[嬉野秋彦]メフィストの魔弾

嬉野 秋彦(うれしの あきひこ、1971年4月19日 - )は、日本の小説家。栃木県出身。東京都杉並区在住。
1994年、国立大学(埼玉大学という説がある)在学中に『皓月に白き虎の啼く』で第3回集英社ファンタジーロマン大賞を受賞。同作品はデビュー作でもある。
作風はライトノベル的で、中でもファンタジーを最も多く手掛ける。中国宋代伝奇をモチーフとした重厚な作品からギャグ小説までそつなくこなせる筆力と速筆が強み。
テレビゲームが趣味で、SNKの格闘ゲームを愛好し、「KOF信者」を自認している。
SNK作品のノベライズや、ゲームの本編およびCDドラマの脚本の担当も行っている。また、KOFは嬉野の作品が半ば公式設定(もしくは正史扱い)となっているものもある。
内容
銃の引鉄を無造作に引いたひさぎは苦もなく仕事を終えた。と―屍体の向こうには、なぜか半ズボン姿の美少年が!?不意にかき消えたその少年を幻覚と思い込もうとするひさぎの前に、今度はボイスと名乗る美女が現れた。彼女は、企業グループの会長、嶺崎剛三を道具に、現世を混乱に陥れようとしている〈時の神〉から派遣されたジャングルヤとクナンサティを封じ込めるため、万魔殿(バンデモニウム)から遣わされた“悪魔”という。神とも悪魔ともうえぬ、彼らの覇権争いに巻き込まれたひさぎは、一体どうするのか? |