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面接をモノにする!とっておきの法則
転職のステップの中で、一番のハイライトは「面接」です。
志望先を決め、書類を作成し、書類選考合格後、いよいよ面接。。。を迎えたとき、さてどのように対処すべきか、事前に準備といっても何をしてよいやらわからない、その場でも緊張のあまり十分にアピールできず結局は不合格となってしまった、という経験は多くの方が持っているのではないでしょうか。
そこで、5回にわたって、「面接をモノにする!とっておきの法則」をご紹介します。
面接をモノにする!とっておきの法則---その1:第一印象で8割決まる
数回の面接で、その人の人物、経験、全てを見抜き採用を決める。これは、採用側にとっても非常にリスクの高い、かつ、緊張する場面です。短時間で全てを判断するために、面接官はどんな点に注目しているのでしょうか?
中途採用で、最も重視されるのが「ヒューマンスキル」「ビジネススキル」等のいわゆる社会人としての成熟性です。これは、数回、数時間の面接で判断するにはあまりにも幅広い奥の深い面でもあるのですが、実は、多くの企業の採用担当は、人物性は、第一印象でほとんど判明すると言っています。
人材紹介会社対象に行われた東京ガス都市生活研究所の調査によると、面接では最初の3分間で人物面、意欲などが判断されるという結果がでています。
さらに言えば、
入室時から第一声までに第一印象が決まる→47.7%
自己紹介からはじめの質問への応対までに第一印象が決まる---28.1%
数回のやりとり以降で第一印象が決まる---24.2%と、入室時からはじめの質問までの数分間で、第一印象が決まると回答した紹介会社が80%もあるのです。上記の調査によると、第一印象で判断される事柄は、「人柄」、「常識度」、「意欲」、「合否」、「頭の良さ」が上位を占めています。また、第一印象を左右するポイントは、「表情」、「視線」、「話し方」、「聞き方」、「話の内容」、「姿勢」を挙げています。これらを踏まえて、「面接時の第一印象アップ作戦」をまとめてみました。
◇ 身だしなみを整えること。キーワードは「清潔感」--- 髪型、服装、爪、足元は要チェックです。鏡を見て何度も確認しましょう。
◇ 表情は豊かに。リラックスかつ適度な緊張感 --- 人前で緊張するのは当たり前ですが、その緊張をコントロールできるかどうかも、重要なビジネススキルとみなされます。
◇ 相手をまっすぐ見る --- 斜め上方、下方、を見つめて話をする人が多いです。相手の目を穏やかに見て自信をもって話しましょう。
◇ はっきりとした口調で、明快に話す --- 小さ過ぎる声、あいまいな話し方、堂々巡りな話し方はマイナスです。特に日本人にありがちな失敗は、謙遜し過ぎること。素直に自己アピールすることを心がけて。
◇ 相手の話しを最後まで聞き、ストライクな回答を --- 面接官は、意図を持って質問しています。すなわち、期待する回答があるのです。それは回答内容というよりもその回答の仕方、底にある考え方です。それを意識していれば、的はずれな回答は避けられます。
◇ 背筋を伸ばして、姿勢を正して座る --- 自分ではまっすぐ座っているつもりでも、斜めにかしいでいたり、背中が丸くなっている方がいます。面接前に、周りの人にも確認してもらいましょう。
第一印象の大切さをしっかり認識して、日頃から上記のことに注意していれば、自然と身につくものです。是非、意識して取り組んでください。 |
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