希望亲们喜欢哦~
HAPPY NEW YEAR!!!
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遙かなる時空の中で 舞一夜
Cast:
元宮あかね : 川上とも子
源 頼久 : 三木眞一郎
森村天真 : 関 智一
イノリ : 高橋直純
流山詩紋 : 宮田幸季
藤原鷹通 : 中原 茂
橘 友雅 : 井上和彦
永泉 : 保志総一朗
安倍泰明 : 石田 彰
木工寮頭 : 中 博史
イノリの師匠 : 室園丈裕
木緑丸(子供時代): 平田宏美
子供たち : 武田 華 宮川美保
切れずの杉 : たてかべ和也
木緑丸 : 杉田智和
多 季史 : 櫻井孝宏
アクラム : 置鮎龍太郎
頼久:そこまでか。
天真:まだまだ。
詩紋:天真先輩、頼久さん、皆集まりましたよ。
頼久:分かった。よし、これまでだな。
天真:隙あり!
頼久:あまい
天真:あ、あ。ちぇ~
友雅:っで、どうなったんだい、鷹通。
鷹通:はい、先日、陰陽師安倍晴明殿、泰明殿によって、舞殿後の地鎮祭は滞りなく行われました。
泰明:問題ない。
茜:いよいよ、新しい舞殿が立つんですね。
鷹通:はい。
永泉:完成はいつ頃になるのでしょう。
鷹通:半月後の予定です。このところ天気もよいので、順調に進むのではないでしょうか。
祈り:天気がいいっつか、やばいくらい暑いよな。
天真:本当に暑いよな~おい、泰明、お前暑くないのかよ。
泰明:問題ない。
天真:マジで?へ、羨ましい。
友雅:しかし、この暑い中、剣の稽古に勤しむとは、天真も頼久も精が出るね。
頼久:稽古は毎日の日課なのです。
天真:そう。体を動かないと、いざって時、動けないからな。
鷹通:落成の暁は、神子殿もぜひいらっしてください。
茜:はい。ありがとうございます。あの場所に新しい舞殿が立つ。あの人が最良をまたあの場所に。
季史:茜、私の舞を見てくれ。
茜:あの場所に新しい舞殿が。
鷹通:以前、泰明殿やがお話したんですが,今回の造営の責任者はまだとし若い職人なのです。
友雅:お、あの旋毛曲がりの木工寮頭が見込んだというのは、将来頭と目される、逸材なのだろうね。
鷹通:はい、とても仕事に熱心な男なので、材一本一本にも、大変な拘りを見せているとか。名前は確か、そう、木绿丸。
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遙かなる時空の中で 舞一夜~常緑~
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木工寮頭:此度こそ、燃えない舞殿を建てたい。
木緑丸:はい。
木工寮頭:木绿丸、此度の造営、お前が取りち切れ。
木緑丸:頭!
木工寮頭:お前には才能がある。職人たちを束で新しい舞殿を建てるのだ。
木緑丸:そんな大役。俺よりもっと腕がよくて、経験もある職人がいくらでもいるじゃないですか。
木工寮頭:そんなことは分かっている。私はお前を選んだのだ。
木緑丸:頭。
木工寮頭:お前ならできる。二度と燃えない舞殿を建てるのだ。百年,いや,千年のちのように残る舞殿を。
木緑丸:千年のちのように残る舞殿。その役目、引き受けました。二度と燃えない舞殿、この木绿丸が、必ずや立てて見せましょう。
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天真:おい。
詩紋:すごいよ、頼久さん、柴割り上手ですね。きれいに二つに割れてる。
頼久:いや、褒められよほどのものではない。
詩紋:ううん、すごいですよ。
天真:おい、ちょっと俺にもやらせろ。
頼久:うん。
天真:へいへい。そう~れ。うりゃ。
詩紋:あ、天真先輩も上手。
天真:ふふん。軽いぜこんなの。おい、詩紋,お前もやってみるか。
詩紋:え?僕?
天真:試しにさ。ほら。
詩紋:あ、で。斧っておもいだね。
頼久:無理はするな。
祈り:詩紋は箸より重いもの、持ったことないじゃねの。
詩紋:そんなことないよ。ぼくだって。え!
天真:おおおお
祈り:あ~力の入れところが違うんだよ。ほら、斧はこうやってもつんだ
詩紋:あ、ありがとう。祈り君。頑張るよ。
天真:無理するんな
詩紋:うん。それ!あ
祈り:やったな、詩紋
詩紋:うん、ありがとう。
天真:よし、じゃ、今度は俺がやる。そ~れ、うりゃ!
祈り:さっき鷹通がいってた木绿丸ってやつさ、俺、知ってるんだ。時時お師匠の所に鋸とか鉈とか、注文に来るんだよ。
頼久:祈りの師匠とほど人に、注文に来るということは、かなり道具にも拘りのある職人なのだな。
祈り:あ。腕の立つ職人は道具を選ぶ。確かにまだ若いのに腕がいいって評判だ。だけど、あの木绿丸ってのはちょっと変わったやつだぜ。
詩紋:変わってるって、どういうふうに?
祈り:人じゃないんだ。
天真:は?あ~おい、何だよそれ。外しちまったじゃないか。
祈り:いや、でも、本当なんだって。
頼久:あ、あの木绿丸か。
祈り:な、頼久も知ってるだろう。
頼久:そうか、あのときの。確かにその話なら、聞いたことがある。
詩紋:何、教えて。
天真:話せよ。
祈り:まあ、俺が生まれる前、今から20年ぐらい前の話だ。東山に切れずの杉って大木がある。
天真:切れずの杉?
祈り:あ。もうどのぐらい生きているか分からないぐらい、でっかい木で、東山の守り神だって、皆大事にてる。
詩紋:護身木ぐらいの大木かな。
祈り:そうだな。だから、けして切ってはいけないって言われる。きろうとしても斧の刃は折れるし、燃やそうとしても絶対に燃えないんだって。
天真:へ~
祈り:っで、20年前、さっき話しに出た木工寮の頭が材木探しに東山にはいたんだ。
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木工寮頭:あ、すっかり遅くなったな。暗くなる前に山を下りないと。
(子供の笑い声)
木工寮頭:子供の声。一体どこから。あ、切れずの杉まで来てしまったのか。あ、なぜあのような高い枝に子供が。よいか、そこを動くな。今行くぞ。
さ、こちらにおいで、もう大丈夫だ。お前一人か。親はどうした。
(切れずの杉の声)
木工寮頭:まさか、切れずの杉の?このような幼子、このままここに一人置いて帰るわけにはいくまい。お前、私の子になるか。
子供:はは。
木工寮頭:よし、分かった。切れずの杉よ、心配はいらぬ、この子は私が立派に育てる。
(切れずの杉の声)
木工寮頭:緑溢れる木に育てられた子、今日からお前の名は木绿丸だ。さ、木绿丸、うちへ帰ろ。
(子供の笑い声)
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祈り:頭が木绿丸を見つかった時、三つぐらいにあるらしいんだが。言葉も喋らなかったんだって。
天真:何だよそれ。
詩紋:木绿丸さんは切れずの杉の子供ってこと?
天真:そんなわけね~だろ。
頼久:しかし、確かにそういう噂が流れた。
祈り:かしらにはこどもがいなかったから、木绿丸を大事に育てたんだけど、木绿丸は切れずの杉を恋しがって、しょっちゅう家を抜き出して一人で東山に帰っちまったらしい。
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木工寮頭:木绿丸、下りなさい。
木绿丸:いやだ。
木工寮頭:うちへ帰ろう
木绿丸:帰らない。俺はここで切れずの杉と一緒に暮らすんだ。
木工寮頭:何を言うんだ。そんなことできるわけないだろう。
木绿丸:どうして?皆言ってるよ。俺は杉の子供だって。人間じゃない。化け物だって。
木工寮頭:木绿丸
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祈り:頭が厳しく仕込んだおかげで、木绿丸は腕のいい職人になった。そのうち陰口をたたくやつもいなくなったってわけだ。
詩紋:不思議な話だね。
頼久:あくまで噂話だ
天真:さでっと、こんだけありゃ、当分柴割しなくてっもいいだろう。
頼久:あ、そうだな。
祈り:じゃ、俺はちょっとお師匠のところ顔出してくる。
詩紋:あ、祈り君、僕も行っていいかな。しばらくお師匠さんに会っていないし。
祈り:あ、お師匠も喜ぶぜ。
詩紋:じゃ、天真先輩、濑久さん、いってきます。
頼久:あ
天真:気をつけてな。
なあ、濑久
頼久:うん
天真:今、度茜を連れて切れずの杉に行ってみないか。
頼久:神子殿も一緒に?
天真:あ、いかに東の札の手懸りがありそうだろう。
頼久:確かに何か得られるかも知れんな。
天真:それに、茜も山登りでもすれば、ちょっとは気が晴れるじゃないかなっと思って。
頼久:天真
天真:お前だって気づいたんだろ。茜が例の多季史の一軒から、なんとなく元気がないって。
頼久:あ
天真:ま、茜の気持ちを考えれば当たり前なんだけど。あいつのさびしそうな顔を見るのを俺もきつい
頼久:しかし、今はただ黙って見守るしかないだろう。神子殿のお心の傷が癒えるまで。
天真:そりゃ分かってんだけどさ。確かに肝心な多季史がいなくなったから、文句言うわけにもいかねし。お前の言うどうり、黙って見守るしかねよな。
頼久:大人になったな、天真。
天真:何だよそれ、親父くさいぞ、頼久。
頼久:よし、行こう東山に、神子殿とともに
師匠:すまんな、詩紋殿。掃除などさせて。
詩紋:いいえ、好きでやってるので、気にしないでください。
師匠:助かるよ。一休みするとしよう。祈り、水を一杯くれ。
祈り:はい、お師匠。
木緑丸:失礼します。
祈り:あ
師匠:木緑丸、久しぶりだな。
詩紋:このひとが木緑丸さん。
師匠:うん。あ
祈り:あ、こいつ俺の仲間で、詩紋って言うんだ。こんな髪の色だけど、鬼じゃないからな。
木緑丸:そうか。
詩紋:こ、こんにちは。
木緑丸:この間頼んでいた鋸と鉈は仕上がっているだろうか。
師匠:あ、祈り、お渡ししなさい。
祈り:はい。これだよ、木緑丸。
木緑丸:うん、さすが見事なできまいだ。
師匠:お前が初めて仕切る仕事だ。下手なものを渡すわけには行かないだろう。
木緑丸:ありがたい。ついでといっちゃうなんだが,もうひとつ仕事を頼みたい。
師匠:何だ。
木緑丸:どんな硬い木でも切れる斧がほしい。
師匠:木緑丸、まさかお前。
木緑丸:師匠は鬼きりの太刀という名刀を打ったと聞く。それならば、どんな木でも切れる斧も打てるはず。
師匠:お前、切れずの杉を切るつもりなのか。
祈り、詩紋:え?
師匠:木緑丸
木緑丸:斧のこと、よろしく頼む。
[ 本帖最后由 抹茶兔 于 2007-1-6 11:01 编辑 ] |