血型和日本人
血液型と日本人 日本人は、ほとんどの人が自分の血液型(けつえきがた)を知っています。そして、よくそれについての話をします。
「君は何型?」
「B型だよ。」
「ああやっぱり、B型っぽいね。」
こんな感じです。しかし、他の国々では、血液型が人の性格(せいかく)に影響(えいきょう)しているとは考えないそうです。そこで、これもちょっとした日本文化(にほんぶんか)なのではないか、日本人の国民性(こくみんせい)がにじみ出ているのではないかと僕は考えました。というわけで、これから日本人と血液型について紹介したいと思います。
各血液型における性格の特徴(とくちょう)
<A型>日本人で一番多い血液型。人々の言う特徴は、平凡(へいぼん)、冷静(れいせい)に物事(ものごと)を見る、神経質(しんけいしつ)など。
<B型>物事にいい加減(かげん)で大ざっぱ。楽観主議(らっかんしゅぎ)。初対面(はつたいめん)で「私はB型です。」と言うとちょっとひかれるかも。
<O型>マイペース。我が道をゆく。
<AB型>二重人格(にじゅうじんかく)。馬鹿(ばか)か天才(てんさい)のどちらか、変わり者が多い。
血液型による性格の違いは本当にあるの?
さて、それにしてもこの血液型による性格の違いは本当にあるのでしょうか。僕ははっきり言ってないと思います。日本人は、A型、B型、O型、AB型とちょうどいい感じの比率(ひりつ)にわかれていますが、世界の国々にはほとんどの人がO型の国があるそうですし、実際に、僕の友達(ともだち)に当てはめてみても全く当たっていなかったりと、疑問点(ぎもんてん)はたくさんあります。日本には血液型に関する本がたくさん出版(しゅっぱん)されていますが、どうも僕は信じられません。
肩書きにこだわる日本人気質(きしつ)
日本人はなぜ血液型にこだわるのでしょうか。それは、日本人がよく肩書きにこだわると海外の人から言われるそうです、と僕はこう思います。初対面の時には、名刺交換(めいしこうかん)から入ったり年齢(ねんれい)をすぐに尋ねたりして、あの人は「何々会社の人」、あの人は「何歳だから」と言う考え方をするというのです。つまり、血液型の場合にも「何々型のひと」という肩書きをつけて、その人をA型ならA型という一つのグループに分けることでその人を理解(りかい)しようとする。血液型が人の性格に関係(かんけい)していると考える日本人にとって血液型というものは「何々会社の人」、「何歳の人」と同様(どうよう)にその人を位置付ける一つの要素(ようそ)になっているのでしょう。そう考えると、やはり血液型を気にすることは人に肩書きをつけたがる、日本人の国民性を如実(にょじつ)に表しているのではないでしょうか。
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