SOSは、国際的に使用されている遭難信号だ。SOSの起源について、これは「われらの船を救え(Save Our Ship)」という文章の三つの頭文字をつなぎ合わせてSOSにした、という説があるが、これは間違いだ。
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SOSには何の意味もない。モールス符号の中で最も単純でわかりやすい信号を、組み合わせて作っただけ。
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% E' y5 w2 h: p) S* G/ Iモールス符号で、Sは···、Oは———。だから、つないでSOSはすれば、···———···になる。
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* `' b2 W% ~( B7 `& Q7 pこれならば無線電信号に慣れない人にも打てるし、受信する方もまぎらわしくない。こうして簡単明瞭のためにSOSが生まれた。 3 M* N2 T7 k2 u% W0 @& Y. I6 L
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SOSを最初に打電したのは、一九一二年、北大西洋で氷山と衝突して沈没した豪華客船タイタニック号だ。それまでの遭難信号はCQDと発信していたのだが、タイタニック号の処女航海の直前に新しい条約が作られてSOSに変更された。そのため、タイタニック号はSOSの最初の発信者となったわけ。& T- l* u! ?6 w, x6 V/ l2 P" b8 n5 K
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