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天声人语(9月12日 )

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发表于 2006-9-13 05:34:01 | 显示全部楼层 |阅读模式
お目当ての本を求めて古本屋に入っても、なかなか見つからない。むしろ、思いがけない掘り出し物がある。それが古本探しの楽しみと思っていたが、インターネットを利用するようになって、事情が変わった。

为了寻找一本书而进了旧书店,却怎么也不也找寻不到。寻找旧书,莫不如是因为其中一些意想不到的收获。笔者以为这便是寻找旧书的乐趣,但自从人们开始使用互联网,情况就有所改变了。 


 ネットで検索できる限り、世界中の古書のストックを調べることができる。先日も、35年前に出た東京裁判に関する英文の研究書を、米国の古書店から送ってもらった。仕事の面では大助かりだが、効率一本やりの本探しは、どこか寂しい。

只要是网络检索得到的,就能够查出全世界古旧书的存货。前些天,美国的古旧书店为我寄来了35年前出版的关于东京审判的英文研究书籍。网络检索,对工作方面有很大的帮助,但这一枪决胜负高效率的检索方式,总让人有些落寞。


 古本でも新刊でも、店頭での予想外の出会いがほしい。かつて国際政治学者の岩間陽子さんが、恩師の故高坂正堯氏の思い出を、雑誌「アステイオン」(96年秋号)に書いていた。

不论是古旧书籍还是新书,笔者很喜欢在书店与书籍不期而遇的感觉。国际政治学者岩间阳子女士,曾在杂志《アステイオン》 (96年秋季号)中回忆起她已故的恩师高坂正尧先生。 


 ドイツに住んでいた岩間さんが、「ミュンヘンは歴史を学ぶにはよい街ですね。趣味の良い本がとりそろえてあるような、中くらいの本屋さんがあるので、ぶらぶらしていて楽しい街です」と言うと、教授は「あなたは運を信じていますね」と答えたという。

         书中写到:居住于德国的岩间女士曾经说起“慕尼黑是一座适合历史学习的不错城市,它多不少中等大小,但颇具趣味好书的书店。是一座可以慢慢闲逛书店、令人快乐的城市。”教授闻言,答曰“你可真是相信命运呀。” 


 高坂氏の考えは、大きな書店でコンピューター検索で調べるのが正攻法ではあるが、中くらいの本屋が好きという人は運を信じているというものだった。「すべての本を読むには、人生はあまりに短く、歴史はあまりに複雑である」と師は語ったという。

这是由于高坂教授认为“在大书店用电脑检索才是正当途径,而喜欢中等大小书店的人都是相信命运之人”。教授还说道“要博览群书,人生未免过于短暂, 历史又未免过于复杂。”


 確かに、本との出会いには運命めいたものがあるように思う。失恋、入試の失敗、親を亡くしたとき、不思議なことだが、慰めと勇気を与えてくれる本が、いつもどこからか現れる。人と同様、本との出会いも、効率では計れないものがある。

诚然,与书籍的邂逅包含有命运的味道。但是当人们失恋、落榜或者痛失亲人之时,令人不可思议的,总会有给与我们慰藉和勇气的书本出现。与书籍的邂逅,其实与遇人相同,其中都是有不可以效率衡量的东西存在。

[ 本帖最后由 tinmei 于 2006-9-12 21:56 编辑 ]
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发表于 2006-9-13 18:29:04 | 显示全部楼层
天声人语(9月12日 )
お目当ての本を求めて古本屋に入っても、なかなか見つからない。むしろ、思いがけない掘り出し物がある。それが古本探しの楽しみと思っていたが、インターネットを利用するようになって、事情が変わった。
  为了找本书进了古董书店,但是没找到。以前一直以为,无意中翻出来的东西,这就是寻找旧书的乐趣,但是至从有了互联网,事情就发生了变化。

 ネットで検索できる限り、世界中の古書のストックを調べることができる。先日も、35年前に出た東京裁判に関する英文の研究書を、米国の古書店から送ってもらった。仕事の面では大助かりだが、効率一本やりの本探しは、どこか寂しい。
  只要在互联网检索,就如同在世界古书库里搜索一样如鱼得水。前些日子,美国把35年前出版的关于东京裁判的英文研究书籍送给了日本。从事情表面上看是得到了很大的帮助,但是就效率来说,让人有点遗憾。

 古本でも新刊でも、店頭での予想外の出会いがほしい。かつて国際政治学者の岩間陽子さんが、恩師の故高坂正堯氏の思い出を、雑誌「アステイオン」(96年秋号)に書いていた。
  古书也好,新书也好,多多少少希望能是意外收获到。另外国际政治学者的岩间阳子在杂志“* * *”(96年秋号)里写过对恩师故高扳正*怀念之情的文章。

 ドイツに住んでいた岩間さんが、「ミュンヘンは歴史を学ぶにはよい街ですね。趣味の良い本がとりそろえてあるような、中くらいの本屋さんがあるので、ぶらぶらしていて楽しい街です」と言うと、教授は「あなたは運を信じていますね」と答えたという。
  在德国生活过一段时间的岩间对恩师说:“慕尼黑是学习历史的天堂,满街到处是聚集着各种趣味书籍的中型书店,所以漫步在街道中,是何等的享受呢”,于是教授答到:“你应该是相信命运的吧。”

 高坂氏の考えは、大きな書店でコンピューター検索で調べるのが正攻法ではあるが、中くらいの本屋が好きという人は運を信じているというものだった。「すべての本を読むには、人生はあまりに短く、歴史はあまりに複雑である」と師は語ったという。
  高扳的想法是,最为有效率的寻书方式是在大书店,或是用计算机寻觅,但是之所以欣喜于在中型书店寻觅,是因为他们相信命运。恩师之言:“想圣览所有的书籍,相比之下生命是多么的短暂,历史又是多么复杂啊。”

 確かに、本との出会いには運命めいたものがあるように思う。失恋、入試の失敗、親を亡くしたとき、不思議なことだが、慰めと勇気を与えてくれる本が、いつもどこからか現れる。人と同様、本との出会いも、効率では計れないものがある。
  我觉得,也许你与某本书的相遇是冥冥之中注定的。在你失恋,考试失败,失去双亲而悲伤的时候,总会出现一本书,安慰你,给你勇气继续生活下去。就像人与人之间,你与某本书的相遇里,有种用效率无法估算的东西在里面。
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发表于 2006-9-13 21:44:12 | 显示全部楼层
雑誌「アステイオン」来自希腊语“ΑΣΤΕΙΟΝ”的音译,意为“都会らしさ”
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发表于 2006-9-28 00:58:24 | 显示全部楼层
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