主文の念を押す形
・まずは+[書面にて/書中にて/書中をもって]+お知らせ/ご通知/ご連絡/ご報告/ご照会/ご依頼/お願い/ご返事/ご回答/ご挨拶/お礼/お詫び+申し上げます
・まずは/とりあえず/とり急ぎ/まずはとり急ぎ+お知らせ/ご通知/ご連絡/ご報告/ご照会/ご依頼/お願い/ご返事/ご回答/ご挨拶/お礼+まで/[まで]申し上げます
・まずは/とりあえず/とり急ぎ/まずはとり急ぎ+用件のみにて失礼いたします
・まずは/とりあえず/とり急ぎ/まずはとり急ぎ+お礼かたがたご挨拶/ご返事かたがたお願い/お詫びかたがたお願い/お詫びかたがたご連絡+まで/[まで]申し上げます
回答を求める形
・それでは、ご多忙のところ恐縮ですがご返事を+お待ち申し上げます
・では、ご返事をお待ち申し上げます
・右、/以上、+[折り返し]+ご回答くださいますようお願い申し上げます
・誠に勝手なお願いで恐縮ですがxx月xx日までにお返事を+くださいますよう/いただけますよう/いただきますよう/いただきたく+お願い申し上げます
了承を求める形
・何とぞ+このような/かような+事情をご賢察のうえ、+今回の値上げ/貴意に添えませんこと+をご了承くださいますよう、[伏して]+お願い申し上げます
相手の健康を祈る挨拶
・それではなお一層のご健勝をお祈り申し上げます
・酷暑/酷寒+の折から、皆様のご自愛をお祈り申し上げます
今後の愛顧をお願いする挨拶
・では、こんごとも+[何とぞ]+よろしくお願い申し上げます
・それでは、+今後も/今後とも引き続き+[倍旧の]+ご愛顧/ご用命/ご厚情+を+ください/賜わり+ますよう+[謹んで]+お願い申し上げます
・それでは、今後ともよろしく+ご指導/ご鞭撻/ご支援+くださいますようお願い申し上げます
末文は冒頭の挨拶や主文との関係を考慮する必要があるため変幻自在です。上にあげた式ではとても表現しきれません。慣れないうちは文例に準じて冒険しないことです。面白いことに回答を求める形で挙げた「右、」は横書きの場合でも「以上」の意味で使われます。縦書き文章での右に書いてあるという意味が、「これまでに書き記した」という意味に転化したためかと思います。
以上でビジネスレターの形式の概略を解説しましたので、これからはストーリー性を多少持たせた展開でビジネスレターの例文を解説していきます。ストーリーは会社設立、売込み、見積り、納品、代金の決済、値引き交渉、クレームなどと展開する予定です。一つでも多くの例文を実際に使っていただけたらと思います。 |