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ニュース >スポーツ >記事「本当は何歳?」体操女子“金”の中国選手に質問集中
2008年8月19日(火)12:01
【北京=牧野田亨】「あなたは本当は何歳なのか」--。
18日夜、北京五輪の体操女子段違い平行棒で金メダルを獲得した中国の何可欣選手の記者会見で、年齢を問う質問が相次ぎ、何選手がムッとした表情を浮かべる一幕があった。
出場資格は、開催年で満16歳と定められている。中国側発表では、何選手は「1992年1月生まれの16歳」だが、米紙が7月、「年齢が資格に達していない疑いがある」と指摘。
中国側は全面否定したが、その後もインターネット上で、昨年11月に「13歳」と記していた人民日報などの記事や、生年月日を「94年1月1日」としていた過去の国内大会の名簿が出回るなど、疑惑がくすぶり続けている。
女子団体総合に続く2冠に輝いた何選手だが、会見では「自分が16歳と証明したくはないのか」などの質問が集中。何選手は「私は16歳。16歳でなければこの場にいられない」「私を知っている人はみんな、16歳と知っている」などと釈明に追われた。
国際オリンピック委員会(IOC)は何選手の年齢について、中国オリンピック委員会などの調査をもとに「問題なし」との見解を示している。 |
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