毎日楽しそうに送っている人。明るく、やる気があって、元気にあふれている人は①「人の心をつかむ人」だと思う。
といっても、やたらと声が大きいとか、押しつけがましくよくしゃべるだけが「元気がいい」人ではない。のんびりしていてもいいし、穏やかでもいい。ただ、自分のやるべきことを、自分の意思や気持ちでやっている人がいい。
自分のやることを「イヤイヤ」やっている人もけっこういるものだ。
「上司に命令されたからしたくなく」
「他にやる人がいないから」
といった感じた。ちっとも楽しそうではない。むしろ悲しそうである。できることなら今すぐ放り投げて、逃げ出したい思いが散見する。
「( ② )」といいたくもなる。
「でも。仕事を辞めたら生活が…」
「人間関係があって、そうはいかないのです。」
などの③「しかたなし」の答えが返ってくるのだろう。それならせめて、もう少し自分が楽しくできそうな仕事を選んだらどうなのか。いろいろ難しい理由があるのだろうか。いろいろな理由があってどうせやらなければならないのなら、もう少し前向きに取り組んだらどうなのか。そうはいっても、きっとできない理由があるのだろう。
(斉藤茂太「なぜか「人の心をつかむ人」の共通点」による)
問1 筆者が考える①「人の心をつかむ人」はどんな人か。
1声が大きく、元気がいい。
2のんびりしていて、おだやかな人。
3イヤな仕事でも、我慢してやっている人。
4自分の意思で、楽しくやるべきことをやっている人。
問2本文の(②)に入る最も適当は言葉はどれか。
1もっと仕事をがんばったらどうですか。
2楽しそうに仕事をしたらどうですか。
3そんなにイヤながら、やめたらどうですか。
4仕事を放り投げないで、続けたらどうですか。
問3本文の③「しかたなし」の説明として正しいものはどれか。
1いろいろな理由があって、楽しくできる仕事を選ぶのは難しい。
2生きていくためにイヤな仕事でもしなければならない。
3やらなければならないことがたくさんあって困っている。
4生活のためにイヤな仕事をしているわけではない。
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