 本 * |9 i$ s, B' y- J  f

9 p# q5 |7 g. H6 ]5 |4 E4 iたいらのきよもり しゅりょう  こうぼう しょぎょうむじょう じょうしゃひっすい いんがおうほう ぶっきょうしそう
; F2 m3 c% y% b 平  清 盛  首領   興 亡  諸行 無 常  盛 者 必 衰  因果 応報  仏 教 思想! s) w% Z4 p3 q% K* X
9 q" |$ S0 G! \/ q, j. D' @$ b
きちょう えが  けいさい  さいご  はいけい ごしらかわほうおう  しんにん  え   だいじょうだいじん( l6 C& A7 P  }8 ^( B1 u
基 調  描く  掲載   最期  背 景  後白河 法 皇  信 任  得る  太 政 大 臣* k7 W) f- z) a% k3 M
# i' p0 u9 M( M; i+ J  k2 r
せいけん しょうあく  とくこ  たかくら てんのう  こうごう ゆうへい  しりぞ   あんとく  そくい
) s* O/ m1 a/ S8 U9 J% w政 権  掌 握  徳子  高 倉  天 皇  皇 后  幽閉す  退 ける  安徳   即位
* _, k  }) b) r5 d
& R4 _. Z" T$ D. f7 L; ?へいし  えいが きわ   せんおう みなもとのよりまさ  うじがわ きょへい みなもとのよりとも よしなか4 w! X( m" N3 `
平 氏  栄華  極める  専 横   源   頼 政  宇治川  挙兵    源  頼 朝  義仲+ G; n1 P" `6 |5 \7 Q; I
/ [$ z' o1 [9 e* g9 n
よしつね ついとう  きよもり いち たに   こうべしすまく  じん かま   げんじぜい せま  きゅうしゅう7 `) j) r7 _. I, G7 I: x+ f. f
義 経  追 討  清 盛  一の谷   神戸市須磨区  陣  構える  源氏 勢  迫る  急 襲' \, j6 o/ t' y0 s( S

- I$ K7 z2 r# Q  Z9 Q/ n9 n5 {( fはいそう たたか  くまがえのじろうなおざね むさしのくにくまがやごう さいたまけんくまがやし  ごうぞく" D9 [- H- I2 N6 z- J
敗 走  戦 う  熊 谷  次郎 直 実  武蔵  国 熊 谷   郷  埼玉 県 熊谷 市  豪 族9 {3 H# F) _) v+ ~+ P% j
  X$ `( J) @1 V" N# [2 T/ U7 i
じつざい いさぎよ  びけい わかむしゃ  とうごくぶし  ごうちょく くのう  せんじょう  ふえ しゅっけ$ o5 k9 D% [0 ~5 d7 W. \( @$ c
実 在   潔 い  美形  若武者   東 国武士  剛 直  苦悩  戦 場   笛  出家% c  F+ a) E$ I: Z; s
9 a9 G, R/ c9 c" n/ q8 N/ M
ぶつもん どうき  むかんけい たく   きゃくしょく
6 H/ W, C, j. n& E4 N, @仏 門  動機  無 関係  巧みな  脚 色3 V  n: S- t/ {1 [; z+ S* a2 C" j

: _( q" @$ S+ R  i- @, b- v[ 本帖最后由 nic 于 2007-2-10 23:36 编辑 ]
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