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本帖最后由 印第安恋雅利安 于 2012-2-25 20:07 编辑
「鋼鉄のバラ」に捧げたい言葉
スポーツファンでないがスポーツ観戦を楽しんだことがある。一番応援していたのは、もちろん自分の好きなチーム。相手チームを応援したのはまれだ。
人それぞれ好き嫌いがあるので、試合を見る時には、自分の気に入るチームを応援するのも当たり前と思う。打ち明けると、相手チームをさんざんに打ち負かしてぐりぐりと踏みにじったら、胸がスーッとできるかなとさえ感じる時もある。私にとって、スポーツ観戦はあくまでストレス解消の道具の一つ、食うか食われるかの闘争であるこそ気分爽快になる。「敵味方の垣根を越えた共闘も 」なんて言葉は、好々爺政治屋らのセリフで、全く共感しない。
とはいえ、二股膏薬と言われても、相手チームにエールを送ろうとしていた場合もある。それは人を感服させる相手チームであった場合。好きと言えるほどではないが自分が敬服している相手チームを応援したい。今年の女子サッカーのロンドン五輪アジア最終予選は、目の前に浮かんできた。
自分の中で、愛称「鋼鉄のバラ」の中国女子サッカーチームが好きだ。
ご存知の通り、中国男子サッカーは情けないほど弱く、十数年前、ワルドカップ の入場券をとうとう入手したが、ブラジルと対戦することになり、結局、ほとんどゴールに入れたことがなく、ゴールバーに弾かれたことが1回あるのに止まり、無得点のままで落とされた。中国人皆さんのメンズを丸潰しにされた。あの頃は子供だったが、中国男子サッカーの試合を見ながら、「何で中国はそんなに弱いの?」と自問し続け、腕がむずむずしてきて、あいつらを腹いせに殴りたいほど辛かった。自分の心境をがらりと変えさせたのは、「鋼鉄のバラ」の試合だった。女が栄えて男が衰えた今 の中国では、やはり女子サッカー!ワールドカップの三強とされるまで強かった「鋼鉄のバラ」の試合で興奮させてくれた。メンツが挽回でき、中国人 ならではの誇りを感じさせた。「鋼鉄のバラ」を好かない中国人はいないのだ!
それから十数年、今度は「鋼鉄のバラ」と「なでしこジャパン」との決闘だ。
中国の済南市で行われたロンドン五輪アジア最終予選の最終戦で、中国サポーターが圧倒的に多い試合となった。日本のニュースを見ているので、360度全ては“敵”の応援団に包まれている小粒の日本女子サッカーチームは「なでしこジャパン」と呼ぶことを知っている。台頭してきた「なでしこジャパン」は今年アジア勢で初めてW杯を制した強いチームと耳にしていたが、彼女らの試合を一度も見たこともなく、好きなわけがない。「なでしこ」はW杯を制したとしても、「鋼鉄のバラ」は銀メダルを取得したこともあるし、しかも、「なでしこ」はアウェー戦、勝つことは簡単ではない。運が良かっただけでアジアの二流チームに過ぎないだろうと、そう思いながら、中国チームは日本チームに絶対に劣らないと信じ、とことんまで「鋼 鉄のバラ」を応援していくつもりだった.
しかし、試合を見れば実力の差は歴然だ。テレビの前で、私のエールは、嘆きそして暴言に:
”アタックしろ!”、”シュートを放って!”、”アシスト!”、”あいつにパスしてよ!”、”ぼうっとするなよ!”、”選手交代するどころじゃねぇ!”、”ちゃんとプレーしてくれよ!”、”なにやっているんだ!”・・・
サッカーの戦術・速度、ひいては理念・意識まで、すべてにおいて、「なでしこ」とすごくの開きがあるから、テレビを投げ落としたい衝動に駆られた。
「なでしこ」は先発選手11人のうち主力選手は4人のみという状況だったが、プレーには余裕があった。一方、プレッシャーのない中国は思い切った姿勢を見せた。試合開始後、中国は野心的なプレイを見せ、日本を苦戦させたが、試合が進むにつれて日本との差が明らかになってきた。日本のチームワークに比べ、中国は明らかに全体の意識が低い。日本がセンターを突破する際には、サイドが必ずこれをフォローする。しかし、中国では協力体制がなく、個人の力のみで切り抜けなければならない。試合に対する理解も日本チームは統一されている一方で、中国選手はそれぞれが何を考えている のか全然分からない。
”ナイスシュート!”最後のエールは思わず「なでしこジャパン」にあげてしまい、好きとは言えない相手チームを応援してきたのだ。「なでしこ」のゴールインはまさに完全制覇!日本女子の一球入魂にすっかり魅了された。仁義なき戦いの最後、「鋼鉄のバラ」も1-0で敗れてしまい、ブーイングをするほどのチームに堕落してきたとさえ思われる。中国のテレビが放送した「なでしこ」に対する記者会見も視野に、日本女子の対応を見れば、その差に驚く。これこそ世界レベルのサッカーチームだ。No.1スターの 沢穂希だけでなく15、6人の選手が列をなして取材を受けた。外国人記者のため、通訳までが提供された。彼女たちはグラウンドの内外とも、 結束力を身につけ、本当にプロフェッショナルだ。感服せずにいられない。世界チャンピオンの「なでしこ」と戦ったことは、「鋼鉄のバラ」にとっても絶好の学習機会となっただろう。
自分の好きなチームを応援するのではなく、知らず知らず実力がありカリスマ性を持つ強者にも追随していく。人間の心理というのはそういうものだから、おかしくない。「一人一人違う種を持つ」はごもっともが、「自分の花を咲かせることだけに一生懸命になればいい」というのは甘い。勝ち抜けるには、自己顕示より一丸となれるチームワークの精神力がもっと大事。また、競争社会である以上、共存共栄神話にボケてばかりいるな! 闘争心があるからこそ、日々進化していけるのだ。弱肉強食・優勝劣敗の戒めを、決して忘れてはいけない。
”真心の応援がほしかったら、メンバーが一致団結して闘魂込めたチームを! ”、
この言葉だけは 「鋼鉄のバラ」に捧げたい。 |
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