【あざの耕平】BLACK BLOOD BROTHERS

乌龙茶

BLACK BLOOD BROTHERS

あざの耕平（あざの こうへい、1976年1月28日 - ）は、日本の男性ライトノベル作家。徳島県阿南市出身。山口大学人文学部卒業。
『BLACK BLOOD BROTHERS』（ブラック・ブラッド・ブラザーズ）は、あざの耕平による日本のライトノベル。イラストは草河遊也。富士見ファンタジア文庫（富士見書房より、2004年7月16日から刊行されている。



概要

作品概要
吸血鬼が実在の生物として存在する現実の世界を舞台とする作品。人間と吸血鬼の共存をテーマに、吸血鬼を単なる血に飢えたモンスターではなく知性ある1つの種族として描いている。主に文庫本で書き下ろされる本編とドラゴンマガジンに掲載される短編で構成される。

メディアミックスとしてテレビアニメ化されている。詳細は#テレビアニメを参照。


[編集] 舞台背景
1997年の香港にて、人間と同じほどに長い歴史を持ちながら長らく架空の存在とされてきた吸血鬼の実在が、吸血鬼と人間の戦争と言う最悪の形で公のものとなった。後に「九龍ショック」と呼ばれるその事件によって香港は崩壊し、さらに「吸血鬼が実在する」と言う事実に世界中の人々はパニックに陥り、世界各地で吸血鬼狩りが横行した。数年後、各国の首脳達は「吸血鬼はほぼ根絶された」との発表を行うが、実際には未だ多くの吸血鬼たちが人間に紛れ込んで生活していた。

作品の主な舞台となるのは2007年の日本、横浜沖に浮かぶ架空の海上都市「特区」。特区は崩壊した香港に替わる経済都市として発展した大都市であると同時に、秘密結社「オーダー・コフィン・カンパニー」の尽力によって人知れず「人間と吸血鬼が共存する都市」となっており、大勢の吸血鬼が人間に紛れて生活している。


[編集] 物語概要
九龍ショックから10年後、主人公の吸血鬼・望月ジローは、弟の望月コタロウと共に特区へと向かい、オーダー･コフィン･カンパニーの「調停員」（コンプロマイザー）葛城ミミコの護衛として特区で暮らす。ジローは自らの血統の定めに従い来たるべき日を待ちながら、10年前の香港で人間に牙を向いた吸血鬼の一族「九龍の血統」から特区を守るために戦う。