■くじ引き
くじ引きは、紙片・こより・枝・木片・棒・マッチ棒・電線・球体などを用い、特定の数だけに文字や記号、色といった印を付け、他のものと識別できるようにしたものを用意して該当者一人一人に引かせることをいう。長さのある用具の場合は用具の長短で決める場合もある。転じて、歳末などに商店街等で催されるくじ引きを行なう行事を指す。用具に石・貝殻・骨等を用いる場合は宿っている霊力を信じた占い的な要素が強くなる。
熟語では「抽籤(ちゅうせん)」というが、「籤」字が当用漢字に含まれなかったため、戦後同音の漢字による書き換えにより「抽選」と表記されることも多い。
通常、くじを引く際の確率は平等になっているが、当たりになっているものが先に出てしまったり、最後の方まで残ったりといったことが発生する。そのため、確率の教育でこの現象を扱ったり、また、くじびきのイベントを盛り上げるために当たりを節目ごとに投入して確率を操作する等のことが行われる場合もある。 |