中国女性ホンネ「笑顔で貧乏人の自転車に乗るなら、浮気者のBMWに泣きながら乗る方がマシ」…婚活ブーム中国のあられもないカネ、カネ“拝金主義”
2014.1.20 07:00 (1/3ページ)

中国・上海で行われた婚活イベント。多数の男女が参加した=2013年11月(AP)
急速に少子高齢社会に向かう中国で婚活ブームが起こっている。男女に出会いのきっかけを提供するテレビ番組や、結婚相手を紹介するインターネットサイト、お見合いパーティーなどが人気を呼んでいるほか、週末の公園などでは、子供たちの釣書を持った親たちが参加するお見合い大会などが開かれている。晩婚化、非婚化の波が押し寄せている中国でも、結婚に対する焦りとあきらめが錯綜(さくそう)している。
(木村成宏)
拝金主義の男女が集う“婚活番組”
「笑顔で貧乏人の自転車に乗るより、浮気な金持ちのBMWに泣きながら乗るほうがまし」「男性は月収が20万元(約240万円)以上ないとダメ」
現地メディアなどによると、中国では数年前から、各地のテレビ局が次々と放送しているお見合い番組を放送している。人気の火付け役となったのが、出演女性の拝金主義的な発言などが反響を呼んだ江蘇衛星テレビの番組「非誠勿擾」(誠実でない人お断り)だ。
2010年から放送を開始した番組では、結婚願望がある24人の女性が出演。自己紹介や一発芸を行うなどしてアピールする男性を結婚対象とするなら、テーブルの上のランプを点灯させる仕組みで、最後までランプを点灯させていた女性に男性が意思表示すれば、カップル誕生となる。
出演者は幅広く、男性は会社経営者や大学教授、会社員、出稼ぎ労働者、女性側はモデルやシングルマザーのほか、中国在住日本人ら外国人、在外華僑ら。親子や双子の出演もある。
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