2002年の青島経済
2002年の青島市の国内総生産(GDP)は1518.2億元で14.6%増となった。このうち、第一次産業は145.9億元(4.2%増)、第二産業は765億元(16.9%増)第三次産業は607億元(14.7%増)となり、産業別構成ではそれぞれ9.6%、50.4%、40%となった。成長率も目標の12%を上回っており、都市の総合経済力は全国で11位になった。
青島市は国際的大都市の建設と競争力の向上を都市建設の目標としている。海洋、港湾、観光という「三大特色経済」を発展させると同時に、電子・家電、自動車・機関車・船舶の製造、石油化工、新しい材料という「四大工業基地」の建設にも力を入れている。観光産業の発展が目覚しく、2002年の観光収入は150.5億元に達し前年比27.6%増え、ハイテク産業の成長も早い。
固定資産投資の増加は早いスピードを保っており、年間投資額は478.3億元で24.4%増となった。重点投資先はインフラ、設備更新、不動産開発。
消費は活発。社会消費財小売総額は13.5%増の400.5億元に達した。
対外貿易は成長がつづいている。年間輸出入総額は9.8%増の169.25億ドル。このうち輸出は11.3%増の105.71億ドル、輸入は7.4%増の63.54億ドルとなった。
海外直接投資について、契約件数が1832件、契約金額が55.24億ドル、実際利用額が23.8億ドル。独資企業の進出が急増し、その投資額が18.63億ドルで67.8%増となり、三資企業の80.5%も占めた。一方、合弁企業の投資が3.73億ドルで16.2%低下した。
青岛的主要日系企業 :
ミツミ電機、三菱マテリアル、デンソー、ニチレイ、加ト吉、三菱重工、荏原製作所など |