「誠心誠意の」は英語ではコーディアル。日興コーディアルグループの社名は、そこから来ているという。同時に、コード(きずな)の意味も込められている。「誠心誠意のきずな」という看板とはかけはなれた、不正な決算が発覚して、大きく揺れている。
“诚心诚意的”一词英语是cordial。据说日兴CORDIAL GROUP这个社名,便来源于此。它同时还是包含有规则(纽带)之意。与“诚心诚意的纽带”这个名称相去太远,该公司被发现有不正当的经济决算,人们对其信任发生了巨大的动摇。
利益の水増しは、組織ぐるみとみられている。不正にかかわった元役員らの責任は極めて重い。日興が今後提出する決算の訂正報告書などを東京証券取引所が審査し、日興の株式を上場廃止にするかどうかを判断する。1918年、大正7年に産声(うぶごえ)をあげ、来年が創業90年となる大手証券会社は、重大な岐路に立たされた。
人们认为,利益虚夸,是组织性行为。与不正当行为密切相关的原干事们责任极为重大。东京证券交易所将审查日兴今后提出的决算修正报告书,并且判断是否停止日兴股票上市。1918年,大正7年,日兴成立,明年便创立满90周年的这家大型证券公司,却陷入重大歧路。
昭和30年代の初めごろの流行語に「マネービル」があった。「ボデービル」からヒントを得て宣伝文句にしたと、日興の社史にある。「体をたくましくつくる」の連想から、証券貯蓄による財産づくりの代名詞のようになり全国に広まった。
昭和30年代初有个词汇叫“创造财富”。日兴的社史中记载,这是由“强壮体魄”得到启示的宣传语。从“强壮体魄”的联想中,这个由证券储蓄而产生的财富积累的代名词传遍了全国。
「一、二、三、四マネービル/思い立ったら今すぐに/始めましょうよお父さん/ニコニコニッコーマネービル」。この「マネービルの歌」を作詞したのは、日興証券の企画部だったという。世間に強く訴えかける言葉を選び出す力があったらしい。
“一、二、三、四创造财富/如果想到,立即行动/开始吧,爸爸哟/微笑着创造财富”。据说这首“挣钱之歌”是由日兴证券的规划部创作的。所选歌词具有向世人们召唤的无穷力量。
もう一つ、業界でよく知られた日興発の一句がある。「銀行よさようなら、証券よこんにちは」。これも30年代の作で、証券ブームを象徴する言葉となった。
日兴还有一句在业界中广为人知的语录“别了银行,证券你好”。这也是30年代的作品,它成为象征证券高潮的一句名言。
当時、銀行に向けた言葉が、今は日興自身に向けられているのかも知れない。体質をコーディアルにきたえ直さないと、さようならの日が来ないともかぎらない。
当时,对银行所说的那句话,或许现在要转对日兴而言了。如果不诚心诚意地重新转化机制,与日兴说再见的日子怕也会到来吧。
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