朝日社论080308-2 借腹生子

一心一译

代理出産―例外をどう決めるか
代孕生子——如何界定例外

夫婦の遺伝子を受け継ぐ子どもを、ほかの女性に産んでもらう。そんな代理出産を認めるべきかどうか。
为继承夫妻俩的遗传基因，有人请其他女性代孕生子。这样的生育方法我们是否该认可?

政府からの依頼で検討していた日本学術会議の委員会は、法律で禁止すべきだとする報告書をまとめた。医学的、倫理的に問題が大きいというのが理由だ。営利目的で代理出産をあっせんしたような場合は処罰するとしている。
对此，日本学术会议委员会接受政府委托,研究并提出了法律应该禁止代孕生子的报告。理由是不论从医学还是伦理上代孕生子都存在很大的问题。如发现是以营利目的介绍代孕生子的，将受到处罚。

その一方で、代理出産以外に自分たちの子どもを持てない人たちがいることを考え、最後の手段として例外的におこなう道も残した。
另一方面，考虑到除代孕生子外无法生育的人们，它作为最后一种手段也可以是例外。

さまざまな問題をはらむ代理出産は安易に認めるわけにはいかない。さりとて、生まれつき、あるいは病気などで子宮がなくなった女性にとっては、ほかに方法がない。全面禁止するわけにもいかないということだろう。
这种存在着各种各样问题的生育手段，是不能被轻易认可的。但对于天生没有子宫或因病失去子宫的女性来说，除此之外也别无他法。所以，也不能全面禁止吧。

私たちはこれまで社説で、「原則的に禁じながらも、例外的に認める必要があるかもしれない」と指摘してきた。報告書の方向は妥当だと考える。
我们在之前的社论中指出，“原则上虽然是禁止的，但是也有必要认可例外”。我认为报告的方向是合理的。

しかし、例外の扱い方については疑問がある。
但是，在例外问题的处理方法上仍留有疑问。

報告書は、「試行的実施」としている。科学的なデータを得るための臨床試験として、子どもの成長過程を長期的に追跡し、どういう影響が出るのかをつかんだうえで、代理出産の是非を判断するというのだ。
报告提出了“试行”。以获取科学数据为目的开展临床试验，长期跟踪孩子的成长过程，在掌握了会出现的影响后，再来判断代孕生子的是与非。

「試行」というとらえ方には違和感がある。一人の人間が生まれるのだ。医療技術や薬の効能などを試すのと同じように考えるわけにはいかない。
我感觉“试行”这种说法不是很贴切。因为这毕竟是一个生命的诞生，不能等同于一项医疗技术或一种药物功效的试验。

どういう場合に例外として扱うかは、法律で条件を厳しく定めたうえで、個々のケースについては裁判所が判断するしかあるまい。
什么场合应作为例外来处理，只有在法律严格规定条件后，再由法院对个案进行判决。

例外とするには、倫理的な面は別にしても、少なくとも次のような問題が解決されていなければならないだろう。
作为例外处理时，暂且不谈伦理方面的问题，最起码应该解决以下几个问题吧。

代理母を引き受けて妊娠・出産する女性の身体的、精神的な負担が過度なものになっていないか。生まれてくる子どもがきちんと育てられる環境にあるのか。出産した後、代理母と依頼者の間で子どもの奪い合いにならないか。
接受代孕生子怀孕、分娩的女性其身体与精神负担会否过重？新生儿是否有很好的成长环境？分娩后，代孕母亲和委托者之间会否展开小孩争夺战?

例外的におこなうとしても、代理出産は子どもの幸せを第一に考えなければならない。決して安易におこなわれてはいけないことを基本に据えるべきだ。
即使是作为例外处理，代孕生子首先必须考虑孩子的幸福。这不是件可轻易实施的事情，我们要以这种想法为出发点。

代理出産してもらった子どもを実子と認めるかどうかも悩ましい問題だ。民法に照らせば産んだ女性が母だ、というのがこれまでの最高裁の判断である。依頼した夫婦を実の親と認める余地がないのかについても議論を深めたい。
另外，能否认定代孕产下的孩子就是委托夫妇的亲生孩子也是个伤脑筋的问题。根据民法规定，生育的女性才是孩子的母亲。这是目前最高法院断案的依据。希望对能否认定委托夫妇就是孩子的亲生父母这一问题进行深入讨论。

報告書は代理出産の原則禁止を盛り込んだ新たな立法を求めている。これから舞台は国会に移る。
报告要求出台“原则上禁止代孕生子”的新立法。之后就应交至国会审议。

生命の誕生にどこまで人の手を入れることを認めるか。難しい問題だが、子どもがどうしても欲しい夫婦の気持ちも考えつつ、どういう仕組みがいいのか、社会的合意を図っていきたい。
对于一个生命的诞生，我们可以干涉到什么程度？这虽然是个难题，但还希望在考虑想要孩子的夫妇的热切心情的同时，也要就相关体制的制定谋求社会的一致认同。