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[原创]老妖の小論文集二

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发表于 2004-4-22 23:00:00 | 显示全部楼层 |阅读模式

子供と自然[/ALIGN][/COLOR]



  主にサルを話題にして書かれた「子供と自然」の中でサルの行動パタンと団体の姿を見ながら、比喩的に人間の原始性を考えた。サルの出産・育児のやり方を手本にして現在我々人間の育児のやり方を問い直した。人間はサルよりはるかに進化したものであるが、たくさん似ているところもある。われわれ人間は何千年の文化を作って今の物質に溢れる社会を築き上げてきた。おかげで人々の生活は便利になったし、医療技術の発展によって人間はさまざま難病を克服してきた。その一方、いろいろの問題も表れてきた。子供の虐待やいじめ問題や過保護などますます深刻になってきた。しかしサルの世界には人間社会のような複雑な関係がない、すべて自然のままである。
 この本に一番感心した部分はなぜ親が生んだばかりの子供を虐待する解説である。動物の世界は、一般に食う食われる関係で成り立っている。よく例に引かれるように、草食獣の鹿が異常に増殖せず、ほぼ一定数を保って安定している。なぜかというと狼や虎のような肉食動物が存在しているからである。動物たちは食うことと食われることの関係によって均衡が保たれ、維持されている。しかし、サルは木登りが上手で天敵がほとんどいない、人口がどんどん増える恐れがある。サル群は一定の数を超えると、大変なことになる。居場所と食料源が問題になるからである。サルは人口抑制するために取った方策が、一回の出産数は一子にする、出産間隔を長くする、生理的早産をする、成長速度を遅くするといったことなのである。このような方策はサルたちが打ち合わせて出した結論ではなく、長い年月を経て、自然に出来上がった適応形態なのである。その点、人間は別格である。同じ霊長類であるが人間だけは生理的に出産を抑制することができない。それに交尾期がなく、姿意的にいつでも性を交えることが可能であるから、無制限に妊娠する。これは霊長類として異常な性質である。出産間隔調整の制御機構が壊れてしまったのである。そのために、間引きや新生児圧殺といった残虐な行為をするようになった。現代医療技術の発展によっていろいろな避妊法が開発されてきた、人間特有の間引き行為が封じられた。それに、今の時代に家計に困って子供を口減らしの犠牲にする家庭がないと思う。しかし、社会からの圧力に圧迫されて親にストレスがたまる。一日必死に働いてやっとうちに帰ってゆったりしようと思ったら子供がぎゃぎゃとうるさく泣いている。つい我慢できず手を出してしまった。家計に代わってストレスに苦しんでの「間引き」ではなかろうか。私の国では日本ほど生活のテンポが速くないため、精神的なストレスが少ない。小さい時よく親に打たれたけど決して八つ当たりではなかった。適当の体罰によって正しい教育をしてくれたと思う。
 本の中にこのようなことも述べた。日本猿八頭をひとつのグループにした。彼らは全部幼児期に母親から隔離されていた。このグループで赤ん坊が生まれた。誰よりも驚いたのは、若い母猿である。突如として体内からべっとりと濡れ、胎盤引きずった小さな生き物が出てきた。母猿はこわごわと手に持ち、少しなめた。どうしようもなかった。びっくりしたのは母猿だけではない。他の七頭も突然出現した赤ん坊に好奇の目を輝かせ、のぞいたり、触ったりした。そのうち一頭の猿が赤ん坊の足を持って、引きずりまわした。母猿は取り戻そうとしない。そしてみんなでおもちゃにして引っ張りまわしたので、ついに赤ん坊は死んでしまった。同じサルで二年目の出産には、母猿は赤ん坊を抱き、何とか育てようとしたが失敗した。三年目にようやく正常に育てることができた。この事実から分かるように小さいときから母親に接せずに育てられた母猿は自分の子供をうまく育てることができない。母親との接触がどういうものかを実感したことがないからである。これは極端の例である。人間の場合はどうであろう。昔出産は家の中で産婆さんによって扱われ、子供たちは育児の仕方を日常的に見、また子守りさせられて育児の経験を身につけた。しかし、現在の出産はほとんど病院でなされ、しかも一人っ子の場合が多いから、子育てについて具体的な観察や経験を持たない。悪循環で育児の仕方がどんどん忘れられていく。子供は小さいときから母の手で育てられなくなってきた。大人になったら人に対して冷たくのもおかしくない。
 私もそのような人間ではないであろうか。小さいときから幸せな家庭に恵まれず、父一人で育てられたものである。私は人と付き合うとき、冷たく接するつもりがないのに人に冷たく感じられる。相手の目からわかるからである。対照となったのは彼女である。彼女の家庭は三世代でうらやましいほど温かい家庭に育った人である。彼女のほうは私よりずっと明るいし友達に囲まれている。彼女を見て自分もがんばって友達を作って明るい性格を築き上げたいけど、なかなかうまくできない。やはり子供時代から受けた傷が簡単に治らないである。
 人間は三歳までは一番重要だといわれている。性格と人格が出来上がる時期である。子供は鏡のようにそのまま親の教育法を写す。愛された子供しか愛することを知らない、よく責められた子供は責めの仕方しか覚えない、虐待された子供はよくいじめをする、等等。私たちは冷たい世間を批判する前にもう一度全社会を築く一つ一つの家庭を見直す必要がある。[/SIZE]


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