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本帖最后由 yamoli 于 2016-3-20 19:25 编辑
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翌日はカメラマンが料理の写真を手早く写し、その間に僕が店主に話を聞く。手短に。全ては三日で片付く。もちろんもっと早くすませてしまう同業者もいる。でも彼らは何も調ベない。適当に有名店を選んで回るだけだ。中には何も食べないで原稿を書く人間だっている。書こうと思えば書けるのだ、ちゃんと。率直に言って、この種の取材を僕みたいに丁寧にやる人間はそれほどはいないだろうと思う。真面目にやれば本当に骨の折れる仕事だし、手を抜こうと思えば幾らでも抜ける仕事なのだ。そして真面目にやっても、手を抜いてやっても、記事としての仕上がりには殆ど差は出てこない。表面的には同じように見える。でもよく見るとほんの少し違う。
僕は別に自慢したくてこういう説明をしているわけではない。
僕はただ僕の仕事の概要のようなものを理解してほしいだけなのだ。僕の関わっている消耗がどのような種類の消耗であるかというようなことを。
そのカメラマンと僕とは前にも何度か一緒に仕事をしたことがあった。我々は割に気があっていた。我々はプロである。清潔な白手袋をはめ、大きなマスクをつけ、染みひとつないテニスシューズをはいた死体処理係のように。我々はてきぱきと簡潔に仕事をする。余計なことは言わないし、お互いの仕事に敬意を払う。これが生活の為にやっているつまらない仕事だということはどちらもわかっている。でもそれが何であれ、やるからにはきちんとやる。そういう意味で我々はプロなのだ。三日めの夜には僕は原稿を全部仕上げてしまった。
四日めは予備に空けておいた日だった。仕事も終わったし特にやることもないので、僕らはレンタカーを借りて近郊にでかけ、一日クロスカントリー?スキーをした。そして夜はふたりで鍋をつつきながら、ゆっくり酒を飲んだ。のんびりとした一日だった。僕は原稿を彼に託した。これで僕がいなくても他の人間があとの仕事を引き継いでやってくれることになっていた。寝る前に僕は札幌の番号案内に電話をかけて、ドルフィン?ホテルの番号を聞いた。番号はすぐにわかった。僕はベッドの上に座りなおしてふうっと溜め息をついた。まあこれでまだいるかホテルが潰れていないことだけはわかった。一安心と言うべきだろう。いつ潰れても不思議はないホテルだったのだ。僕は一度深呼吸をしてから、その番号をまわした。すぐに人が出た。まるで待ち構えていたみたいに、すぐだった。それで僕はいささか混乱した。何だかちょっと手際が良すぎる。
電話に出た相手は若い女の子だった。女の子?おいよせよ、と思った。いるかホテルはカウンターに若い女の子がいるようなホテルではないのだ。
「ドルフィン?ホテルでございます」と彼女は言った。
第二天摄影师麻利地拍下饭菜的照片,这期间我和店主交流,很简短。总共在三天内完成。当然也有更快的同业者。当然他们什么也不调查,只选择几个有名的店罢了。在店里什么也不品尝吃些什么而只写原稿的人们。想到什么就写什么,这就够格了。坦率地说,做这种方式的采访,像我这样认真的人几乎没有。想认真做的话那是很费劲的工作,想潦草从事那也是很简单的工作。无论是认真做还是潦草做,做好报道这件事并没有什么差别。从表面上看几乎相同。若深入观察还是有点区别。
我并不是想自夸来说明这些。
我只是希望理解我工作的大概情况。讲清楚和我有关的消耗是哪种类型的消耗。
在这之前我和那位摄影师也曾经有几次合作一起做过工作。我们的脾气很合得来。我们很专业。戴上洁白的手套,戴上大口罩,像穿着一尘不染网球鞋的尸体的处理员那样。我们麻利且简洁地做好工作,多余的话也不说,对对方投以敬意。谁都明白,这是为了生活而从事的无用的工作。可是不管它是什么,只要做就认真地做。从这个意义上讲我们是很专业的。利用第三个夜晚我把原稿全部写好。
第四天是预留的一天。工作结束了没有什么可做的事情,我们租了汽车到近郊,干了一天的越野滑雪。在晚上两人围着火锅,慢慢喝酒。这真是自由自在的一天呀。我把原稿交付给他。这样即使我不在别人也可以继续做后面的工作。在睡觉之前我向札幌的咨询电话打了电话,问了问海豚宾馆的电话号码。很快就知道了电话号码。我坐在床上摆正姿势喘了一口气。为此就知道那个海豚宾馆还存在着。这样就很安心了。即便是倒闭那也不是不可思议的宾馆。我深呼吸一次之后,拔了那个号码。马上就有人接了。简直就像是在那里等待那样,接电话很快。我倒有些混乱。什么原因做事这么顺利。
接电话的是一位年轻的女孩。女孩?应该是。海豚宾馆并不像是在柜台上有年轻女服务员那样的宾馆。
“您好!这里是海豚宾馆。”服务员说。 |
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