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7月29日
午前は雨だったが、心の中では晴れていたよ。君が来てくれるから、早めに駅に着いてからうきうきして人ごみの中で君の姿を探していたんだ。
一緒に駅の近くのスーパーやデパートで買い物に行ってから、バスで学校に戻った。夕食の後で、二人きり学校の辺りを歩きながら、何気ない言葉を交わしたり思い切り笑ったりした。
これからの一ヶ月はどんな楽しい日は大切にしていくのかな?君が側にいる限り、ほんとに嬉しい気がするんだね。
7月30日
君と共に暮らすのは、久し振りだね。この穏やかな時間がいつまでも続くといいなあ、できるならいつまでも。
もっと近くで君の横顔を見ていたいけど、目が合った瞬間には自分に自信持ってないよ。知ってる?僕は君の目を逸らしてしまうのは、いつまでも君を見続けたいんだから。
7月31日
寂しいのにいつも平気な振りをしている僕は強がって笑っている。飾らずに君と向き合いたいんだよ、もし心を打ち明けることができたらいいのに。
8月2日
うれしかった、君は僕に心を打ち明けたなんて。
あのとき交わした言葉が今まで頭に焼き付けられて、いつまでも忘れないように大切にしていくよ。
8月3日
人は人を知るのは本当に難しい。君にとって、僕は一体どんな存在なのか。知りたいけれど、知るのが怖すぎる。
8月4日
君を愛してるあの男もう、死んだ。何で彼が通じないの?愛が募ると苦痛も生まれるにちがいないということ。これは報いじゃない?結局あの子は傷だらけで、これからは誰も愛していなくて自分を大切にしていこうと決意した。
夜が近づいて、痛みと戦ってる彼は与えられないことをただ嘆いて、答えもなくても子供のように喚いたがった。誰かが崩れ落ちてしまいそうな自分を守るの?無理して背伸びしないといいのに、なぜ強がってるの?
8月5日 午前
月が浮かべて、眠れなかった。忘れたがらないことばかりで、君との思い出も尽きなかった。
何度も泣きそうになる彼は、孤独に囲まれて夜の静けさの中で残酷な夜明けを待ってる。絶対に泣かないと誓ったのに、なぜ一雫の涙がそっと頬を伝わったの?決意の朝には、元の自分を探している。
8月5日 午後
彼は少し分かるような気がする。この世界の中では、素晴らしいのは一つじゃないってこと。また、人は誰かが誰かに属するなんて、絶対無理だってこと。
気取んなくていい、カッコつけない方がお前らしい。頑張って。
8月6日
僕は夢の欠片を片付けながら新しい夢を描いてゆく。痛みを忘れるのはできるかもしれないけど、君を忘れるのはあんまりでき辛いんだよ。
8月10日
語り明かした。色んな話をして相手の悩みを分かち合うことができた。
それぞれの旅を始めよう。僕の行き先はどこにあるの?きっと君とは違うと思う。暗闇の真ん中で君という微かな光に頼って自分で探してみよう。迷って立ち止まった時もあるけれど、僕たちは生きて何かを知って大人になっていくのだろう。果てしない夜を越えて闇の尽きた場所に輝きがあると言われていて、いつか見つけられるに違いない。
つづく・・・
[ 本帖最后由 mizuho_2006 于 2008-9-11 21:36 编辑 ] |
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