どんだけぇ~ (どんだけぇー)
「どれくらいの価値があるの?」といった相手を非難する意味から始まって、「すごい」「とんでもない」といった意味に広がって使われている。元々は女子高生の仲間ことばだったが東京・新宿2丁目のゲイバーで広まり、それをヘアメークアップアーティストのIKKOがテレビで使ってから全国的に広がった。関西地方でよく使われる「どんだけのもんじゃ!」(あなたは自分がどれくらい価値があると思って発言しているのか?=あなたの発言を評価する人などいない)が、東京の女子高生の一部に使われたのが始まりのようだ。いかに相手が理不尽でも、「うるさい!」などと言い返せば角が立つ。しかしソフトタッチの「どんだけぇ~」なら、相手も笑って受けることができるらしい。若者ことば特有のあいまいさも含んでいるので、若者たちはさまざまな意味・内容をもたせて使っていて、元の意味から離れつつある。
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