本帖最后由 xumh0916 于 2015-8-28 04:02 编辑
鎌倉時代の説話集『宇治拾遺物語』三「鬼に瘤取らるる事」末尾に見える、編者の感想である。
これも今となっては昔のこと。右の顔に大きな瘤のある翁がいた。瘤は大きな蜜柑ほどであったという。それが恥ずかしかったものか、人との生活が出来なかったから、薪を取ることをなりわいとしていた。。
ある日のこと、山の中へ入って薪を取っていたが、風雨がひどくなり、帰るに帰れず、木のうつぼ(洞)があったのをこれ幸いと、そこで夜を明かすことにした。
遠くから人声がする。見ると、百人ほどの鬼が来て、あろうことか、翁のいるうつぼの前で酒盛りを始めた。赤い色をした鬼は青い着物を着、黒い色をした鬼は赤い着物を着、ふんどしをしている。一つ目の鬼、口のない鬼もいる。恐ろしいなどというものではない。
酒宴がすすみ、末座から若い鬼が出てきて、お盆をかざして、くねくねと奇妙な踊りを始めた。順々に鬼達は舞うのだが、鬼の首領と思われる者が、「もっと興味のあるものを見たい」と言い出した。これを聞いて、翁はどうしても踊りたい気持ちを抑えることが出来ずに、鬼の前に飛び出して踊り出した。
鬼達は驚いた。なにしろ自分たちだけと思っていたのに、突然、木のうつぼから翁が飛び出してきて踊り出したのだ。だが、翁の滑稽な踊りに鬼達は拍手喝采し、「この次にも必ず来い」と告げ、もう一度翁を来させるために、「瘤は福の物だから????」と言って、瘤をねじ切ってしまう。
翁の家の隣には、左の顔に瘤のある翁がいた。その者が瘤のなくなったわけを聞き出し、自分も踊って瘤を取ってもらおうと思った。こうして、隣の翁も鬼の出るところへと向かい踊るのだが、なにしろ初めの翁と違って、ひどく下手なものだから、鬼達はすっかり興ざめがして、前の翁から取っておいた瘤を返してしまう。それで、隣の翁は左右に瘤がついてしまう。
有名な瘤取り爺さんの話である。この説話の末尾に「ものうらやみはすまじきことなりとか」(ものうらやみはしてはならないということだ)という感想?教訓が付いているのである。
それにしても、真夜中、酒盛りをしていた鬼たちは、いったい何者であるのか。翁から見ると鬼に見えたのだから、普通の人とはほど遠い顔形であったのだろう。しかし、瘤を取るとき、全く痛くなかったというのだから、いささかオーバーな表現をすれば、外科手術を心得た異能の持ち主であったのだろうか。
鬼は妖怪である。幽霊とは違う。百鬼夜行という妖怪がいる。夜中、妖怪たちが行列を作って歩くものだ。『百物語』という妖怪文学もある。瘤取り爺の話しも百人ばかりの鬼が集まっていたというのだが、妖怪世界の「百」というのは、「多くの」という意味かも知れないが、興味深いものがある。
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