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miyoco* さんのごアドバイス:
私の友人に中国人留学生(男性、25歳)がいます。
日本に来てもう4年になりますが、他の中国人留学生と比べ、発音がとてもきれいです。
彼に「どうやってトレーニングしたの?」と尋ねたところ、
「お金がなかったから、ひたすらシャドーウィング。NHKのニュース(TV,ラジオ)を聞いて、毎日ひたすら復唱してた。毎日1時間くらいやってたかな?」
と言っていました。
すぐには難しいかもしれませんが・・・継続は力なり。
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ぴんぐお#むど さんのアドバイス:
わたしは少々日本語学を学び、言語聴覚士として勤めた経験のあるものです。
構成したい各音の発音方法を正確に知っていますか?
有気音/無気音、調音点、調音法など、発音のメカニズムは習いましたか?
(これらは指導者側が知っているべき専門用語ですが、正しい発音を習得、もしくは矯正するときにはそれぞれの発音がどうやって成り立っているのか知っているとよりよいと思います。たとえば「有気舌尖破裂音=[t]」など。)
聴いて真似るシャドウイングも勿論有効でしょうが、自分の誤った発音を自分で訂正していかなければならず、また訂正のためにどうしたらいいのかその方法を知っておく必要がありますし、そのほうが正しい発音に繋がるは近道でしょう。
あなたの母語が明記されていないのでわかりませんが、母語の影響による日本語習得時の発音の歪みの現れは当然人によりあるように思います。
それから母語の発音もよくないと仰っていますが、原因を探られたことはありますか?聴覚障害や口腔器官の障害は伴っていませんか?まずその原因を探してその解決を図るのも大いに必要でしょう。
わたしは日本語教師ではないので、安易なことは言えませんし現在どういった発音教育がされてるのかも分からないのであまり言及しませんが、濁音/ 清音の違いは上記にも書いた有気音/無気音ですが、中国語を例にすると中国語ほどの強い有気音ではないようです。中国の方には、日本語の弱い有気音のために、有気音/無気音の違いが聞き取りおよび発音にあたって困難とされる方がいらっしゃる印象があります。(あなたの母語が中国語でなかったらすみません。)
拗音については、やはり発音法を分析されることをお勧めします。
幾分硬い表現をしましたし、日本語教師でもないのに書き込みましたのでお役に立つか分かりませんが、ご参考までに。
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こいワい さんのアドバイス:
個々の音の発音を正確に発音するというのも大事ですが、それに加えて、各言語には"リズム"があると思います。
あまり詳しくはないので、詳しくは書けませんが、
英語を学んでいますが、ある程度発音ができているのに伝わらないのはリズムが悪いからだという話を聞きます。
"リズム"が日本語教育ではどのような言葉で扱われるのかはわかりませんが、
先生には
単語の中でもどこにアクセントを置くか、
文の中でもどの単語にアクセントを置くか、
アクセントを置くとやや音が長くなる、
など
これらのことを捉えなさいと言われました。
母国語との"リズム"の違いを適切に捉えられれば個々の音が多少違っていても言っていることは理解できるものです。
母国語のリズムそのままに話される英語は理解困難です。
シャドーイングや日本語の歌を歌うなどするといいのではないかと私は思っています。
ご参考までに。
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あいま さんのアドバイス
参考までにお願いします。
私は大学で英語を学ぶ時に似たような状態になりました。
まず指摘されたのが、私が歯科矯正した事でした。
矯正で歯の隙間が詰まって空気がきちんと逃げないんです。
同じく、歯並びの悪い先輩も苦労したそうです。
対処法は徹底したスピーチのシャドウイングでした。
同じスピーチの自分の発音した分をテープに録って、ネイティブの教師に発音記号で添削して貰いました。
かなり効果ありましたよ。
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Max さんのアドバイス
発音は個人差が大きいし、原因もいろいろです。
傾向として、リスニングが苦手な人は発音もなかなか上達しない傾向があると思います。
しかし、母語によるなまりがあるにしても、意味が通じない程と言うのは練習不足じゃ内でしょうか。
私のお勧めは、「教科書の音読」です。毎日寝る前に20分くらい大きな声で読み、暗記するまで何度も何度も繰り返します。
自分なりに滑らかに読めるようになったら、日本人の友達に直してもらいます。そうすれば自分の弱点が分かり、会話のときも気をつけながら話すことができます。
お金もかからず一度に「読む、話す、聞く」の練習ができて有効です。
私は40歳になってから英会話を勉強しました。読む、書くはある程度出来ましたが、会話の機会が無かったので、アメリカに住んだとき、最初は通じなくて苦労しました。しかし音読を半年くらい続けた結果、下手でもなんとか通じるようになりました。
もし日本人の友達がいなければ、DCつきの本で練習して、自分の録音とCDを比べてみれば良いとおもいます。
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ゆかぶー さんのアドバイス
シャドーイング→日本人の話した言葉を、文を見ながらでOKなので、すぐに繰り返し真似して話す練習。
フレージング→日本語の単語と単語の結びつきや、文としての発音の勉強。
シャドーイングは自分で練習できます。
フレージングは教科書が必要ですね。
いづれにせよ、日本語教師の勉強をした日本人母語話者の指導があったほうが
レベルアップは早いと思いますが。
(自分だけじゃ、どこがどう悪いのかがわからないと思うので)
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仙鶴老師 さんのアドバイス
ぴんぐお#むど さんのこの記事には全体として賛同します。
ご自身で訂正された[t]以外にも見過ごせない誤りがありますので指摘しておきます。
> 有気音/無気音、調音点、調音法など、発音のメカニズムは習いましたか?
日本語の場合は、有声音/無声音、調音点、調音法など・・・
でしょう。
> 濁音/清音の違いは上記にも書いた有気音/無気音ですが・・・
これは、
濁音/清音の違いは上記にも書いた有声音/無声音ですが・・・
が正しいはずです。
母語は中国語だと推察しますが、濁音・清音(ハ行では、濁音・半濁音)の聞き分けはできるでしょうか。
聞き分けられないものは言い分けられません。
シャドーイングは効果的な練習方法ですが、母語にない発音を聞き分けていなければ間違った発音が滑らかになるだけです。
電池・天地、ベッド・ペット、学校・恰好、などが聞き分けられるように、繰り返し「聞く」練習を積むことをお勧めします。
シャドーイングの練習でも、そこを意識して欲しいと思います。
「母語の発音もよくない」とおっしゃっていますが、よほど特殊な事情を除いてはありえない話です。
たとえば母語が「上海語」の人が「上海語」の発音が下手だ、というのは特殊な事情がある場合意外考えられません。
「母国」と表現されているので「普通話」のことでしょうか。
南方の諸方言を母語とする方が、zh,ch,sh, が苦手なことはよく知られていますが、他にも[n][l]の区別が難しい母語を持つ中国人も結構いらっしゃいます。
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OMI さんのアドバイス
古い論文でそのような表現がよく用いられていましたが、迷信です。聞き取りと発話に相関関係はありますが、発話の前提に聞き取りがあるわけではありません。極端な話、ある語(文字)の発音の仕方が分かっていれば、ミニマルペアとの聞き分けができなくても発音時に言い分けることは可能です。例えば、韓国語の母音で「ㅡ」が口を横に引いてウと言う音で、「ㅜ」が口を尖らせてウという音だ、という知識があれば発音し分けることは容易です。ただ、自分の発話が正しいかどうかのモニタはできないかもしれませんが。
そのような背景から、[2]で発音の仕組みへの理解が求められたのだと思います。
あと、日本語における清濁の違いは現在分かっているだけでも声帯の振動とアスピレーションの程度、それにピッチパタンの3点です。これは、一点から強行突破を図るよりも、他の方策の強化の結果、連動して発音が改善されることを示唆しています。
独学で、ということであれば発話訓練の方策をいくつか集めて、ご自身の目的に適していると思われるものを採用するのがよいでしょう。
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仙鶴老師 さんのアドバイス
なるほど、です。
調音音声学的に理解していれば発音の習得は可能である。
という考え方には納得できる部分があります。
朝鮮語の「濃音」などは、確かに聞き分けられるようになる前に発音できるようになりました。
ただ一般論として、発音は「聞き分け」から「言い分け」に、という習得のされ方が多いという実感があることは確かです。
学生達には濁音・清音の多くのミニマルペアの聞き分け練習から入るほうが能率が良い、というのも実感としてあります。
なるほど、そんな実感から「聞き分けられないものは言い分けられない」と思い込むのは危険だ、ということは理解できました。
中国人学生に調音音声学的指導をするのには、現在では声帯の振動開始時点の問題に限って説明し、私の喉に触れさせたり、自分の喉に触れさせるなどの練習をさせています。
これで結構早く習得してくれる学生も多いのです。
アスピレーションについては、チベット語の「無声のl」”Lhasa”のlhaでよく練習しました。
ネイティブに聞いてもらって「很好」と言ってもらったときは嬉しかったですね。
先に言い分けられるようになり、後から聞き分けられるようになる。
そういう場合もある、ということは十分に納得できます。
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Kurtlove さんのアドバイス
私ができるアドバイスを書きます。
分かることを第一の目的に、簡単な言い方で書きますからあまり難しいことは言いません。
まず、言い難い発音と、聞き取られ難い発音が何かを見つけるのが大切です。
50音表と、拗音、撥音、促音のリストを準備します。
それから、自分で発音したり、日本人の友達に聞いてもらったりして
苦手な音をマークするといいと思います。
一つの音は発音できても、文章では苦手かもしれません。
よく会話をする日本人に、
「発音を直したいので、私の発音で聞き取り難い時があったら教えてください。」
と言って協力してもらうといいと思います。
何が苦手か分かってから日本語教師に矯正を頼むと、教師もあなたの発音を直し易いでしょう。
それから、同じ発音が苦手だった学習者を探して、アドバイスを貰うこともできるでしょう。
私は香港で日本語を教えています。
学習者は普通話か広東語を話す人です。
私の経験では、「つ」「ひゃ」の発音が苦手な人がときどきいます。
ヒーローさんはどうでしょうか。
>濁音、拗音についての発音は、その発音の違いは全然分かりません。
と書いていますので、少しアドバイスを書きます。
清音、濁音、拗音が入った文を繰り返して読みましょう。
ときどき、練習の結果を日本人に聞いてもらいましょう。
「これ、タダですか。」「はい。でも一人一つずつ取ってください。」
「鈴木さんは今日、用事があります。」
このような練習文はどうでしょうか。
ヒーローさんにとって有効だといいです。
もっと上手になるように、期待しています!
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