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“个性”小议
2012-2-14
しばしば使われるのに、意味を聞かれると説明しづらい語がある。「個性」はその筆頭格だろう。個性を伸ばす、個性を育む、などと言うが、さて個性とは。昨今の就職活動では「個性を封印する」という表現も聞こえてくる。
有这么一些词,经常使用,但问起它的意思来却很难解释。“个性”大概就是其中之一。增强个性、培养个性什么的常说,但个性到底是什么呢?在最近的就职活动中,还出现了“抹杀个性”的说法。
「封印」の象徴が黒のリクルートスーツなのだという。あまりの画一化に風を入れようと、「服装自由化」を学生に勧める企業をアエラ誌が報じていた。ソニーなどの有力企業も試みているが、笛吹けど踊らず。説明会はやはり黒の上下で埋まるそうだ。
据闻,“抹杀”的象征物就是求职套装。杂志《AERA》曾报道过一些企业鼓励学生们“服装自由化”,试图给太过单一的求职服装注入一些生气。包括索尼等一些有名的企业也做过这方面的尝试,然而响应者寥寥。在企业介绍会上看到的依然基本是一身黑的套装。
気持ちは分かる。超氷河期のいま、就活は「人生をかけた椅子取り」にも例えられる。得点より減点が怖いとき、周りから「浮く」のはそれなりの勇気がいる。黒はいわば、無難という名の保護色なのだろう。
学生们的心情是可以理解的。在如今这个就职超级冰河期,找工作就好比是“赌上一辈子的占位置”。在这种比起加分减分更让人害怕的时候,在大部分人中显得“与众不同”需要相当大的勇气。黑色可以说就是决不出错的保护色。
夏目漱石が「草枕」に書いていた。「文明はあらゆる限りの手段をつくして、個性を発達せしめたる後、あらゆる限りの方法によってこの個性を踏み付けようとする」。この一節が、どこか今の就活に重なる。
夏目漱石在《草枕》一文中这样写道:“文明就是用尽一切手段培养你的个性,然后再用尽一切手段去抹杀它”。用这句话来描述今天的就职活动可谓恰如其分。
幼時からの教育はさかんに「個性」を言う。しかし社会に出る学生は、指南本やセミナーの説く寸法に合わせてノウハウの尾ひれをつけ、就活戦線を泳ぐ。個性も、総体としての多様さも、色あせないかと心配になる。
从小时候的教育开始就不停地说“个性”。然而出来社会的学生却要严格遵从指南和指导课程所说的规则去武装自己,在就职战场上奔忙。这不得不让人担心,他们的个性,以及作为总体的多样性都会慢慢褪色。
むろん個性は外見よりむしろ中身だろう。とはいえ服装一つでも、同調圧力に抵抗力のある人は頼もしい。小器用に空気を読む人ばかりでは組織の活力も生まれまい。人との違いを楽しめる。そんな個性を応援したくなる。
当然个性不是单看外表,更重要的是内核。话虽如此,能抵受得了在服装上跟大部分人不同的压力,这样的人更让人信赖。如果成员全是小心翼翼擅长察言观色的人的话,一个团队不可能产生活力。乐于与众不同,这样的个性我大力支持。 |
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