私は通訳という職業を、ひとつの専門職と考えています。通訳には社会的責任があり、この職業に就く者には、課せられた責任を果たすために様々な資質を持つことが求められています。* u$ }( ^) _% ^- b1 ~
例えば:1 {1 g% n3 P T
・言語やコミュニケーションに対する関心が高いこと。
4 t% ~. d$ W s0 G* |6 T・対人関係において、思いやりのある対応ができること。3 ]! W1 ~2 q) W& b2 @( B( O
・信頼性を失わないという意味で、物事に対し常に忠実で、かつ誠実であること。
( K3 M9 K- i. D9 K! x% n" Q6 r・客観的な判断能力、安定した適応能力
0 i$ Z- U% w3 E) ^/ o0 V・忍耐力・集中力・瞬時の反応力4 x2 Y+ t. K4 u' t( z9 e0 F/ q" W
・創造的な表現能力
+ m. d3 d. E" _: \) c+ m% B・一定の想像力を持ち、かつ冷静に意思を伝達し、自己表現のできること。
3 U t9 J2 c) T/ `/ }7 w% `- ^# j・ 「空気のようなもの」であっても、一定の存在感を示せること。
7 `; {/ ^& |0 p2 p$ t# N6 z& y0 p& L其の他、職業上知り得た情報を外に漏らず、それを自己の利益の為に利用しないなど、厳格な守秘義務があります。このような忠実な態度と同時に、通訳者はお互いに誹謗中傷せず、業務を妨害しないことが最低条件の一つです。とかく一匹カカオミの浮草稼業などと見られているようですが、一定の協調性、良識を持って、良質な通訳サービスを提供し、社会に奉仕する職業であるという認識をしっかりと持つべきです。; L+ F$ `% r5 _+ s, D. B9 R" l% X
そのためにも、通訳者自身が身につけるべき知識は、常に社会のニーズを意識し、それに応えるものでなければなりません。さきほど述べた資質などは先天的なものであるのに対し、知識は後天的で、各自の努力によって獲得し、蓄積できるものであると思います。その努力を払うか払わないかが、通訳者として資格を問われるポイントなのです。
, D, a" {2 J) K* Q" a知識といっても色々ありますが、次のようなものが考えられるでしょう。
?3 g( ]& W9 o- h K: w5 E一般教養、語学知識、コミュニケーションや通訳技術、専門分野や関連用語職業実務に係る知識や背景知識。そして中国語に限っていうならば、日中両国の歴史、社会、文化、風速習慣、政治、経済などの幅広い知識、できれば地域研究や比較文化研究の方法論を兼ね揃えることも必要になってきます。それぞれの知識に関し、常に高い水準が要求され、かつ維持する必要もあります。その点から通訳者は紛れも内専門職のひとつと言えます。
# f9 E( T: ^. n2 Z9 Q! h 一方、神ならぬ身の通訳者にとって、言葉の上での誤りは仕方がないにしても頻繁に聞きなおしたり、訂正したりするのでは、不信感を招く恐れがあります。ですから、大きな目標を持たないと、すぐ挫折したり、自分に失望したりしてしまうのです。失敗しても、それは自分に対する激励と受け止め、意欲的に改善に努め、自分自身を高めていく材料とすることが出来ればよいのです。 |