マイクロソフト―大転換から日本も学ぼう
微软----日本也应学习微软转型
パソコンソフトの巨人、米マイクロソフト(MS)が「創業以来の大転換」に踏み切った。秘中の秘としてきた基本ソフト「ウィンドウズ」や応用ソフト「オフィス」などのプログラム情報を、無償で公開すると発表したのだ。
电脑软件巨头美国微软公司(MS)正式决定进行“创业以来首次大转型”,对外宣布无偿公开绝密基础软件“Windows”、应用软件“Office”等的程序信息。
この「転向」には懐疑的な見方もある。欧州の独占禁止規制当局からの追及をかわす方便だとか、ネット検索大手ヤフーの買収を進めるためのイメージ戦略に過ぎない、といったものだ。
对此次“转型”也有人持有怀疑态度。说微软是为了躲避欧洲反垄断调查,只不过是推动收购门户搜索网站雅虎的表面战略等等。
確かに、ウィンドウズの心臓部である「ソースコード」の公開を見送るなど未練がましい面もある。だが、IT(情報技術)分野で加速する枠組みの大変化に、さすがの巨人も抵抗できなかった、という大きな構図でとらえたい。
微软过去公开Windows核心源代码等举动还有留有余温。IT(信息技术)领域内产业结构的高速转变就连业界巨头也无法阻挡,希望日本清楚认识这一大转变。
つまり、特定の企業が知識や人材を囲い込み、商品を特許などで守りながら独占的に販売する。そんな「閉じた」経営や開発の手法が行き詰まってきた。
总之,某些特定企业网罗知识与人才,将产品视为专利予以保护的同时,也进行垄断性销售。这种“闭塞”的经营、开发方式已经行不通了。
代わって台頭したのは、情報をオープンにして社外の才能に開発や商品化の機会を与え、彼らと連携することで競争力を強める「開かれた」戦略である。この代表が検索最大手の米グーグルだ。
取而代之兴起的是所谓的“开放”战略,这是指公开信息,为其他贤能提供开发、销售产品的机会,通过与贤能联手提高竞争力。这一战略的代表就是搜索引擎巨头美国谷歌公司。
長い目で見れば、MSもこの流儀に宗旨替えせざるをえない。「長期的な成功のためには、オープンで柔軟な技術基盤の提供が必要だ」というスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)の言葉が、それを物語っている。
从长远角度看,微软公司也不得不改其以往做法。“为获取长远成功,有必要免费提供开放灵活的技术支持”,微软CEO史蒂夫·巴尔默的这番话印证了这一点。
思えば、MSは妙な企業である。21世紀を担う先端的なIT製品を世界中へ送り出しながら、体質のほうは20世紀によく見られた古い独占志向の企業だからだ。20世紀と21世紀の境目を体現しているようにも見える。
仔细想来,微软也是个奇特的企业。在为世界带来引领21世纪的尖端IT产品的同时,其本质却还是一个20世纪常见的老型垄断意识强烈的企业。它也体现了20世纪与21世纪的分水岭。
[ 本帖最后由 一心一译 于 2008-3-13 09:06 编辑 ] |