中国で2週連続 海口では日本車通行禁止 「日本領土」主張のツイッター発言は削除
2012.8.26 18:03 [中国]
中国広東省東莞市で行われた反日デモで日の丸を燃やす参加者=26日(共同)
【上海=河崎真澄】香港紙、星島日報(電子版)などによると、沖縄県尖閣諸島(中国名・釣魚島)の中国領有を主張する反日デモが26日、浙江省諸曁市や広東省東莞市、海南省海口市で発生した。諸曁で約千人、東莞で約200人、海口では数百人が参加。山西省陽泉市や安徽省淮北市などで数百人規模のデモがあったとの情報もある。
デモ隊は諸曁で「(日本と)絶対に妥協しない」などと叫んだ。東莞では約100人のK札隊が解散させようとしたが、小競り合いの末、デモ隊がK札隊を押しのけた。海口ではデモ隊の暴徒化に備え、デモの予定コース付近での日本車の走行や駐車が禁じられた。
中国では尖閣問題にからんで19日に25都市前後で反日デモが発生。25日には山東省日照市でも起きた。週末のデモ発生は2週連続だが、地方の中小都市が大半で、インターネットで参加が呼びかけられていた。
一方、広東省の民間企業幹部が24日に中国版ツイッター「微博」に書き込んだ「1949年から71年まで中国政府は釣魚島を日本領土と認めていた」とする異例の発言が26日までに、人民日報の記事や公式地図など当時の“証拠画像”とともに削除された。

中国広東省東莞市で行われた反日デモで日の丸を燃やす参加者=26日(共同)
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