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18(2)
僕はセロリを齧ってしまってから、夕食に何を食べようかと考えた。スパゲッティにしよう、と僕は思った。にんにくを二粒太めに切ってオリーブ?オイルで炒める。フライパンを傾けて油を溜め、長い時間をかけてとろ火で妙める。それから赤唐辛子をまるごとそこにいれる。そしてそれもにんにくと一緒に妙める。苦みの出ないうちににんにくと唐辛子を取り出す。この取り出すタイミングがけっこう難しい。そしてハムを切ってそこに入れ、かりっとしかけるところまで妙める。そこに茹であがったスパゲッティを入れ、さっとからめてみじん切りにしたパセリを振る。それからさっぱりとしたモツァラ?チーズとトマトのサラダ。悪くない。
でもスパゲッティの湯をわかしかけたところでまた電話のベルが鳴った。僕はガスを消し電話のところに行き、受話器を取った。
「やあ、久し振り」と五反田君が言った。「懐かしいな。元気かい?」
「なんとか元気だよ」と僕ば言った。
「マネージャーが言ってたけど、何か用事があるんだって?まさか一緒にまた蛙の解剖がやりたいっていうんじゃないだろうね?」そして彼は楽しそうにくすくす笑った。
「いや、ちょっと聞きたいことがあってね。それで忙しいだろうとは思ったんだけど、電話してみたんだ。ちょっと変な話なんだ。実はね……」
「あのさ、今忙しいの?」と五反田君が訊いた。
「いや、別に忙しくはない。暇だから夕食を作ろうかと思っていたところだよ」
「それはちょうどいい。よかったら外で一緒に晩飯でも食べようよ。僕もちょうど誰か飯を食べる相手がいないかと探してたところなんだ。一人で黙って飯を食ってもあまり美味くなからね」
「でもいいのかな、急にこんな風に電話して。つまりさ、その……」
「遠慮することないだろう。どうせ毎日しかるべき時間がくれば腹が減るし、好むと好まざるとにかかわらず、飯は食べなきゃいけないんだ。君のために無理して飯を食べるわけじゃない。ゆっくり食事して酒でも飲んで二人で昔話をしようよ。もう随分昔の知り合いにも会ってないんだ。君さえ迷惑じゃなきゃ是非会いたいね。それとも迷惑かな?」
「まさか。話があるのは僕の方だよ」
「じゃあ今から君のところに迎えにいこう。何処だい、そこ?」
僕は住所とアパートの名前を言った。
「うん、それなら家の近くだ。二十分くらいで行けるだろう。すぐに出られるように準備しといてくれよ。今けっこう腹が減ってるんだ。長くは待てない」
そうすると言って僕は電話を切った。それから首をひねった。昔話?
吃完西芹之后,我考虑晚饭吃什么呢?吃意大利面吧。简单地切了两瓣蒜,用橄榄油炒。斜放一下平底锅倒上油,长时间用微火加热。然后放一整个辣椒,和大蒜一起炒。到苦味没有出来时把辣椒和蒜一起倒出来。取出它们的时机非常掌握。接着切火腿并把它放进去,炒到干脆为止。把煮好的意大利面放进去,撒上切得细短的荷兰芹拌一拌。再加上不油腻的乳酪和西红柿色拉。还真不错。
等把意大利面的汤煮沸时电话铃又响了。我关掉气阀走到电话机处,拿起话筒。
“那个,很久不见了。”五反田说。“真是太想念了。身体还好?”
“身体还凑合。”我说。
“代理人说了,你有什么重要的事?是不是还想一起解剖青蛙?”接着他高兴地笑了起来。
“是这样,有件事想问一问你。我想你可能很忙吧,电话说说也可。是个比较特别的事。就是……”
“那个,你现在忙不忙?”五反田问。
“不,并不忙。因为有空正在做晚饭。”
“那正好。若可以的话一起在外面吃晚饭如何?我正好在找有没有和谁一起吃晚饭。一个人一声不响地吃饭没什么好吃的。”
“这样做合适吗?突然这样地打电话。就是说,那么……”
“不要想那么多了。每天到适当的时间肚子就饿了,不管喜不喜欢,饭总要吃的。当然也不能只为你强制吃饭。慢慢地吃饭喝点酒两人唠唠旧事。已经很久没有见老相识。只要你没什么,我们一定要见一见。怎么样可以吗?”
“实际上,有事想要说的是我。”
“那么,现在到你的地方接你。在什么地方?”
我讲了住所和公寓的名字。
“好了。那么离家很近。二十分钟左右就到。你准备好,马上就到。现在正好饿了。不能等时间长了。”
答应之后我掛了电话。然后使劲地想。旧事? |
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