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パーオキシジカーボネートのARCによるSADT推定
パーオキシエステル類およびパーオキシジカーボネート類について,ARC(Accelerating rate calorimeter)よりSADT(Self-accelerating decomposition temperature)の推定を行った。 しかし,パーオキシジカーボネート類において,ARCでは蓄熱貯蔵試験に対してSADTが最大34℃高く見積もられた.パーォキシジカーボネ一ト類は測定雰囲気の影響を大きく受けることがわかり,窒素雰囲気でのARC測定によりSADT推定法として有効であることが確認できた.パーオキシジカーボネートは誘発分解がその熱安定性に大きく影響を及ぼす.ARC測定では,酸素分子により誘発分解が抑制されていることが原因と推定された. |
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