盤錦(ばんきん、パンジン、Panjin、簡体字:盘锦、ピンイン:pánjǐn)は中華人民共和国の遼寧省に属する都市(地級市)。遼東半島と遼西回廊の間の、渤海が一番奥まった遼東湾に面した都市である。中国第三の油田・遼河油田を擁し、曙光採油廠、興隆台採油廠、高升採油廠など多くの油田や石油精製工場がある。面積は4,071平方km、人口は124.3万人。
瀋陽(しんよう、シェンヤン、簡体字:沈阳市、Shěnyáng)は、中華人民共和国遼寧省の省都。旧称は奉天(ほうてん)。中国東北部(旧満州)の主要都市の一つ。市の名前の由来は、市内を流れる渾河の古名・瀋河の北に位置することから。国家歴史文化名城に指定される観光都市でもある。経済的重要性から省クラスの自主権をもつ副省級市にも指定されている。
撫順(ぶじゅん、簡体字:抚顺、ピンイン表記:Fǔshùn、英語表記はFushun)は、中華人民共和国の遼寧省北部にある地級市の一つ。省都・瀋陽からおよそ45km離れたところにある衛星都市である。かつての炭鉱都市で、市内には渓谷のように巨大な露天掘り炭鉱が口を開けている。
人口は2,260,290人(2001年調査・市の公式サイトによる)。漢民族が4分の3ほどを占め、残りは満族や朝鮮族、回族などとなっており、特に満族が多い。渾河に沿って伸びる市街地は南北と東を山に囲まれた平野にあり、市域の西側に偏っている。市域の東側は吉林省からつながる山地となっており森林が多い。大陸性気候であり年平均気温は6.6度。石炭使用などによる大気汚染が少なからずある。
鞍山(あんざん、ピンイン:Ānshān)は中華人民共和国の遼寧省中央部にある地級市である。古くから鉄が産出されることが知られており、現在は中国でも最大の製鉄所があり、「鋼都(鉄の都)」の異名を持つ。
市の人口は344.2万人。うち、市区の人口は173.7万人である。(2006年現在の鞍山市公式サイトによる)また満族、回族などの少数民族が数十万人含まれている。 |