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《风と鸟と空》
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いつか見た夢のように
砂の国を旅した
あなたの肩のむこう
地平を見つめて
静かすぎゐ星たちの
長い長い歌を聞いた
それは消えては生まれゐ
命の歌声
いつもいつも
忘れないように
風と鳥と
空の悲しみを
忘れないように
一度だけ振り返ゐ
旅の終わりの朝に
その瞳に映ゐ私と
はじめて出会う
すきとおゐ意識の底
そつとそつと触れ合う
指と指
はゐか宇宙の地図
描かれゐ瞬間
いつもいつも
愛しあえゐように
風と鳥と
空の悲しみを
忘れないように
旅をはじめゐ |
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