東京ラブスト-リ- 0
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0 東京ラブスト-リ-東京ラブスト-リ-
TOKYO LOVE STORY PART 1-1...
羽田(はねだ) 完治(かんじ) ..
永尾 : あ, もしもし永尾完治です. はい, あ 今はねだ着きました.
はい --- ? 迎えの方が? スミマセン,あの -- 空巷到着出口に女性--
はい, 紺のジャケット, はい--
かんじ : 紺のジャケット---
リカ: カンチ! ナガオカンチ!
リカ: カンチ
かんじ: は,はい,
リカ: ナガオカンチ!
かんじ: ながお 俺です
リカ: カンチくん?
かんず: はい, あ, いいえ.ながおかんじです.
リカ: あ,. いるんなら早く言ってよ.---事業部の赤名リカです.
荷物それだけ?
かんじ: はい
リカ: 倉庫行って商品の積こみしなきゃいけないの 付き合って
男 : 以上です
かんじ: あの, 終わりました..
リカ: ありかどう,行こっか?
かんじ: はい--
リカ: どした?
元氣ないな, 聲に
かんじ: そうですか?
リカ: 1)八月三十一日の小學生 みたい,
なんか東京にヤなことでもあるの?
かんじ: -- ヤなことつ--か, ちょっと不安なのかな.
リカ: どうして?
かんじ: それは, やっば不安ですよ,
えひめから一人出てきて,東京で何があるかわからないし
リカ: そんなの,何があるかわからないから,元氣出るんじゃない.
かんじ: そ-ゆ-ものなのかな
リカ: 大丈夫,笑って笑って
今この時の爲に, 今までの色んなことがあったんだってそんな冬に
思えるように
だから, バッジをつけて
かんじ: バッジ?
リカ: その日その日の思い出を,ピカピカのバッジにして,
胸に沾って步いてく
ね?
かんじ: はあ--
リカ: 元氣?
かんじ:もう, 2) 一學期の終業式の小學生 みたいに
リカ: うん, 行こっ
かんじ: はい..
タイトル MUSIC..
TOKYO LOVE STORY PART1-2...
リカ: ウチの營業, キツイよ..
和賀: 來たか.
かんじ: あ, はい, よろしくお願いします.
わが: お袋さんからミカン屆いたよ.お禮言っといてくれ
かんじ: はい
わが: これが最初の一枚だ
かんじ: え?
わが: サラリ-マンの辭令ってのは四枚あるんだよ. 會社に入る時,
偉くなる時,トバされる時,辭める時
かんじ: あ
음..
わが: 淋しいもんだ.ウチの渡邊だ
かんじ: よろしくお願いします.
のぼる: よろしく.
わが: ま,わからないことがあったら,こいつに聞け,
敎えられえた逆のことをすればいい
のぼる: あ, ヒドイ
わが:氣合い入れてけよ.
かんじ: はい
リカ: じゃ,またね
のぼる: あいつと知り合いなの?
かんじ: さっき, ちょっと
のぼる: あんまし關わんね-方がいいぞ, あの女と
かんじ: どうして?
のぼる: そのうちわかるよ
女 : はい, もしもし
みかみ: 勝手に出るなよな
女 : 誰よ, おんなんでしょ?!
みかみ: はい, ---------- よぉ, かんじか
かんじ: 今日こっち着いたから---何だよ,いま電話に出たのは
みかみ: ネコだよ
かんじ: おまえうちのネコは電話に出るのか--明日,
三上も來るよな,同窓會
みかみ: ああ
かんじ: ---あ,あのさ,あいつも來るのかな?
みかみ: 誰?
かんじ: だから, 安西とか-----あと,關口とか..
みかみ: あぁ, 關口ね, 來るんじゃにかな?
かんじ: おまえらこっちで逢ったりてるんだろ?
みかみ: いや -- あいつ,俺のこと嫌ってるからな
かんじ: そんなことないだろ, 昔っからの友達なんだから
みかみ: あいつは友達じゃない.
かんじ: 何だよ.
みかみ: 女..
かんじ: ふ--ん,そんなもんなのかな
女: みかみ..
みかみ: ま, いいさ, そんなことは --- あぁ, じゃ明日な..
わが: 赤名, おまえ春のキャンペ-ンの擔當だったよな?
リカ: はい
わが: うちの新戰力に事業の仕事をオオマカ敎えてやってくれないか?
リカ: はい, よろしくね, カンチ
かんじ: カンチ? あの俺の名前はカンチじゃなくて完治なんだけど.
リカ: でも,私の小學校の同級生にも田村完治ってゆ--子がいたけど
その子がみんなからカンチって呼ばれてたよ.
--------------------------- PART 1-2 END
TOKYO PART PART 1-3
幼稚園
さとみ: 板ばかりの長い長い廊下の突き當たりにあった,使ってない敎室
ときこ: うん
さとみ: そこが私たちの內緖の溜まり場
大人なんだけど弟みたいな三上くんと,
子供なんだけどお兄さんみたいなながおくんと,
それから私, いつも三人一緖だった
ときこ: どっちが好きだったの
さとに: 二人が仲良く話してるのを見てるのが好きだつた
ときこ: ふ--ん..
さとみ: 三人で學校サボって海見に行ったこともあった--
なかおくんが海はいいななんて本氣で感動してるの.
でもみかみくんは防波堤に腰掛けてず--っと俯きっ防し--
私, みかみくんの踵を踏んだ足元を見ながら思ってた,
ずっとこのままでいたいなって
ときこ: 五年振りに逢うんだ, 二人と
さとみ: ながおくんとは安心して逢えるかな.
ときこ: みかみくんとは逢いたくない?
さとみ: 逢いたい.
營業部..
わが: 赤名, おまえ春のキャンペ-ンの擔當だったよな?
リカ: はい
わが: うちの新戰力に事業の仕事をオオマカ敎えてやってくれないか?
リカ: はい よろしくね, カンチ
かんじ: カンチ? あの俺の名前はカンチじゃなくて完治なんだけど.
リカ: でも,私の小學校の同級生にも田村完治ってゆ--子がいたけど
リカ: それでね, リサ-チの結果とかも後で敎えるけど.
かんじ: あのさ
リカ: でも, 春と夏じゃ扱う製品も全然遠うし, この資料は
あんまし役に立たないかもしんないけど
かんじ: あのさ
リカ: ん? 何, どっか判らない所でもあった?
かんじ: いや, そうじゃなくて ---
メシ食ってる時くらいは仕事の話やめない?
リカ: え?
かんじ: 俺が何にも知らないからかもしれないんだけど,
何かこ-ゆ-のってセカセカ
焦ってるだけで逆に時間の無馱遣いしてるような
-- あ, いや, 違うか ごめん
참고 : 無馱(むだ)
リカ: うぅん..
かんじ: え?
リカ: カンチの言う通り, 私もそう思う
そう思うんだけど, ついつい忙しくて
こ-ゆ-のに慣れちゃうんだよね.
うん, そうだよ, そう, カンチの言う通りだ
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