社会心理学者の木下富男先生の書かれた「クラクションランゲージ」と言う論文の中に、クラクションのエピソードがあります。ある教授が道を歩いていたとき、後ろからきた車からクラクションを鳴らされた。教授は車を通すために道を譲った。ところがすれ違ったときに車はもう一度クラクションを鳴らした。人がどいてやったのにまたクラクションを鳴らすとは失礼な奴だ、と教授は怒っている。木下先生はそこで、最初のクラクションは「A」という意味だが、後のクラクションは、「B」という感謝の意味のクラクションですよ、と説明をされたという話です。...
(蓮花一己「カーコミュニケーションその」)
*クラクション:自動車の警笛。
問:「教授は怒っている」とあるが、なぜ教授は怒ったのか。
1. クラクションの音がうるさかったから。
2. クラクションの音に驚いたから。
3. クラクションの意味を誤解したから。
4. クラクションの意味が間違っていたから。 |