今年10月号的《日経エンタティンメント》刊载了沢尻エリカ的采访专辑,现全文打印,以满足香迷。
昨年、映画『パッチギ!』で映画界の新人賞を総ナメ、初主演ドラマ『1リットルの涙』(フジ系)での演技が高い評価を受けて一躍脚光を浴びた。現在はドラマ『タイヨウのうた』(TBS系)でヒロインを演じているほか、秋には4本の映画が相次いで公開される。ほとんどがメインの役どころだ。
若い女優のなかでも躍進ぶりがひときわ目を引く「沢尻エリカ」とは、どんな女優なのだろうか。素顔に追った。
記者:『1リットルの涙』もそうでしたが、放送中の『タイヨウのうた』も病に冒されている女性ですね。
エリカ:難病モノとよく言われてるんですが、実は私はそこにあまり意識を置いていないんです。特に『タイヨウのうた』は、歌で自分を表現していて、「私にはこれがある」とわかっている女の子の役。その気持ちが周囲に影響していき、恋を通じて自分も変化していくというドラマです。
記者:一方で映画はタイプの違う役が並んでいます。いろいろやって自分が得意とする役が少し見えたりしましたか。
エリカ:いえ、まだまだ全然。それどころか芝居の何がわかっているかって、何も答えられないレベルです(笑)。向き不向きはこれから見つけていくもので、今、決めることではないと思う。
記者:では作品ごとに聞きたいのですが、9月に公開される『シュガー&スパイス~風味絶佳~』は、2人の男性の間で揺れるヒロインを演じました。監督からはどんな指示をされましたか。
エリカ:私の意見もいろいろ聞いていただき、話をさせてもらいながらできた作品という感じが強いのですが、振り返ってみると、基本的に好きなように演じさせてもらいました。つまり放ったらかしだったのかな(笑)。あ、すごく楽しかったです。
記者:この秋は、ほかにも出演映画の公開が続きますね。
エリカ:『天使の卵』は個人的に世界観が気に入っていて、いい作品にめぐりあえたと思っています。オール京都で撮っているのですが、京都が舞台と言わずして、街の雰囲気がうまくストーリーに反映しているのが好き。『手紙』も、監督が自由にやらせてくれたので、のびのびとできました。
記者:初主演となる映画『オトシモノ』はホラー。このジャンルは女優の登竜門とも言われていますが、ほかと違う収穫はありましたか。
エリカ:そこには無いものを想像して演じなければならないので難しかったです。イメージを固めながら手さぐりでやるというのがほかのジャンルとは大きく違う点ですね。大変だけど、だんだん面白くなってくるのも楽しかったです(笑)。
記者:ドラマと映画だと、どっちが好きなジャンル?
エリカ:映画です。もともと見るのも好きだから。映画は、自分のがんばりがそのまま返ってくるのもいいですね。でも、ドラマをやらせていただくようになって、ドラマならではの楽しみもあることに最近気づきました。ドラマは、見ている人たちの声が、よくも悪くも、すぐに返ってくるのが面白いと思います。
記者:『タイヨウのうた』を通じては雨音薫でCDデビューしましたが、音楽に対する興味はどの程度?
エリカ:もう「好き」というレベルじゃなくて、生きていくために欠かせない一部。やればやるほど正解がない感じなんです。突き進めていくと、どこまでもいけちゃうのが魅力だし、すごいと思いました。
記者:音楽の仕事は大収穫だったんですね。
エリカ:ギターも弾けるようになったので、これからも続けていきたい。今、夢中になってるジャンルです。ギターは自分のデザインで1本作ることになって、今日これからデザイン画を持っていくんですよ。今はアコースティックだけど、そのうちエレキもやりたいと思ってます。
記者:演技の魅力って何ですか。
エリカ:すごく深くて、引き込まれる瞬間があることかな。まだうまく説明できないので、これが何なのか誰かに聞きたいくらい。深すぎて、わからない。
記者:普段の生活に役を引きずるタイプ?
エリカ:作品が終わって次の作品までの間は、がっつり“役落とし”をしないといけないタイプです。そうしないと、いっぱいいっぱい(笑)。
記者:厄落としならぬ、役落としですか(笑)。素顔に一度戻してから次にいくんですね。
エリカ:その間は、いろんなものを吸収するために外に出て、得たものを次に主演する映画やドラマに出したいと思っています。今年のGWは沖縄に行ったんですが、一人で海外に行ったりもします。
記者:じゃあドラマで2クール連続主演なんてありえない(笑)?
エリカ:無理。不可能。そんなに働いてどうする、って(笑)。
記者:逃げ出したくなりません?
エリカ:いえ。だってその道を選んだのは、私自身ですからね。
記者:沢尻エリカという人間は客観的に見るとどういう人?
エリカ:難しいですねぇ(笑)。まずいいところは、ごきげんなところ。ダメなところは、飽きっぽいところ。熱しやすく冷めやすい。でも、演技だけは深すぎて、冷めるヒマがないんですが。
記者:今年4月に20歳になって、心境の変化はありました?
エリカ:20代は、30代のためにあると思ってます。いい女になるために、がんばろうと思ってます。そのために、いい女をいっぱい見て、いい経験をして、失敗もたくさんして。30代なったらそれが自分に返ってくると思うから。
記者:失敗は多いほう?
エリカ:どうだろう(笑)。でもよく仲間から怒られていますよ。
記者:最近は、仲間からどういうダメ出しがありました?
エリカ:「ガキだな」って言われました。考え方がちょっとガキなときがあったんです。まだまだガキですよ。20歳の小娘にすぎないので(笑)。 |