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发表于 2004-3-1 23:00:00
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鳥インフルエンザってなに?
'04/1/17
山口県の養鶏場(ニワトリを飼って卵を産ませる場所)で、ニワトリが大量に鳥インフルエンザで死亡しました。被害が広がらないように、山口県庁は、同じ養鶏場で飼われていたニワトリ全部を処分して、これ以上広がらないように対策に懸命です。
鳥インフルエンザは、鳥がかかるインフルエンザで、鳥インフルエンザウイルスによって起きる病気です。
ウイルスというのは、1ミリの1万分の1というとっても小さなもので、電子顕微鏡という特別な顕微鏡でないと見えません。ウイルスは、自分で仲間を増やすことができません。ウイルスは、自分の体についているギザギザ(突起)でニワトリの細胞にとりつき、細胞の中に入り込んで、とりついた細胞に、自分の仲間のコピーをつくらせるのです。自分の仲間を大量に増やすと、やがて細胞をこわして、別の細胞にとりつくために散らばっていきます。仲間をつくるスピードはとても速く、1個のウイルスが、24時間で100万個にもなってしまいます。こうやってウイルスに細胞をこわされるため、ニワトリは病気になってしまうのです。
日本国内で鳥インフルエンザが発生したのは79年ぶりのことです。最近はまったく発生していなかったのです。では、どうして発生したのでしょうか。いろいろな考え方があります。ひとつは、外国から渡り鳥によって日本にウイルスが撙肖欷皮郡韦扦悉胜い趣いσ姺饯扦埂
この鳥インフルエンザウイルスは、ほかの鳥にもうつります。また、同じ鳥でもカモは、このウイルスが体に入っても、病気にはなりません。現在、日本の隣の韓国で、ニワトリの間でインフルエンザが流行しています。韓国でインフルエンザにかかったニワトリの近くにいたカモにウイルスが入り、このカモが日本に飛んできて、山口県の養鶏場の近くに来て、ウイルスが、この養鶏場のニワトリに感染したのではないか、という可能性が考えられるというわけです。
また、養鶏場に出入りしている人やトラックに付いていたり、ニワトリのエサについていたりした可能性がある、という専門家もいます。
どうして日本にこのウイルスが来たのかはまだはっきりしていませんが、この鳥インフルエンザが大きなニュースになるのは、鳥インフルエンザウイルスが、人間に感染することがあるからです。東南アジアのベトナムでは、鳥インフルエンザにかかった4人が死亡しています。
そもそも人間の間で広がっているインフルエンザも、もともとは鳥の病気だったものが人間にうつり、人間の間で流行するようになったものだと考えられています。今回の鳥インフルエンザは、ニワトリから人間にうつった例はありますが、人間から人間にうつった例はありません。しかし、人間にうつったウイルスが、万が一、人間の体の中で、ほかの人間にうつる力を持ってしまったら大変なので、専門家が心配しているのです。
インフルエンザウイルスは、生き物の細胞の中で大量に自分のコピーをつくります。このとき、コピーミスが起きることがあります。コピーミスの結果、ほかの動物にもうつるものになってしまうことがあるのです。
また、鳥から人間にうつるようになるとき、豚が間に入る可能性もあります。鳥インフルエンザは、豚にもうつります。人間のインフルエンザも、豚に入ります。両方のウイルスが、豚の体内で交じり合って、別のウイルスが生まれる可能性もあります。以前には、こうして生まれたウイルスがあったと考えられています。
もし、新しいインフルエンザウイルスが生まれると、これまでに人間がかかったことがないので、人間の間で広がり始めたら、大勢の犠牲者が出る恐れがあります。それが心配されるので、大きなニュースになっているのです。
でも、いまのところ、そんなウイルス発見の報告はありません。また、鳥のインフルエンザが人間にうつる可能性はありますが、ニワトリの肉や卵を食べて人間がインフルエンザにかかった例はありません。
専門家の人たちは、新しいウイルスが生まれる可能性を監視すると共に、もし発生したときにどんな対策をとればいいか、準備をしているのです。
鳥インフルエンザも心配ですが、むかしから人間の間で広がっているインフルエンザも、この冬、流行し始めています。インフルエンザウイルスが持っているギザギザには脂肪があるので、石鹸で洗えば、ギザギザをとってしまうことができます。ですから、外から帰ってきたら、石鹸で手を洗ったり、うがいをしたりすることが大切なのです。
自衛隊がイラクに行くことについて
'04/1/24
陸上自衛隊の先遣隊がイラクに入りました。航空自衛隊の本隊はイラクの隣のクウェートに行きました。自衛隊がイラクに行くことについては、行くことを認めるか認めないか、国会でも議論になっています。どうして問題になっているのでしょうか。
そもそも自衛隊は、字の通り「自分の国を守る人たち」としてつくられました。日本がよその国から攻撃されたとき、日本を守るのが任務です。外国を攻撃したり、戦争に参加したりする軍隊とは別のものとしてつくられました。
それは、日本の憲法の第9条に、「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない」「武力行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と書いてあるから。日本は軍隊を持ってはいけない、と憲法で決められているからです。でも、「自衛隊は軍隊だから憲法違反ではないか」と批判する声もありました。
自衛隊は、できてから、「日本を守るのが専門で、外国には行きません」という方針できました。
しかし、自衛隊が海外に行くときがやってきました。1992年のことです。場所はカンボジア。東南アジアのカンボジアでは、長く国の中で戦争が続いていましたが、戦争をやめて新しい国をつくることになり、国連が国づくりに協力することになりました。このとき自衛隊は、国連の人たちに協力して、カンボジア国内の道路を直したりする仕事をしました。このときには、「PKO協力法」という法律をつくって、国連が行う平和のための活動(PKO)には、自衛隊が海外で協力できるようになりました。
このときも、自衛隊が海外に行くことについては反対の意見もありましたが、「海外に行っても、その場所では戦争がもう終わっていて、武力を使ったりすることはないので、憲法に違反することはない」と説明されました。
こうしたPKOへの協力はその後、世界のあちこちで行われるようになりました。いまでも東南アジアの東ティモールと中東のゴラン高原で行われています。
その後、自衛隊は、PKOではない目的のために海外へ行くことになりました。アメリカで起きた同時多発テロ事件について、アメリカはオサマ・ビンラディンという人が起こしたと考え、この人をかくまっていたアフガニスタンのタリバンというグループを攻撃しました。
自衛隊は、「テロと戦うアメリカ軍などを支援する」ための法律「テロ対策支援法」をつくって、自衛隊の船をインド洋に送りました。アフガニスタンから遠く離れたインド洋で、アメリカ軍などの船に燃料を補給する活動をしています。このときには、「自衛隊が活動するのは戦争が行われている場所から遠く離れたところなので自衛隊が戦争をすることはなく、憲法に違反することはない」と説明されました。
そして今回、自衛隊は、イラクに行くことになりました。イラクでは、飲み水をきれいにしたり、病院のお医者さんのお手伝いをしたり、学校を建て直したりする活動をします。そのための法律「イラク支援法」ができました。
イラクの人たちを助けに行くのであって、戦争をしに行くわけではない、と小泉総理は説明しています。
でも、イラクでは、いまもアメリカ軍や、アメリカ軍に協力する人たちをねらったテロ事件が相次いでいます。ここに自衛隊が行けば、攻撃を受ける恐れがあり、攻撃から自分の身を守ろうとすると、戦いに巻き込まれるのではないか、という心配があります。
そうなると、武力行使をしない、という憲法9条に違反するのではないか、と考え、自衛隊がイラクに行くことに反対する人たちがいるのです。
これに対して小泉総理は、憲法の「前文」つまり「まえがき」を取り上げました。ここには、「いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国は無視してはならない」と書いてあります。「日本さえ無事ならほかの国はどうでもいいというわけにはいかない。イラクの人たちが困っているのだから、助けが必要だ。でも、危険がないとはいえないので、自分を守る力のある自衛隊が必要だ」、というのです。
さて、イラクに自衛隊を行くことについて、あなたはどう考えますか。
自衛隊はイラクで何をして、
どんな安全対策をとるの?
'04/1/31
陸上自衛隊の本隊がイラクに行くことになりました。自衛隊は、現地でどんなことをして、どんな安全対策をとるのでしょうか。
日本から、海上自衛隊はイラクの隣のクウェートに行きます。陸上自衛隊がイラクで活動するための物資(道具や材料、食料、設備などのこと)を撙婴蓼埂
航空自衛隊は、クウェートの空港から、イラク国内の空港に、イラクの人たちに必要なものを撙婴蓼埂%ぅ楗腔顒婴筏皮い毳ⅴ幞辚姢浈ぅ辚管姢挝镔Yも撙婴蓼埂
陸上自衛隊は、イラクのサマーワという町で、住民にきれいな水を配ったり、病院や学校を建て直したりする仕事をします。
でも、イラクでは、アメリカ軍やアメリカ軍に協力する人たちに対するテロ事件が相次いでいます。そこで、自衛隊は、そのための安全対策をとります。具体的には、どんな対策をとるのでしょうか。
まず航空自衛隊は、C130輸送機という飛行機で物資を撙婴蓼工ⅳ长屋斔蜋Cの色を塗(ぬ)り変えました。日本国内では深緑色に塗っていますが、これを鮮やかな青色にしたのです。自衛隊は、日本の国を守る組織ですから、輸送機も、もともと海外に行くことは考えられていませんでした。そこで、日本国内を飛ぶことを考えて機体の色を決めていました。もし外国の飛行機から攻撃されたときに、相手の飛行機から見えにくい色にしたのです。日本は上空から見ると緑が多い土地です。そこで、機体も深い緑色にすることで、相手に見つけられにくくしていたのです。
でも、今度行くのはイラクです。イラクでテロを起こしているグループは、地上から、空を飛んでいる飛行機に向けてミサイルを発射します。そこで、地上から見て、空の色と見分けがつきにくいように、機体を青い色にしたのです。
また、輸送機が着陸するときにも対策をとります。空港の滑走路に降りるとき、普通は、遠くからゆっくり高度を下げていきます。でも、それだとミサイルでねらわれやすくなります。そこで、空港の上までは高いところを飛び、空港の真上まで来たところで、急降下してクルクル回りながら降りていくのです。
また、陸上自衛隊も、安全対策をとります。陸上自衛隊は、サマーワの町で、近くを流れるユーフラテス川の水をきれいにして、市民に配ります。その仕事をするために、寝泊りする場所もつくります。でも、テロをする人から攻撃される恐れがあります。トラックに爆弾を積んで突っ込んでくる可能性があるのです。そこで、寝泊りする場所を中心に置いて、かなり離れた所に囲いをつくります。こうすると、囲いに突っ込んで爆発が起きても、寝泊りする場所までには影響がありません。
寝泊りしたり仕事をしたりする場所を囲っても、いろんな車が出入りする入り口が必要になります。その入り口に爆弾を積んだトラックが突っ込んで来ると大変です。そこで、入り口までの通路をつくります。通路には、何か所もゲートをつくり、ゲートで通る車をチェックします。ゲートに猛スピードで突っ込まれることを防ぐため、あちこちに障害物を置いて、車がジグザグに走らざるをえないようにします。
また、無反動砲という武器を持った自衛隊員が待機していて、それでも突っ込んでくるトラックがあったら、それを使って爆破してしまう、という対策をとっています。
自衛隊が行く以上、十分な安全対策をとることは当然だ、という考え方があります。その一方で、これだけの安全対策をとるということは、逆に言えば、それだけ危険のある場所で活動する、ということになるので、自衛隊を、そんなに危険な場所に送ってもいいのか、という反対の声もあるのです。 |
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