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灾区的重生
2011/03/25
新邪馬台国、カエル村、ポテト共和国……。30年近く前だが地域おこしを狙って「ミニ独立国」ブームが広がったことがある。そのきっかけは岩手県大槌町の「吉里吉里国」。井上ひさしさんの小説「吉里吉里人」にあやかったものだ。
新邪马台国、青蛙村、土豆共和国……。近30年前,为振兴地方经济,曾经刮起过一股成立“迷你独立国”的风潮。开创这股潮流的是岩手县大槌镇的“吉里吉里国”。作家井上久司的小说《吉里吉里人》的背景地就是这里。
既存ホテルを「国立迎賓館」、観光協会を「官邸」と呼び、国旗やパスポートもつくった町に当時、全国から観光客が押し寄せた。その大槌町を役場もろとも一瞬でがれきの山に変えた巨大地震と津波。宮城県の南三陸町や女川町なども役場を失い、福島県双葉町は住民と一緒に町の機能そのものを県外に移した。
保留至今的宾馆当时被称为“国立迎宾馆”,观光协会被称为“官邸”,甚至还制作了自己的国旗和护照,小镇一下子引来了大批来自全国各地的观光客。然而这次强烈地震和海啸,在一瞬间将大槌镇连同镇政府变成了一堆碎石瓦砾。同样失去镇政府的还有宫城县的南三陆镇和女川镇等,福岛县双叶镇则将镇政府的功能连同居民一起迁到县外去了。
東北各地の苦境を目にして、新宿の都庁に移転していた三宅村役場を取材した10年前を思い出した。火山の噴火で全島民が避難を強いられて間もなくのころだ。全国各地で暮らす島民の生活を支え、つながりを守ろうと役場の職員はいろいろ工夫していた。4年半に及ぶ集団避難生活が終わったのは6年前である。
看着东北各地目前的困境,我想起10年前曾经采访过当时转移到新宿都厅的三宅村政府。当时正是三宅村所在的岛由于火山喷发,全岛居民被迫疏散避难不久。村政府的职员为了支援散居在全国各地的岛民的生活,维持大家的联系而作了大量工作。6年前,长达4年半的集体避难生活终于结束了。
帰島後も三宅村は火山ガスに苦しめられたが、4月から条件付きながら11年ぶりに全集落で人が暮らせるようになるそうだ。「吉里吉里国」があった大槌町も、残された職員らの奮闘で役場機能を徐々に取り戻しているという。郷里への思いと人と人のつながり。これさえあれば町は必ず復活する。そう信じよう。
回到岛上后,三宅村依然备受火山气体的困扰,不过据报道,从今年4月份起,事隔11年,尽管还有条件限制,但全村都可以重新住人了。据说,曾经建立过“吉里吉里国”的大槌镇,在幸存职员的努力下,政府机能正逐步恢复。只要对故土的思念及人与人之间的关联还存在,这个城镇就一定可以重生。让我们坚信这点。
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