寅:(空き巣を狙う泥棒を縛り上げる)畜生、ふてえ野郎だ。おばちゃん、灯リつける。この野郎!こすっからい面をしてやがる。
泥棒:イテテ、もう良いじゃないですか、無抵抗なのにそんなにひっぱたくのは卑怯ですよ。
寅:何を...
泥棒:あいたア
博:兄いさんもうその辺で、オイ...あんたは本当に泥棒か。
泥棒:は、はい
寅:何がはいだ、この野郎とぼけやがって。
竜造:オイ寅、早く警察を呼んじゃえよ。
つね:その方がいいよ。
泥棒:ちょっと待ってくれ、お願いです勘弁して下さい、ごめんなさい、もう二度としません。本当です。出来心なんですよ、警察だけは勘弁してください、病気の女房と子供が二人持ってるんですよ、
寅:いい加減にしろこの野郎、そんな見え透いた嘘に騙される俺達だと思ったら大間違いだぞ、この野郎奴、しっかり押さえていろ今俺が110番に電話するから...博、110番てのは何番だっけ?
博:110です
寅:よし
博:ちょっと、お兄さん!
寅:何だ。
博:警察に届ける以上、僕達がここにいる事分かってしまいます、それは覚悟してくださいよ。
寅:え?、、、、あ!
つね:そんなこともうどうでもいいから早く。
竜造:そうだよ、そうだよ
寅:いや!そうはいかねえ。。。そうか、まずいなそういつは。畜生。。。手前もなんだ選りに選ってこんな時に泥棒に入りやがったんだこの間抜奴!
泥棒:あいた!もういいでしょう何もしてないのにそんなにひっぱたく事はないじゃないですか。
寅:手前は泥棒なのに如何してそんな生意気いうんだ!(首を絞める)
泥棒:人殺し!(寅の指に噛み付く)
寅:痛いっ、噛んだ噛んだ。。。
博:兄さん!。。。ね、もうこうなったら何もかもあきらめて警察に届けましょう。
寅:届けましょう?それじゃ何か今までの苦心が水の泡じゃねえか。
竜造:寅さんよ、こりゃ長続きしないよ、俺あもうクッタクただよ。
寅:そうかいそれじゃあおいチャンは町内の笑いものにされてもいいってのか。
竜造:もうあきらめたァ
つね:そうだよ、博さん早く110番を呼びなよ
寅:待てよ、待ってて言ってるんだろう!待てって言ってるんじゃねえかこの野郎!
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