|
本帖最后由 nomimi 于 2011-6-12 16:08 编辑
2011.6.12
▼ドイツなど欧米に吹き荒れる「O104」の嵐はまだ収まりそうにない。強い毒性を持つ腸管出血性大腸菌の名前なのだが、すでに十数カ国に広まり、感染者は2千人を超えている。欧州のテレビニュースはこの話で持ちきりらしい
袭卷德国等欧美国家的「O104」风暴看来距平息之路尚远。此一拥有剧毒名为肠出血性大肠杆菌的疫情已经蔓延十几个国家,感染人数超过二千人。欧洲的电视新闻好像一直都是在播报此一内容。
▼感染源としてはドイツ国内のモヤシが濃厚というが、一時はスペインのキュウリが疑われた。このため風評被害でスペイン産野菜が売れなくなった。一方でロシア政府はEUからの生野菜輸入を禁止するなど、欧州大陸の中にギスギスした空気が流れている。
传染源为德国境内生产的豆芽菜的可能性最高,而西班牙生产的黄瓜却因一度被怀疑,为此蒙受谣言之害的西班牙生产的蔬菜因而滞销。另外,俄罗斯下令禁止从所有欧盟国家进口生鲜蔬菜等,整个欧洲大陆正垄罩在低气压当中。
▼言うまでもなく欧州の大半の国は陸続きである。人もモノもかなり自由に行き交うことができる。まさに「欧州はひとつ」なのだが、逆に目に見えぬ病原菌に対し日本のような「水際作戦」は難しい。感染源の特定が遅れるのもそのためだろう。
众所周知,欧洲大多数的国家都是陆陆相邻,无论人或物都可相当自由的往来,正如「欧洲是一体的」一样,对于肉眼看不见的病源,很难像日本一样「隔水作战」,这也正是为什么传染源迟迟无法特定的原因。
▼そんな折、ドイツ政府が「脱原発」を決めた。11年後までに今の17基を全廃するという。大震災以来の反原発ムードの中で「日本も倣うべきだ」という大合唱も聞こえる。だがO104で見せつけられた欧州と日本の地政学上の違いを考えると、そう単純な話ではない。
同一时期,德国政府决定「废核电」,在11年内全面关闭现在的17座核电站。在大地震受灾以来的反核电氛围中,也可听到高喊「日本也应该仿效」的附和声,可是从O104上显示出的欧洲与日本在地缘政治学上的不同处来思考的话,就知道这并不是一件简单的事。
▼ドイツはすでに8基の原発を停止し、不足する電力を陸続きの原発推進国フランスなどから買っている。原発全廃となればさらに増えるのは確実だ。「それでは見せかけの脱原発だ」との批判もあるが、島国の日本にはそもそも、電力を融通してもらえる国もないのである。
德国已经关闭8座核电站,电力不足的部分从陆陆相邻的核电促进国--法国等购买,核电站全面关闭的话,势必得增加购买量。有人批评「这样的话不过是作废核电的表面功夫」,然而反观身为岛国的日本却连个可通融电力的国家都没有。
▼さらにフランスがドイツとの国境近くに原発を新設すれば、意味がなくなるとして「脱原発」実現を疑う声もあるという。日本が国内の実情に合わせ将来の原発を考えるのはいい。だが「外国がそうしたから」では国は危うくなる。
如果法国进而在与德国的边境处新设核电站的话将失去意义,质疑实现「废核电」的声浪也出现。日本可配合国内的实际情况规划未来的核电,但是「因为国外是这样」而这样的话,将危害国家。
|
评分
-
1
查看全部评分
-
|