|
05月24日付
ツバメの巣づくりの便りが届くこのごろだ。こっそりツバメの巣の中を観察したことのある読者からは、こんな驚きが「ひととき」(本紙名古屋版)に寄せられた。
[U]正是该收到关于燕子做巢的来信的时候。有读者在安静仔细地观察了燕子做的巢的内部之后,把自己的惊奇发现告诉了[情报最前线](本社名古屋版)[/U]
「細かくかみ砕かれた草がモヘアの毛糸のように敷き詰めてあった。ごつごつした外観からは想像もつかない。ヒナにはどんなにか心地よい布団だろうと感心した」。
[U][被咬得细碎的杂草铺垫在里面,就像是铺了层马海毛的毛线一样。单从坚硬的外观看,那是无论如何都不能想象到的。对小鸟们来说,这该是怎样舒适的被子啊。][/U]
ツバメに限らず鳥たちは巣づくりに独特の知恵を働かす。外敵から守るために、たとえば木の枝や樹皮、コケなどで囲って目立たないようにする。中を土で固めて羽毛を敷けばまさに羽毛布団だ。接着剤には自分の唾液(だえき)のほか、クモの糸を拝借して縫い合わせに使ったりもする。安全で快適な住まいづくりに労をいとわない。
[U]不仅限于燕子,很多鸟类在如何筑巢上都具有独特的智慧。比如为了防卫外敌,会用树枝、树皮以及青苔等把鸟巢外面围起来用以隐蔽鸟巢。里面用土固定再铺垫上羽毛的话,简直就是羽毛棉被啦。除了用自己的唾液作粘粘剂,还会用蜘蛛的丝来缝合鸟巢。为了住的安全和舒适,鸟们是不辞劳苦的。[/U]
「鳥の巣展覧会」を見た(東京・新宿のギャラリー新宿高野で6月1日まで)。絵本作家の鈴木まもるさんが世界各地で集めた鳥の巣33点と鳥の絵の展示だ。02年にニューヨークで開催した個展に出品したものが中心で、造形のおもしろさと技巧の精密さに感心させられる。
[U]参观了 [鸟巢展览会](东京・新宿的美术展览陈列室,新宿高野之展6月1日为止)。展示了图画书作家铃木MAMORU在世界各地收集的33个鸟巢以及鸟的绘画。以2002年在纽约举办的个人展览的展品为中心,使人由衷地感叹鸟巢造型的有趣以及工艺的精密。[/U]
世界各地の鳥たちの多様で美しい巣を見ながら、日本の都会に住む鳥たちの困難を思い浮かべる。たくましいカラスはハンガーや針金まで巣材にするようだが、ツバメには無理だろう。泥や枯れ草などが身近にないと巣づくりは難しい。
[U]一边欣赏着世界各地的鸟儿们的多种风格的漂亮鸟巢,一边就想起了居住在东京的鸟儿们的艰难处境。健壮顽强的乌鸦们甚至能够用衣架子和铁丝网来筑巢,但是燕子们却不能。身边没有泥土和枯草燕子们是难于筑巢的。[/U]
そうしたツバメの現状を把握しようと日本野鳥の会は、今春から「ツバメかんさつ全国ネットワーク」を始めた。飛来時期や巣づくりの観察報告をインターネットで集計していく。〈乙鳥(つばくら)はまぶしき鳥となりにけり〉(草田男)
[U]日本野鸟协会为了掌握燕子的现状,从今春开始设置了[全国范围观察燕子之网络]。通过网络及时收集鸟儿们的飞来期以及筑巢情况的观察报告。
[无限春光之中,惊见燕子也熠熠闪光](草田男)[/U]
|
|