朝日社论080422 内阁支持率下滑

一心一译

内閣支持率―「２５％」を読み解けば
内阁支持率——读解“25%”

福田内閣の支持率がついに３割を切り、２５％にまで落ち込んだ。首相のみならず、自民党にとって危機的な状況である。
福田内阁的支持率最终跌破30%，下滑到25%。这个数据不仅对首相个人，对自民党而言也是一个危机。

この土、日に朝日新聞が聞いた全国世論調査によると、支持は政権発足以来の最低となり、不支持も６０％というこれまた最高の数字になった。昨夏、参院選で大敗した直後の安倍前内閣とほぼ同じ厳しい数字だ。
上周末由朝日新闻社开展的全国舆论调查结果显示，该数据成为福田政权成立以来的最低点，而60%的不支持率也成为了历史最高数据。这些与前安倍内阁去年夏天参院选举大败后的结果基本相同，形势严峻。

長期低落の支持率がさらに下がったのは、今月から始まった７５歳以上の高齢者向け医療保険制度に対する人々の不満、怒りが響いたのだろう。
影响长期低靡支持率再次下滑的原因是，人们对本月开始实施的75岁以上老年人医疗保险制度的不满和愤怒吧。

だが、危機にはもっと構造的な理由がある。福田内閣になってからの７カ月ほどの間、政治がほとんど前に動かなかったことだ。
但是，危机中包含着更为结构性的理由。在福田内阁成立后的7个月时间里，政治几乎没有前进过。

日銀総裁人事をはじめ、ガソリンの暫定税率の問題でも、ずるずると「締め切り日」が過ぎてしまい、空白や混乱を生んだ。内閣不支持の理由を聞くと「政策の面から」がダントツの６９％なのは、政策の是非とともに、政治が停滞したことへのいら立ちの表れなのではないか。
包含日银行长人事草案在内，汽油税暂定税率的问题也在拖拖拉拉中超过了“最后期限”，造成行长空缺及局势混乱。当问到不支持内阁的理由时，回答“政策原因”的有69%，占了被调查者的绝对比例。这个数据正表现了人们对政策是非、政治停滞局势的焦虑不安。

暫定税率が失効するのに伴い、首相は先月末の記者会見で「政治のツケを国民に回す結果になったことを国民におわびする」と謝罪した。
伴随着暂定税率的失效，首相在上月末的记者见面会上为“让民众为此买单一事”向民众道歉。

参院第１党の民主党が対決路線に走り、話し合いにすら応じてくれないことへの嘆きは分かる。だが、そんな民主党をなだめ、すかしてでも政策協議に引き出さなければ、政権が立ち行かなくなることは、７カ月前から分かっていたはずだ。
参院第1党的民主党大走对决路线，甚至连会谈也不作出回应。对此福田发出感叹也能理解。但是，这样的民主党要进行安抚，即便是装模作样也要拿出政策协议结果，否则政权将无法维持。这点在7个月以前福田就该心知肚明。

小沢氏と語らっての「大連立」構想は、首相のひとつの答えだった。それが民主党内の猛反発で頓挫してからというもの、なんら手を打てないまま迷走が続いている。
与小泽谈论“大连立”构想曾是福田的一个回答。但是这个构想在遭到民主党内的极力反对受挫后就一直被搁置了。

危機を招いたのは、民主党ばかりが原因ではない。準備不足のまま始まった高齢者医療制度について、首相は名称を「長寿」と言い換えてはみたものの、国民の不安にしっかりと応えるにはほど遠かった。
招致此危机的原因并非都在民主党。有关高龄者医疗制度的仓促启动，首相虽试图将名称改为“长寿”，但此举仍无法安抚民众的不安情绪。

不運も重なった。ギョーザ事件やチベット騒乱で、改善に向けて布石を打ったはずの中国との関係が難しくなってきた。政局への不安から、サミット議長としての欧州歴訪を中止したのも本意ではなかったろう。
“祸”不单行。因饺子事件和西藏骚乱事件，本希望通过部署改善的中日关系变得困难。而出于对政局的担忧取消以峰会议长身份历访欧洲国家也并非福田的本意吧。

参院で一時、与野党逆転になった小渕政権は、金融危機に際して民主党の政策案をほぼそのまま「丸のみ」し、しのいだ。いまの与党が衆院で３分の２の多数を握っていることが、そうした柔軟さと覚悟を難しくしている。
执政与在野两党在参院发生暂时逆转的小渕政权，在面对金融危机时几乎无条件地接受了民主党的政策法案，顺利度过了危机。而如今执政党在众院掌握三分之二席位这一“优势”却成为他们发挥这种灵活性和觉悟的阻力。

政治の停滞の根本にあるのは「衆院第１党は自民党、参院は民主党」という民意の分裂だ。
政治停滞的根本原因在于“众院第1党自民党和参院民主党”各自所代表的民意的分裂。

このままでは矛盾が投げかける影は広がるばかりだ。さて福田さん、どうします？
如此下去只会扩大矛盾的阴影。那么，福田首相，您会怎么做？