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本帖最后由 cike207 于 2010-12-1 22:42 编辑
今の若者はあきらめが早い。これもほとんど定説のように語られていることである。
確かに、就職試験などでも理想の企業を二、三社受けて落ちた時点で「もういいや」
と就職をあきらめてしまう学生も、時々目にする。そういう若者に「わたしの頃は、採
用されるまで三十社、四十社も受ける人もいたよ」などと激励のことばをかけ、「どう
してどこまでするの?」と不思議そうな顔をされたこともあった。その人の話をよく聞くと
「そうやって納得のいかない会社に勤めるなんて、自分に嘘をつくことじゃないか」とい
う言い分だった。さらに、「その人、自分の理想を諦めて妥協した、ってことですね」
とまで言われてしまった。確かにその方が「あきらめ」だと言えなくもない。
(香山リカ『若者の法則』岩波書店による)
問 筆者は、今の若者はあきらめが早いという定説についてどう考えているか。
1経験の少ない若者はもともとあきらめが早いものなのだから、
今の若者だけがあきらめが早いというわけではない。
2今の若者は嘘をつくぐらいならあきらめたほうがいいという価値観を持っているので、
定説通りあきらめが早い。
3今の若者は理想が高いため、あきらめなければならないことが多くなり、
結果としてあきらめが早いように見える。
4昔の若者と今の若者では何をあきらめるかが違うので、
あきらめが早いとは簡単には決められない。
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