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科学者と聞くと、ふつうの人ではとても考えられないような難しいことばかり研究している人だと思ってしまいます。もちろん、専門的な知識がなければ科学の研究はできないでしょう。しかし、科学の研究の出発点は、私たちがふだんあたりまえに思っていることがらについて、それがあたりまえがどうか考え直すことにあるのです。それができたら、その人は科学者になる第一歩を踏み出したと言えるかもしれません。
午前3時に電話のベルが鳴った。眠い目をこすりながら電話に出ると、いきなり「いつまでピアノの練習をしているの。うるさくて、眠れないじゃない。」と女性のどなり声。朝の3時に、しかも名前を言わないのは失礼だと思ったが、相手の名前を聞いて、静かに電話を切った。
翌日の午前3時ちょうど、今度は私が電話をかけた。もちろん、こちらの名前を言ってから話し始めた。{私はピアノを持っていませんし、弾くこともできません。昨日のお電話、何かの間違いではありませんか。
新幹線のプラットホームの駅名表示は、その駅から乗る人やその駅で降りる人には必要ない。乗る人にはわかりきっていることだし、降りる人には車内でのアナウンスなりなんなりがあるからである。そうすると、通過する列車の乗客のためにしか役立たないものだが、それにしては新幹線のスピードが速すぎるのか、表示の字が小さすぎるのか、とても読めたものではない。つまり、何のために新幹線のプラットホームに駅名が書いてあるのだろうか。 |
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