外交文書によりますと、アメリカの情報機関は50年の国慶節の際、天安門で建国1周年を祝う毛沢東主席などを迫撃砲を使って暗殺することを計画していたということです。この計画には日本人男性も深く関与しており、天安門の見取り図を作ったうえで攻撃目標を設定したとしています。
この日本人について、文書は「もともと日本のスパイで46年にアメリカの情報員になった」と伝えています。暗殺計画は未然に発覚し、中国当局に逮捕されたこの日本人とやはり計画に関わったイタリア人が51年に銃殺刑となっています。
毛沢東主席の暗殺計画についてはかつて中国メディアが伝えたことがありますが、今回の文書公開でその経緯が確認されたことになります。 |